TORQUEトーク

カテゴリ 投稿内容
TORQUEココが好き! 好きなところ・おすすめポイント
My TORQUE, My Life 何気ない日常・雑談
おすすめアクセ/グッズ おすすめのアクセサリー・グッズ
おすすめアプリ/サービス お使いのアプリ・サービス
TORQUEがんばれ! TORQUEやコミュニティへのご意見・要望
ミニ企画 小さな企画を気軽に立ち上げてください!

コミュニティガイドラインを守って楽しみましょう!ご投稿の内容は、TORQUE STYLEや公式SNS、京セラHP等で活用させていただく場合があります。
ご質問や相談は、みんなに相談しようがおすすめです♪

ユーザー画像 バッジ画像

愛用していました、トレランに使用していましたサッカー⚽️ストッキング!! アディダスです!レアルマドリードモデルです! コレ優れ物で、土踏まず、アキレス腱のホールド機能があって、折り返し部をたくし上げると膝の保護も出来ます! 左が約2年近く頑張って捨てる方、右が、来週から使用します! ありがとう!!そして、一緒に頑張りましょう!よろしく!

愛用していました、トレランに使用していましたサッカー⚽️ストッキング!! アディダスです!レアルマドリードモデルです! コレ優れ物で、土踏まず、アキレス腱のホールド機能があって、折り返し部をたくし上げると膝の保護も出来ます! 左が約2年近く頑張って捨てる方、右が、来週から使用します! ありがとう!!そして、一緒に頑張りましょう!よろしく!

コメント 12 12
ノリ
| 2025/01/04 | おすすめアクセ・グッズ

愛用していました、トレランに使用していましたサッカー⚽️ストッキング!! アディダスです!レアルマドリードモデルです! コレ優れ物で、土踏まず、アキレス腱のホールド機能があって、折り返し部をたくし上げると膝の保護も出来ます! 左が約2年近く頑張って捨てる方、右が、来週から使用します! ありがとう!!そして、一緒に頑張りましょう!よろしく!

ユーザー画像 バッジ画像
ノリ
| 2025/01/04 | おすすめアクセ・グッズ
ユーザー画像

現在開発中の第六世代戦闘機のシステム運用にも関係しますけど、未来の戦場では無人戦闘機(戦闘用飛行ドローン)が戦力の主流になるのかも知れませんね。 【米軍、ステルス無人戦闘航空機「XQ-58A Valkyrie」を統合部隊テストで配備した】……情報元サイト『DRONE』 https://www.drone.jp/news/20241028010022101745.html#google_vignette 日本を含めた先進諸国は少子高齢化の影響で、将来的には人員不足に陥る可能性が非常に高いのが現実です。 自国を守る防衛戦力を維持するには、少ない人員を有効活用すると同時に無人機の導入が必要不可欠なのかも知れません。 将来的には現役世代の人口が激減する日本の少子高齢化、自衛隊でも同じように無人機を主流にする必要があるのかも知れませんね。 実際、ウクライナの戦争でも無人機(ドローン)が大活躍しているという現実もありますから。

現在開発中の第六世代戦闘機のシステム運用にも関係しますけど、未来の戦場では無人戦闘機(戦闘用飛行ドローン)が戦力の主流になるのかも知れませんね。 【米軍、ステルス無人戦闘航空機「XQ-58A Valkyrie」を統合部隊テストで配備した】……情報元サイト『DRONE』 https://www.drone.jp/news/20241028010022101745.html#google_vignette 日本を含めた先進諸国は少子高齢化の影響で、将来的には人員不足に陥る可能性が非常に高いのが現実です。 自国を守る防衛戦力を維持するには、少ない人員を有効活用すると同時に無人機の導入が必要不可欠なのかも知れません。 将来的には現役世代の人口が激減する日本の少子高齢化、自衛隊でも同じように無人機を主流にする必要があるのかも知れませんね。 実際、ウクライナの戦争でも無人機(ドローン)が大活躍しているという現実もありますから。

コメント 2 12
マンボウ バッジ画像
| 2025/01/27 | My TORQUE, My Life

現在開発中の第六世代戦闘機のシステム運用にも関係しますけど、未来の戦場では無人戦闘機(戦闘用飛行ドローン)が戦力の主流になるのかも知れませんね。 【米軍、ステルス無人戦闘航空機「XQ-58A Valkyrie」を統合部隊テストで配備した】……情報元サイト『DRONE』 https://www.drone.jp/news/20241028010022101745.html#google_vignette 日本を含めた先進諸国は少子高齢化の影響で、将来的には人員不足に陥る可能性が非常に高いのが現実です。 自国を守る防衛戦力を維持するには、少ない人員を有効活用すると同時に無人機の導入が必要不可欠なのかも知れません。 将来的には現役世代の人口が激減する日本の少子高齢化、自衛隊でも同じように無人機を主流にする必要があるのかも知れませんね。 実際、ウクライナの戦争でも無人機(ドローン)が大活躍しているという現実もありますから。

ユーザー画像
マンボウ バッジ画像
| 2025/01/27 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

防衛省(海上自衛隊)では現行のイージス艦は艦隊防空用にまわして、弾道ミサイル防衛用の専用大型イージス艦を別枠で建造する事にしたみたいです。 その弾道ミサイル防衛用大型イージス艦に搭載される新型の高性能イージスシステム用レーダーが日本への納入が開始されました。 【ついに初納入!海自「空前の巨大戦闘艦」のための“新型レーダー”どれだけスゴイ? アメリカの製造現場に初潜入してきた!】……情報元サイト『(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース』 https://news.yahoo.co.jp/articles/6aab478d36291f247776cd08be4c82238fd0af69?page=1 中国や北朝鮮・ロシアの弾道ミサイルの射程圏内に国土がある日本にとっては今回建造される二隻の弾道ミサイル防衛用の高性能イージス艦は心強いですね。 最初に建造されたこんごう型イージス艦はそろそろ代艦の建造が必要な時期に来てますし、他のイージス艦も性能的にアップデートが必要だと思います。 レーダー本体はそのままでソフトウェアのアップデートだけで性能を向上出来るというのは、コストパフォーマンスが高くて良いですね~ 将来的に建造されるこんごう型の代艦や、既存のイージス艦のレーダーを換装して探知能力の向上するためにも、この新型レーダーを大量導入して欲しいですよ。

防衛省(海上自衛隊)では現行のイージス艦は艦隊防空用にまわして、弾道ミサイル防衛用の専用大型イージス艦を別枠で建造する事にしたみたいです。 その弾道ミサイル防衛用大型イージス艦に搭載される新型の高性能イージスシステム用レーダーが日本への納入が開始されました。 【ついに初納入!海自「空前の巨大戦闘艦」のための“新型レーダー”どれだけスゴイ? アメリカの製造現場に初潜入してきた!】……情報元サイト『(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース』 https://news.yahoo.co.jp/articles/6aab478d36291f247776cd08be4c82238fd0af69?page=1 中国や北朝鮮・ロシアの弾道ミサイルの射程圏内に国土がある日本にとっては今回建造される二隻の弾道ミサイル防衛用の高性能イージス艦は心強いですね。 最初に建造されたこんごう型イージス艦はそろそろ代艦の建造が必要な時期に来てますし、他のイージス艦も性能的にアップデートが必要だと思います。 レーダー本体はそのままでソフトウェアのアップデートだけで性能を向上出来るというのは、コストパフォーマンスが高くて良いですね~ 将来的に建造されるこんごう型の代艦や、既存のイージス艦のレーダーを換装して探知能力の向上するためにも、この新型レーダーを大量導入して欲しいですよ。

コメント 3 12
マンボウ バッジ画像
| 2025/02/14 | My TORQUE, My Life

防衛省(海上自衛隊)では現行のイージス艦は艦隊防空用にまわして、弾道ミサイル防衛用の専用大型イージス艦を別枠で建造する事にしたみたいです。 その弾道ミサイル防衛用大型イージス艦に搭載される新型の高性能イージスシステム用レーダーが日本への納入が開始されました。 【ついに初納入!海自「空前の巨大戦闘艦」のための“新型レーダー”どれだけスゴイ? アメリカの製造現場に初潜入してきた!】……情報元サイト『(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース』 https://news.yahoo.co.jp/articles/6aab478d36291f247776cd08be4c82238fd0af69?page=1 中国や北朝鮮・ロシアの弾道ミサイルの射程圏内に国土がある日本にとっては今回建造される二隻の弾道ミサイル防衛用の高性能イージス艦は心強いですね。 最初に建造されたこんごう型イージス艦はそろそろ代艦の建造が必要な時期に来てますし、他のイージス艦も性能的にアップデートが必要だと思います。 レーダー本体はそのままでソフトウェアのアップデートだけで性能を向上出来るというのは、コストパフォーマンスが高くて良いですね~ 将来的に建造されるこんごう型の代艦や、既存のイージス艦のレーダーを換装して探知能力の向上するためにも、この新型レーダーを大量導入して欲しいですよ。

ユーザー画像
マンボウ バッジ画像
| 2025/02/14 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

2024年のミュージックビデオを表彰するMTV VMAJにて乃木坂46の歩道橋が最優秀ポップビデオ賞を受賞いたしました。 Nogi公式 https://www.nogizaka46.com/s/n46/news/detail/100835 3/19横アリでの各種賞授賞式の模様は3/30初回放送です。 https://www2.mtvjapan.com/music/programs/202503-102 歩道橋https://www.youtube.com/watch?v=nRPmGxSqYpw

2024年のミュージックビデオを表彰するMTV VMAJにて乃木坂46の歩道橋が最優秀ポップビデオ賞を受賞いたしました。 Nogi公式 https://www.nogizaka46.com/s/n46/news/detail/100835 3/19横アリでの各種賞授賞式の模様は3/30初回放送です。 https://www2.mtvjapan.com/music/programs/202503-102 歩道橋https://www.youtube.com/watch?v=nRPmGxSqYpw

コメント 10 12
gaṇeśa śama
| 2025/03/26 | おすすめアプリ・サービス

2024年のミュージックビデオを表彰するMTV VMAJにて乃木坂46の歩道橋が最優秀ポップビデオ賞を受賞いたしました。 Nogi公式 https://www.nogizaka46.com/s/n46/news/detail/100835 3/19横アリでの各種賞授賞式の模様は3/30初回放送です。 https://www2.mtvjapan.com/music/programs/202503-102 歩道橋https://www.youtube.com/watch?v=nRPmGxSqYpw

ユーザー画像
gaṇeśa śama
| 2025/03/26 | おすすめアプリ・サービス
ユーザー画像

相棒とのプチ散歩から帰宅したら走行距離がピッタリ60,000kmでした。☺️ エンジンはまだまだ元気です。☺️ NCと同型のエンジンなのでまだまだ走れそうです。☺️☺️☺️

相棒とのプチ散歩から帰宅したら走行距離がピッタリ60,000kmでした。☺️ エンジンはまだまだ元気です。☺️ NCと同型のエンジンなのでまだまだ走れそうです。☺️☺️☺️

コメント 2 12
ドラえもん
| 2025/03/31 | My TORQUE, My Life

相棒とのプチ散歩から帰宅したら走行距離がピッタリ60,000kmでした。☺️ エンジンはまだまだ元気です。☺️ NCと同型のエンジンなのでまだまだ走れそうです。☺️☺️☺️

ユーザー画像
ドラえもん
| 2025/03/31 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像 バッジ画像

ペット可物件を探すのに、大変でした。不動産会社とかガス会社のボヤキなど、書き込みましたが。一匹から三匹が、だいたいのアパートや一戸建て住宅のOKですよのラインなんで。今、ウチには13匹居ます。なかなか賃貸で、多頭飼いをOKしてくれる不動産会社や管理会社はありません。一戸建てを建てるか、空き家を探して持ち主と相談するか、中古住宅を購入するか。どちらにしても時間とお金が必要です。今回の引っ越しは期限を決められていて、引っ越し費用と初回の家賃は、大家が出してくれると言うことなので急ぎで決めました。猫の保護活動を続ける為には、仕方ない選択でした。たまに(笑)ボヤキとつぶやきを、ココですると思います。その時は、宜しくお願い致します🙇

ペット可物件を探すのに、大変でした。不動産会社とかガス会社のボヤキなど、書き込みましたが。一匹から三匹が、だいたいのアパートや一戸建て住宅のOKですよのラインなんで。今、ウチには13匹居ます。なかなか賃貸で、多頭飼いをOKしてくれる不動産会社や管理会社はありません。一戸建てを建てるか、空き家を探して持ち主と相談するか、中古住宅を購入するか。どちらにしても時間とお金が必要です。今回の引っ越しは期限を決められていて、引っ越し費用と初回の家賃は、大家が出してくれると言うことなので急ぎで決めました。猫の保護活動を続ける為には、仕方ない選択でした。たまに(笑)ボヤキとつぶやきを、ココですると思います。その時は、宜しくお願い致します🙇

コメント 4 12
XZ−1 バッジ画像
| 10/07 | My TORQUE, My Life

ペット可物件を探すのに、大変でした。不動産会社とかガス会社のボヤキなど、書き込みましたが。一匹から三匹が、だいたいのアパートや一戸建て住宅のOKですよのラインなんで。今、ウチには13匹居ます。なかなか賃貸で、多頭飼いをOKしてくれる不動産会社や管理会社はありません。一戸建てを建てるか、空き家を探して持ち主と相談するか、中古住宅を購入するか。どちらにしても時間とお金が必要です。今回の引っ越しは期限を決められていて、引っ越し費用と初回の家賃は、大家が出してくれると言うことなので急ぎで決めました。猫の保護活動を続ける為には、仕方ない選択でした。たまに(笑)ボヤキとつぶやきを、ココですると思います。その時は、宜しくお願い致します🙇

ユーザー画像 バッジ画像
XZ−1 バッジ画像
| 10/07 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

キャンペーン条件が応募でしたので

キャンペーン条件が応募でしたので

コメント 0 12
takakazukota
| 10/09 | TORQUEがんばれ!

キャンペーン条件が応募でしたので

ユーザー画像
takakazukota
| 10/09 | TORQUEがんばれ!
ユーザー画像

現機種がくたびれてきたので新機種なるべく早めにお願いします

現機種がくたびれてきたので新機種なるべく早めにお願いします

コメント 0 12
ヤイバ
| 10/10 | TORQUEがんばれ!

現機種がくたびれてきたので新機種なるべく早めにお願いします

ユーザー画像
ヤイバ
| 10/10 | TORQUEがんばれ!
ユーザー画像

ハイビスカスが咲きました

ハイビスカスが咲きました

コメント 2 12
どんちゃん
| 10/10 | TORQUEがんばれ!

ハイビスカスが咲きました

ユーザー画像
どんちゃん
| 10/10 | TORQUEがんばれ!
ユーザー画像

【「業界の人手不足」 市役所新庁舎建設、一括発注に参加事業者なし】情報元サイト『Yahooニュース』 『以下コピペ』 大阪府岸和田市の新庁舎建設で、設計から施工まで一括発注する「公募型プロポーザル」の参加事業者がなく、プロポーザルを中止にしたことについて5日、市議会の庁舎建設特別委員会で、事業者へのヒアリングの結果が報告された。不参加の背景に業界の人手不足がある、などとしている。  庁舎の老朽化で、市は市立福祉総合センター横に新庁舎を建設する計画を進めている。事業費は158億円で、9月に参加事業者を募ったが申し込みはなかった。原因を探るため、市は事業に関心を示していた8社にヒアリングをした。  この日の委員会では、業界全体の人手不足や工事単価が上がって今の事業費では厳しい、といった声が紹介された。活況を呈する民間事業を優先したり、首都圏の大型再開発に人員を向けたりしている、設計から施工までの一括発注は参加しづらい、などの意見もあった。  今回の中止で、2031年度中としている新庁舎の供用開始は遅れる見込み。委員会後に藤浪秀樹副市長は「一括発注にこだわらず、早急に検討を進めていく」と話した。  新庁舎整備の「公募型プロポーザル方式」による事業者選定では、23年度にも、参加を表明した業者が、資材高騰などを理由に辞退している。(西江拓矢) 『コピペ終わり』 岸和田市も財政難でゼネコンに魅力を感じさせるアピールが出来なかったのかも知れませんね。 昨今の建設業界は物価高騰による材料価格の高騰だけでなく、作業員の高齢化&少子化で建設に必要な人員の確保や利益の確保に苦労しているようです。 岸和田市の新庁舎建設計画もこれが理由で頓挫、今後の対応がどうなるのか心配ですね。 経営に苦しんでいる中小企業数社にチームを組んでもらって……これも難しそうだな〜(汗)

【「業界の人手不足」 市役所新庁舎建設、一括発注に参加事業者なし】情報元サイト『Yahooニュース』 『以下コピペ』 大阪府岸和田市の新庁舎建設で、設計から施工まで一括発注する「公募型プロポーザル」の参加事業者がなく、プロポーザルを中止にしたことについて5日、市議会の庁舎建設特別委員会で、事業者へのヒアリングの結果が報告された。不参加の背景に業界の人手不足がある、などとしている。  庁舎の老朽化で、市は市立福祉総合センター横に新庁舎を建設する計画を進めている。事業費は158億円で、9月に参加事業者を募ったが申し込みはなかった。原因を探るため、市は事業に関心を示していた8社にヒアリングをした。  この日の委員会では、業界全体の人手不足や工事単価が上がって今の事業費では厳しい、といった声が紹介された。活況を呈する民間事業を優先したり、首都圏の大型再開発に人員を向けたりしている、設計から施工までの一括発注は参加しづらい、などの意見もあった。  今回の中止で、2031年度中としている新庁舎の供用開始は遅れる見込み。委員会後に藤浪秀樹副市長は「一括発注にこだわらず、早急に検討を進めていく」と話した。  新庁舎整備の「公募型プロポーザル方式」による事業者選定では、23年度にも、参加を表明した業者が、資材高騰などを理由に辞退している。(西江拓矢) 『コピペ終わり』 岸和田市も財政難でゼネコンに魅力を感じさせるアピールが出来なかったのかも知れませんね。 昨今の建設業界は物価高騰による材料価格の高騰だけでなく、作業員の高齢化&少子化で建設に必要な人員の確保や利益の確保に苦労しているようです。 岸和田市の新庁舎建設計画もこれが理由で頓挫、今後の対応がどうなるのか心配ですね。 経営に苦しんでいる中小企業数社にチームを組んでもらって……これも難しそうだな〜(汗)

コメント 0 12
マンボウ バッジ画像
| 11/08 | My TORQUE, My Life

【「業界の人手不足」 市役所新庁舎建設、一括発注に参加事業者なし】情報元サイト『Yahooニュース』 『以下コピペ』 大阪府岸和田市の新庁舎建設で、設計から施工まで一括発注する「公募型プロポーザル」の参加事業者がなく、プロポーザルを中止にしたことについて5日、市議会の庁舎建設特別委員会で、事業者へのヒアリングの結果が報告された。不参加の背景に業界の人手不足がある、などとしている。  庁舎の老朽化で、市は市立福祉総合センター横に新庁舎を建設する計画を進めている。事業費は158億円で、9月に参加事業者を募ったが申し込みはなかった。原因を探るため、市は事業に関心を示していた8社にヒアリングをした。  この日の委員会では、業界全体の人手不足や工事単価が上がって今の事業費では厳しい、といった声が紹介された。活況を呈する民間事業を優先したり、首都圏の大型再開発に人員を向けたりしている、設計から施工までの一括発注は参加しづらい、などの意見もあった。  今回の中止で、2031年度中としている新庁舎の供用開始は遅れる見込み。委員会後に藤浪秀樹副市長は「一括発注にこだわらず、早急に検討を進めていく」と話した。  新庁舎整備の「公募型プロポーザル方式」による事業者選定では、23年度にも、参加を表明した業者が、資材高騰などを理由に辞退している。(西江拓矢) 『コピペ終わり』 岸和田市も財政難でゼネコンに魅力を感じさせるアピールが出来なかったのかも知れませんね。 昨今の建設業界は物価高騰による材料価格の高騰だけでなく、作業員の高齢化&少子化で建設に必要な人員の確保や利益の確保に苦労しているようです。 岸和田市の新庁舎建設計画もこれが理由で頓挫、今後の対応がどうなるのか心配ですね。 経営に苦しんでいる中小企業数社にチームを組んでもらって……これも難しそうだな〜(汗)

ユーザー画像
マンボウ バッジ画像
| 11/08 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

沖縄平和委、空自に要望「血税の浪費」「ブルーインパルスの展示飛行は中止せよ」 【情報元……SNS『X』】 https://x.com/sharenewsjapan1/status/1988189817147216053 ブルーインパルスの展示飛行は沢山の人々に愛されていて、海外での飛行を通して日本の立場を上げる国際貢献をしているのですけどね(苦笑) 沖縄平和委は県民の血税を吸い上げて活動しているから、この発言は完全にブーメランですよwww こういう自衛隊違憲論者達って、災害時に自衛官のお世話になりながら『もっと速く来い!!』とか『対応が遅すぎる!!』なんて文句を言うバカ野郎達です。 普段は自衛隊違憲論を掲げながら、いざという時には自衛隊のお世話になる、主義主張がめちゃくちゃですよね?

沖縄平和委、空自に要望「血税の浪費」「ブルーインパルスの展示飛行は中止せよ」 【情報元……SNS『X』】 https://x.com/sharenewsjapan1/status/1988189817147216053 ブルーインパルスの展示飛行は沢山の人々に愛されていて、海外での飛行を通して日本の立場を上げる国際貢献をしているのですけどね(苦笑) 沖縄平和委は県民の血税を吸い上げて活動しているから、この発言は完全にブーメランですよwww こういう自衛隊違憲論者達って、災害時に自衛官のお世話になりながら『もっと速く来い!!』とか『対応が遅すぎる!!』なんて文句を言うバカ野郎達です。 普段は自衛隊違憲論を掲げながら、いざという時には自衛隊のお世話になる、主義主張がめちゃくちゃですよね?

コメント 0 12
マンボウ バッジ画像
| 11/13 | My TORQUE, My Life

沖縄平和委、空自に要望「血税の浪費」「ブルーインパルスの展示飛行は中止せよ」 【情報元……SNS『X』】 https://x.com/sharenewsjapan1/status/1988189817147216053 ブルーインパルスの展示飛行は沢山の人々に愛されていて、海外での飛行を通して日本の立場を上げる国際貢献をしているのですけどね(苦笑) 沖縄平和委は県民の血税を吸い上げて活動しているから、この発言は完全にブーメランですよwww こういう自衛隊違憲論者達って、災害時に自衛官のお世話になりながら『もっと速く来い!!』とか『対応が遅すぎる!!』なんて文句を言うバカ野郎達です。 普段は自衛隊違憲論を掲げながら、いざという時には自衛隊のお世話になる、主義主張がめちゃくちゃですよね?

ユーザー画像
マンボウ バッジ画像
| 11/13 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

少し古い情報ですが…… 『【閉店】11月16日「全店舗閉店」を発表』 情報元サイト……『いまトピランキング』 https://news.goo.ne.jp/iw/274283/%E3%80%90%E9%96%89%E5%BA%97%E3%80%9111%E6%9C%8816%E6%97%A5%E3%80%8C%E5%85%A8%E5%BA%97%E8%88%97%E9%96%89%E5%BA%97%E3%80%8D%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A1%A8 山梨県で42店舗を展開するクリーニング店の「オスカー」が4日、公式ホームページで突如閉店を発表しました。 普段利用する店の突然の閉店はかなり困ります、もう少し速く発表したら良かったのに…… 今後は他の店を探すしか無いのが、かなり困りますよね~

少し古い情報ですが…… 『【閉店】11月16日「全店舗閉店」を発表』 情報元サイト……『いまトピランキング』 https://news.goo.ne.jp/iw/274283/%E3%80%90%E9%96%89%E5%BA%97%E3%80%9111%E6%9C%8816%E6%97%A5%E3%80%8C%E5%85%A8%E5%BA%97%E8%88%97%E9%96%89%E5%BA%97%E3%80%8D%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A1%A8 山梨県で42店舗を展開するクリーニング店の「オスカー」が4日、公式ホームページで突如閉店を発表しました。 普段利用する店の突然の閉店はかなり困ります、もう少し速く発表したら良かったのに…… 今後は他の店を探すしか無いのが、かなり困りますよね~

コメント 0 12
マンボウ バッジ画像
| 11/19 | My TORQUE, My Life

少し古い情報ですが…… 『【閉店】11月16日「全店舗閉店」を発表』 情報元サイト……『いまトピランキング』 https://news.goo.ne.jp/iw/274283/%E3%80%90%E9%96%89%E5%BA%97%E3%80%9111%E6%9C%8816%E6%97%A5%E3%80%8C%E5%85%A8%E5%BA%97%E8%88%97%E9%96%89%E5%BA%97%E3%80%8D%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A1%A8 山梨県で42店舗を展開するクリーニング店の「オスカー」が4日、公式ホームページで突如閉店を発表しました。 普段利用する店の突然の閉店はかなり困ります、もう少し速く発表したら良かったのに…… 今後は他の店を探すしか無いのが、かなり困りますよね~

ユーザー画像
マンボウ バッジ画像
| 11/19 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

カイロス3号機のミッションネームとミッションマークが制定されましたよ〜。☺️ (着々と準備が進んでいる様ですね。☺️) 今度こそ打上げに成功して欲しいな〜。☺️ https://news.yahoo.co.jp/articles/d2cde7014087ad98079d400f662cd0d6ffcf1c33 ミッションネーム    「Rising Hope Star」 ミッションマーク

カイロス3号機のミッションネームとミッションマークが制定されましたよ〜。☺️ (着々と準備が進んでいる様ですね。☺️) 今度こそ打上げに成功して欲しいな〜。☺️ https://news.yahoo.co.jp/articles/d2cde7014087ad98079d400f662cd0d6ffcf1c33 ミッションネーム    「Rising Hope Star」 ミッションマーク

コメント 4 12
ドラえもん
| 11/27 | My TORQUE, My Life

カイロス3号機のミッションネームとミッションマークが制定されましたよ〜。☺️ (着々と準備が進んでいる様ですね。☺️) 今度こそ打上げに成功して欲しいな〜。☺️ https://news.yahoo.co.jp/articles/d2cde7014087ad98079d400f662cd0d6ffcf1c33 ミッションネーム    「Rising Hope Star」 ミッションマーク

ユーザー画像
ドラえもん
| 11/27 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

便利なカイロ類発見。。。☺️ https://www.jr-plus.co.jp/news/2025/11/000590/ ①Class 923 Dr. YELLOW巾着付き         リウォームエコカイロ ②充電式カイロ(歴代ドクターイエロー) ③N700S普通車座席モケット柄             ブランケット 鉄道ファンには嬉しいアイテムかな。☺️ ①は繰り返し何度も使える様ですよ。☺️ (使い終わって冷えたら湯せんすると。😳)

便利なカイロ類発見。。。☺️ https://www.jr-plus.co.jp/news/2025/11/000590/ ①Class 923 Dr. YELLOW巾着付き         リウォームエコカイロ ②充電式カイロ(歴代ドクターイエロー) ③N700S普通車座席モケット柄             ブランケット 鉄道ファンには嬉しいアイテムかな。☺️ ①は繰り返し何度も使える様ですよ。☺️ (使い終わって冷えたら湯せんすると。😳)

コメント 4 12
ドラえもん
| 12/02 | My TORQUE, My Life

便利なカイロ類発見。。。☺️ https://www.jr-plus.co.jp/news/2025/11/000590/ ①Class 923 Dr. YELLOW巾着付き         リウォームエコカイロ ②充電式カイロ(歴代ドクターイエロー) ③N700S普通車座席モケット柄             ブランケット 鉄道ファンには嬉しいアイテムかな。☺️ ①は繰り返し何度も使える様ですよ。☺️ (使い終わって冷えたら湯せんすると。😳)

ユーザー画像
ドラえもん
| 12/02 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

【Thank you Yuki】オラクルレッドブルF1より2026年のドライバーが発表されました。エースはマックスフェルスタッペン、そして噂どうりにアイザック・ハジャーが昇格しコンビを組みます。角田裕毅選手はレギュラードライバーから外れ開発ドライバー兼リザーブドライバーとなります。レッドブルF1公式 https://www.redbullracing.com/int-en/oracle-red-bull-racing-announce-2026-driver-line-up 最終戦アブダビGPは今週末金曜日からDAZNにてフジテレビNEXTにて配信されます。

【Thank you Yuki】オラクルレッドブルF1より2026年のドライバーが発表されました。エースはマックスフェルスタッペン、そして噂どうりにアイザック・ハジャーが昇格しコンビを組みます。角田裕毅選手はレギュラードライバーから外れ開発ドライバー兼リザーブドライバーとなります。レッドブルF1公式 https://www.redbullracing.com/int-en/oracle-red-bull-racing-announce-2026-driver-line-up 最終戦アブダビGPは今週末金曜日からDAZNにてフジテレビNEXTにて配信されます。

コメント 4 12
gaṇeśa śama
| 12/03 | おすすめアプリ・サービス

【Thank you Yuki】オラクルレッドブルF1より2026年のドライバーが発表されました。エースはマックスフェルスタッペン、そして噂どうりにアイザック・ハジャーが昇格しコンビを組みます。角田裕毅選手はレギュラードライバーから外れ開発ドライバー兼リザーブドライバーとなります。レッドブルF1公式 https://www.redbullracing.com/int-en/oracle-red-bull-racing-announce-2026-driver-line-up 最終戦アブダビGPは今週末金曜日からDAZNにてフジテレビNEXTにて配信されます。

ユーザー画像
gaṇeśa śama
| 12/03 | おすすめアプリ・サービス
ユーザー画像

高齢ドライバーが鉄道の路線内に車を誤侵入させて、列車との衝突事故を起こしたようです。 【78歳運転の車が“線路を暴走” 後ろから迫る特急列車 ついに追突】 情報元サイト……『ANNnewsCH【スーパーJチャンネル】(2025年12月1日) - YouTube』 https://m.youtube.com/watch?v=JTBNj14xxwM&pp=0gcJCR4Bo7VqN5tD 最近こういう事故が増えてますね、高齢ドライバーの認知力テストを厳格化して欲しいです。 私は十数年間車を運転していないペーパードライバーだから、免許の更新を止めて運転免許返納を検討中です。 今までは身分証明のために運転免許証を所有していましたが、今の私はマトモに運転出来るとは思えませんからね。 身分証明はマイナンバーカードに一本化して、免許証を返納した方が毎回の更新費用もいらなくなって良いかも知れません。

高齢ドライバーが鉄道の路線内に車を誤侵入させて、列車との衝突事故を起こしたようです。 【78歳運転の車が“線路を暴走” 後ろから迫る特急列車 ついに追突】 情報元サイト……『ANNnewsCH【スーパーJチャンネル】(2025年12月1日) - YouTube』 https://m.youtube.com/watch?v=JTBNj14xxwM&pp=0gcJCR4Bo7VqN5tD 最近こういう事故が増えてますね、高齢ドライバーの認知力テストを厳格化して欲しいです。 私は十数年間車を運転していないペーパードライバーだから、免許の更新を止めて運転免許返納を検討中です。 今までは身分証明のために運転免許証を所有していましたが、今の私はマトモに運転出来るとは思えませんからね。 身分証明はマイナンバーカードに一本化して、免許証を返納した方が毎回の更新費用もいらなくなって良いかも知れません。

コメント 0 12
マンボウ バッジ画像
| 12/03 | My TORQUE, My Life

高齢ドライバーが鉄道の路線内に車を誤侵入させて、列車との衝突事故を起こしたようです。 【78歳運転の車が“線路を暴走” 後ろから迫る特急列車 ついに追突】 情報元サイト……『ANNnewsCH【スーパーJチャンネル】(2025年12月1日) - YouTube』 https://m.youtube.com/watch?v=JTBNj14xxwM&pp=0gcJCR4Bo7VqN5tD 最近こういう事故が増えてますね、高齢ドライバーの認知力テストを厳格化して欲しいです。 私は十数年間車を運転していないペーパードライバーだから、免許の更新を止めて運転免許返納を検討中です。 今までは身分証明のために運転免許証を所有していましたが、今の私はマトモに運転出来るとは思えませんからね。 身分証明はマイナンバーカードに一本化して、免許証を返納した方が毎回の更新費用もいらなくなって良いかも知れません。

ユーザー画像
マンボウ バッジ画像
| 12/03 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

個人的に好きな曲 ①秋田県の御当地ヒーロー「超神ネイガー」のテーマソング 【「豪石!超神ネイガー ~見だがおめだぢ~」歌:水木一郎 】…… YouTube https://m.youtube.com/watch?v=bmtj6ncaX-Y ②ドラゴンボールに登場する「ギニュー特戦隊」のテーマソング 【参上!!ギニュー特戦隊!!】……YouTube https://m.youtube.com/watch?v=WAZ02GKolQQ ③ボーカロイド『IA』のデモソング、アニメ曲のカバー 【VOCALOID3 鳥の詩(Ver.IA) full 製品版デモ】……ニコニコ動画 https://sp.nicovideo.jp/watch/sm16719480 ④ボーカロイド『初音ミク』発売時に発表された初期のデモソングのフルバージョン 『【 初音ミク】星のカケラ 』……YouTube https://m.youtube.com/watch?v=95Y5XNlB9AA

個人的に好きな曲 ①秋田県の御当地ヒーロー「超神ネイガー」のテーマソング 【「豪石!超神ネイガー ~見だがおめだぢ~」歌:水木一郎 】…… YouTube https://m.youtube.com/watch?v=bmtj6ncaX-Y ②ドラゴンボールに登場する「ギニュー特戦隊」のテーマソング 【参上!!ギニュー特戦隊!!】……YouTube https://m.youtube.com/watch?v=WAZ02GKolQQ ③ボーカロイド『IA』のデモソング、アニメ曲のカバー 【VOCALOID3 鳥の詩(Ver.IA) full 製品版デモ】……ニコニコ動画 https://sp.nicovideo.jp/watch/sm16719480 ④ボーカロイド『初音ミク』発売時に発表された初期のデモソングのフルバージョン 『【 初音ミク】星のカケラ 』……YouTube https://m.youtube.com/watch?v=95Y5XNlB9AA

コメント 5 12
マンボウ バッジ画像
| 12/03 | My TORQUE, My Life

個人的に好きな曲 ①秋田県の御当地ヒーロー「超神ネイガー」のテーマソング 【「豪石!超神ネイガー ~見だがおめだぢ~」歌:水木一郎 】…… YouTube https://m.youtube.com/watch?v=bmtj6ncaX-Y ②ドラゴンボールに登場する「ギニュー特戦隊」のテーマソング 【参上!!ギニュー特戦隊!!】……YouTube https://m.youtube.com/watch?v=WAZ02GKolQQ ③ボーカロイド『IA』のデモソング、アニメ曲のカバー 【VOCALOID3 鳥の詩(Ver.IA) full 製品版デモ】……ニコニコ動画 https://sp.nicovideo.jp/watch/sm16719480 ④ボーカロイド『初音ミク』発売時に発表された初期のデモソングのフルバージョン 『【 初音ミク】星のカケラ 』……YouTube https://m.youtube.com/watch?v=95Y5XNlB9AA

ユーザー画像
マンボウ バッジ画像
| 12/03 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

今月7日に予定されていたH3ロケット8号機が打ち上げ延期になってしまいました。😭 原因は姿勢や速度を測る機器に不具合みたいですが、打上げ前に分かったのは良いけど残念です。😓 https://www.yomiuri.co.jp/science/20251203-GYT1T00284/ 「みちびき5号機」を突っ込んで打上げ予定だったので、失敗して高〜い花火にならずに次回に期待できるので不具合改善を期待したいです。☺️

今月7日に予定されていたH3ロケット8号機が打ち上げ延期になってしまいました。😭 原因は姿勢や速度を測る機器に不具合みたいですが、打上げ前に分かったのは良いけど残念です。😓 https://www.yomiuri.co.jp/science/20251203-GYT1T00284/ 「みちびき5号機」を突っ込んで打上げ予定だったので、失敗して高〜い花火にならずに次回に期待できるので不具合改善を期待したいです。☺️

コメント 5 12
ドラえもん
| 12/03 | My TORQUE, My Life

今月7日に予定されていたH3ロケット8号機が打ち上げ延期になってしまいました。😭 原因は姿勢や速度を測る機器に不具合みたいですが、打上げ前に分かったのは良いけど残念です。😓 https://www.yomiuri.co.jp/science/20251203-GYT1T00284/ 「みちびき5号機」を突っ込んで打上げ予定だったので、失敗して高〜い花火にならずに次回に期待できるので不具合改善を期待したいです。☺️

ユーザー画像
ドラえもん
| 12/03 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

【アルビレクス】新潟の新監督に船越優蔵氏が就任いたしました。 元アルビFWで元アルビアカデミー監督U-18~20日本代表監督でJクラブの監督は初です。記者会見https://www.youtube.com/watch?v=mUKJv1k7-JE

【アルビレクス】新潟の新監督に船越優蔵氏が就任いたしました。 元アルビFWで元アルビアカデミー監督U-18~20日本代表監督でJクラブの監督は初です。記者会見https://www.youtube.com/watch?v=mUKJv1k7-JE

コメント 3 12
gaṇeśa śama
| 12/09 | My TORQUE, My Life

【アルビレクス】新潟の新監督に船越優蔵氏が就任いたしました。 元アルビFWで元アルビアカデミー監督U-18~20日本代表監督でJクラブの監督は初です。記者会見https://www.youtube.com/watch?v=mUKJv1k7-JE

ユーザー画像
gaṇeśa śama
| 12/09 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

バッテリーを自分で交換できる。 汚れたら、水で洗える。 Qiで充電できる。 仕事中に落としてしまってもソフトケースに入れてるので、無傷でにやけてしまう。

バッテリーを自分で交換できる。 汚れたら、水で洗える。 Qiで充電できる。 仕事中に落としてしまってもソフトケースに入れてるので、無傷でにやけてしまう。

コメント 2 12
ワタナベ
| 03/24 | TORQUEココが好き!

バッテリーを自分で交換できる。 汚れたら、水で洗える。 Qiで充電できる。 仕事中に落としてしまってもソフトケースに入れてるので、無傷でにやけてしまう。

ユーザー画像
ワタナベ
| 03/24 | TORQUEココが好き!
ユーザー画像

飛行機内でノートPCのバッテリーが炎上したニュースが入ってきました。 G07が出たばかりだけど、次期モデルはリン酸鉄リチウムや半固体など、炎上しづらいバッテリーが採用されるといいですね。 現行モデルに、昔のG'zOneにあったような裏面カバーごと大型拡張バッテリーに換装出来るようなオプションで、容積が大きいけど燃えないバッテリーユニットが出れば良いかな。

飛行機内でノートPCのバッテリーが炎上したニュースが入ってきました。 G07が出たばかりだけど、次期モデルはリン酸鉄リチウムや半固体など、炎上しづらいバッテリーが採用されるといいですね。 現行モデルに、昔のG'zOneにあったような裏面カバーごと大型拡張バッテリーに換装出来るようなオプションで、容積が大きいけど燃えないバッテリーユニットが出れば良いかな。

コメント 2 12
reno
| 03/27 | TORQUEがんばれ!

飛行機内でノートPCのバッテリーが炎上したニュースが入ってきました。 G07が出たばかりだけど、次期モデルはリン酸鉄リチウムや半固体など、炎上しづらいバッテリーが採用されるといいですね。 現行モデルに、昔のG'zOneにあったような裏面カバーごと大型拡張バッテリーに換装出来るようなオプションで、容積が大きいけど燃えないバッテリーユニットが出れば良いかな。

ユーザー画像
reno
| 03/27 | TORQUEがんばれ!
ユーザー画像

温泉岩魚 ①前編画:mw_me  文:イワナその日の渓谷は、どこか様子がおかしかった。梅雨入り直前、ハルゼミが鳴く新緑の渓流。しかし、例年と比べ極端に水量が少なく、細まった流れは去年と全く違う渓相に見えた。そう言えば‥昨夜のニュースが、全国的な渇水とダムの貯水率低下を報じていた。入渓地点から二時間、二キロほど釣り上がってきたたが、釣れないどころか、イワナの影すら一度も見ていない。去年、あれほど釣れたイワナたちは、一体、何処へ行ってしまったのだろう?まさか、死に絶えてしまったとも思えないが‥そんな事を考えながら遡行を続けるうちに、ついに最終目標地点の明神滝に着いてしまった。高さ10mほどの直瀑で、恐らくイワナはこれ以上登れない「魚止め滝」‥自分が越えるにしても、クライミングの技術と装備が必要になる。加えて、単独登攀は危険過ぎた。つまり、この滝壷が本日最後のチャンスという訳だ。覚悟を決め、一投目のキャストに入ろうとした瞬間、異変に気付いた。「バシャンッ、バシャッ‥」滔々(とうとう)と落ちる滝の音とは、明らかに違う水音。音の方向へ目をやると、淵の近くの水溜まりで何かが跳ねている。近づいてみると‥かつて川底だった場所が渇水で露出し、川から外れた大きな水溜まりが出来ている。そこで大きな魚が跳ねているのだ。その巨大魚は、今まで見た事も無いような、大きな岩魚だった。目測でも、体長は70センチを超えてるだろう‥そいつが浅い水溜まりで、巨体を横たえながら必死にバタついているのだ。恐らくは、日本の岩魚の記録を塗り替えるくらいの大物だった‥つづく

温泉岩魚 ①前編画:mw_me  文:イワナその日の渓谷は、どこか様子がおかしかった。梅雨入り直前、ハルゼミが鳴く新緑の渓流。しかし、例年と比べ極端に水量が少なく、細まった流れは去年と全く違う渓相に見えた。そう言えば‥昨夜のニュースが、全国的な渇水とダムの貯水率低下を報じていた。入渓地点から二時間、二キロほど釣り上がってきたたが、釣れないどころか、イワナの影すら一度も見ていない。去年、あれほど釣れたイワナたちは、一体、何処へ行ってしまったのだろう?まさか、死に絶えてしまったとも思えないが‥そんな事を考えながら遡行を続けるうちに、ついに最終目標地点の明神滝に着いてしまった。高さ10mほどの直瀑で、恐らくイワナはこれ以上登れない「魚止め滝」‥自分が越えるにしても、クライミングの技術と装備が必要になる。加えて、単独登攀は危険過ぎた。つまり、この滝壷が本日最後のチャンスという訳だ。覚悟を決め、一投目のキャストに入ろうとした瞬間、異変に気付いた。「バシャンッ、バシャッ‥」滔々(とうとう)と落ちる滝の音とは、明らかに違う水音。音の方向へ目をやると、淵の近くの水溜まりで何かが跳ねている。近づいてみると‥かつて川底だった場所が渇水で露出し、川から外れた大きな水溜まりが出来ている。そこで大きな魚が跳ねているのだ。その巨大魚は、今まで見た事も無いような、大きな岩魚だった。目測でも、体長は70センチを超えてるだろう‥そいつが浅い水溜まりで、巨体を横たえながら必死にバタついているのだ。恐らくは、日本の岩魚の記録を塗り替えるくらいの大物だった‥つづく

コメント 4 12
イワナ
| 05/01 | ミニ企画

温泉岩魚 ①前編画:mw_me  文:イワナその日の渓谷は、どこか様子がおかしかった。梅雨入り直前、ハルゼミが鳴く新緑の渓流。しかし、例年と比べ極端に水量が少なく、細まった流れは去年と全く違う渓相に見えた。そう言えば‥昨夜のニュースが、全国的な渇水とダムの貯水率低下を報じていた。入渓地点から二時間、二キロほど釣り上がってきたたが、釣れないどころか、イワナの影すら一度も見ていない。去年、あれほど釣れたイワナたちは、一体、何処へ行ってしまったのだろう?まさか、死に絶えてしまったとも思えないが‥そんな事を考えながら遡行を続けるうちに、ついに最終目標地点の明神滝に着いてしまった。高さ10mほどの直瀑で、恐らくイワナはこれ以上登れない「魚止め滝」‥自分が越えるにしても、クライミングの技術と装備が必要になる。加えて、単独登攀は危険過ぎた。つまり、この滝壷が本日最後のチャンスという訳だ。覚悟を決め、一投目のキャストに入ろうとした瞬間、異変に気付いた。「バシャンッ、バシャッ‥」滔々(とうとう)と落ちる滝の音とは、明らかに違う水音。音の方向へ目をやると、淵の近くの水溜まりで何かが跳ねている。近づいてみると‥かつて川底だった場所が渇水で露出し、川から外れた大きな水溜まりが出来ている。そこで大きな魚が跳ねているのだ。その巨大魚は、今まで見た事も無いような、大きな岩魚だった。目測でも、体長は70センチを超えてるだろう‥そいつが浅い水溜まりで、巨体を横たえながら必死にバタついているのだ。恐らくは、日本の岩魚の記録を塗り替えるくらいの大物だった‥つづく

ユーザー画像
イワナ
| 05/01 | ミニ企画
ユーザー画像

温泉岩魚 ③後編画:mw_me  文:イワナ湯船に浸かったまま、どのくらい寝ていただろうか。背後で掛け湯の音がして、目が冷めた。少しのぼせたせいか軽い目眩を感じつつ、風呂に入って来た新客の方を見てみる。そこに居たのは、年の頃30くらいの綺麗な女性だった。長いであろう黒髪を束ね、身体にタオルを巻いている。彼女は「ごめんなさい。起こしてしまいました?」と言いながらタオルを平然と外し、隣の浴槽‥湧水を引いた水風呂に入って行く。自分が利用する限り、この露天風呂に若い女性が入って来たのは初めてだった。一応、混浴を謳ってはいるが、今まで利用客は男か婆様しか見た事がない。混乱する頭で「あの‥俺、向こう向いてますから!」と湯船の中で背を向けるのが精一杯だった。それっきり、気まずい沈黙が続く‥最初に話しを切り出したのは彼女の方だった。「今日は、イワナ釣れましたか?」なぜ、イワナ釣りと分かるのだろう?不審に思いつつ答えた。「あ、ハイ‥いえ、一匹も釣れてません。渇水で随分と水が少ないみたいで。」「遠くから、いらしたのでしょう?それでしたら‥3キロほど上流に明神滝と呼ばれる滝の淵があります。ここからは遠くて、釣り人もあまり訪れませんが、あそこなら多分‥」「実はそこまで行って来たんです‥でも‥結局は一匹も釣れませんでした。」なぜか、あの大岩魚と淵のイワナたちの事は人に話さない方が良い気がした。それからまた沈黙‥彼女はずっと冷水風呂に浸かったままだった。ふと、心配になり「水風呂は冷たいでしょう?どうぞこっちに入ってください。俺は見ませんから」と提案した。「いいえ、大丈夫。熱い湯は苦手なもので‥湧水がちょうど気持ちいい。」おかしな人だと思った‥        そして、今度はこっちが湯あたりで、目が回って来た‥限界だ。「すみません、ちょっと上がって涼みます。どうぞ、遠慮せず湯船に浸かってください」そう言うと、オレは背を向けたまま湯船を上がり、板敷の上に胡座をかいて座った。背後で彼女が水風呂から上がる音が聞こえる。温泉の湯船に移るのだろう‥ところが、彼女は湯船に入らず、濡れた裸足の足音がヒタヒタとこちらに近づいて来た。そして、彼女は俺の背後に座った。続いて身体を寄せて来た。背中に、冷たく吸い付くような肌の感触‥あまりの事にパニックに陥ったが、なぜか懐かしい感じがした。記憶にある感触と冷たさ。これは、アレだ‥アレ‥。湯あたりで上がっていた心拍数は、さらに急上昇し、景色が回り出した。それを察したのか、彼女はオレの身体をそっと横にして、柔らかい膝の上に頭を載せてくれた。薄れていく意識の中で、彼女はオレの顔に唇を寄せ‥確かにこう囁いた。「今日は助けてくれて、ありがとう」気が付くと、オレは全裸で仰向けに寝ていた。身体には彼女が巻いていたタオルが、掛けられている。彼女の姿は無く、辺りは暗くなりかけて弱い雨が降っていた。慌てて着替え、ヘッドランプを点けてすぐ上の林道に上ろうとした時‥背後の水量が増え始めた川で「バシャッ」と大きな魚が跳ねる音がした。振り向いて正体を確認する余裕も無く、オレは林道を急ぎ足で車へ向かった。午後8時過ぎ。帰りのハンドルを握る山道の中で、車のラジオを点けた。   ちょうど流れていた、ニュースの天気予報が報じていた。「本日、気象庁は梅雨入り宣言を発表しました‥梅雨前線が北上し、北関東地方では数日、まとまった雨が降る見込みです。」ふと、水量豊富な夏の渓谷を群れで泳ぐイワナたち、そして深い淵の底に潜む大岩魚の姿が脳裏に浮かんだ。あれから10年‥今では結婚して釣りを止め、小学生の子供もいる。でも、イワナと温泉の出来事は奥さんにも、誰にも話したことが無い。子供がもう少し育って、手が掛からなくなったら‥趣味の釣りを再開して、いつか、あの淵へ行こうと思っている。もちろん、奥さんには内緒で。おわり

温泉岩魚 ③後編画:mw_me  文:イワナ湯船に浸かったまま、どのくらい寝ていただろうか。背後で掛け湯の音がして、目が冷めた。少しのぼせたせいか軽い目眩を感じつつ、風呂に入って来た新客の方を見てみる。そこに居たのは、年の頃30くらいの綺麗な女性だった。長いであろう黒髪を束ね、身体にタオルを巻いている。彼女は「ごめんなさい。起こしてしまいました?」と言いながらタオルを平然と外し、隣の浴槽‥湧水を引いた水風呂に入って行く。自分が利用する限り、この露天風呂に若い女性が入って来たのは初めてだった。一応、混浴を謳ってはいるが、今まで利用客は男か婆様しか見た事がない。混乱する頭で「あの‥俺、向こう向いてますから!」と湯船の中で背を向けるのが精一杯だった。それっきり、気まずい沈黙が続く‥最初に話しを切り出したのは彼女の方だった。「今日は、イワナ釣れましたか?」なぜ、イワナ釣りと分かるのだろう?不審に思いつつ答えた。「あ、ハイ‥いえ、一匹も釣れてません。渇水で随分と水が少ないみたいで。」「遠くから、いらしたのでしょう?それでしたら‥3キロほど上流に明神滝と呼ばれる滝の淵があります。ここからは遠くて、釣り人もあまり訪れませんが、あそこなら多分‥」「実はそこまで行って来たんです‥でも‥結局は一匹も釣れませんでした。」なぜか、あの大岩魚と淵のイワナたちの事は人に話さない方が良い気がした。それからまた沈黙‥彼女はずっと冷水風呂に浸かったままだった。ふと、心配になり「水風呂は冷たいでしょう?どうぞこっちに入ってください。俺は見ませんから」と提案した。「いいえ、大丈夫。熱い湯は苦手なもので‥湧水がちょうど気持ちいい。」おかしな人だと思った‥        そして、今度はこっちが湯あたりで、目が回って来た‥限界だ。「すみません、ちょっと上がって涼みます。どうぞ、遠慮せず湯船に浸かってください」そう言うと、オレは背を向けたまま湯船を上がり、板敷の上に胡座をかいて座った。背後で彼女が水風呂から上がる音が聞こえる。温泉の湯船に移るのだろう‥ところが、彼女は湯船に入らず、濡れた裸足の足音がヒタヒタとこちらに近づいて来た。そして、彼女は俺の背後に座った。続いて身体を寄せて来た。背中に、冷たく吸い付くような肌の感触‥あまりの事にパニックに陥ったが、なぜか懐かしい感じがした。記憶にある感触と冷たさ。これは、アレだ‥アレ‥。湯あたりで上がっていた心拍数は、さらに急上昇し、景色が回り出した。それを察したのか、彼女はオレの身体をそっと横にして、柔らかい膝の上に頭を載せてくれた。薄れていく意識の中で、彼女はオレの顔に唇を寄せ‥確かにこう囁いた。「今日は助けてくれて、ありがとう」気が付くと、オレは全裸で仰向けに寝ていた。身体には彼女が巻いていたタオルが、掛けられている。彼女の姿は無く、辺りは暗くなりかけて弱い雨が降っていた。慌てて着替え、ヘッドランプを点けてすぐ上の林道に上ろうとした時‥背後の水量が増え始めた川で「バシャッ」と大きな魚が跳ねる音がした。振り向いて正体を確認する余裕も無く、オレは林道を急ぎ足で車へ向かった。午後8時過ぎ。帰りのハンドルを握る山道の中で、車のラジオを点けた。   ちょうど流れていた、ニュースの天気予報が報じていた。「本日、気象庁は梅雨入り宣言を発表しました‥梅雨前線が北上し、北関東地方では数日、まとまった雨が降る見込みです。」ふと、水量豊富な夏の渓谷を群れで泳ぐイワナたち、そして深い淵の底に潜む大岩魚の姿が脳裏に浮かんだ。あれから10年‥今では結婚して釣りを止め、小学生の子供もいる。でも、イワナと温泉の出来事は奥さんにも、誰にも話したことが無い。子供がもう少し育って、手が掛からなくなったら‥趣味の釣りを再開して、いつか、あの淵へ行こうと思っている。もちろん、奥さんには内緒で。おわり

コメント 38 12
イワナ
| 05/02 | ミニ企画

温泉岩魚 ③後編画:mw_me  文:イワナ湯船に浸かったまま、どのくらい寝ていただろうか。背後で掛け湯の音がして、目が冷めた。少しのぼせたせいか軽い目眩を感じつつ、風呂に入って来た新客の方を見てみる。そこに居たのは、年の頃30くらいの綺麗な女性だった。長いであろう黒髪を束ね、身体にタオルを巻いている。彼女は「ごめんなさい。起こしてしまいました?」と言いながらタオルを平然と外し、隣の浴槽‥湧水を引いた水風呂に入って行く。自分が利用する限り、この露天風呂に若い女性が入って来たのは初めてだった。一応、混浴を謳ってはいるが、今まで利用客は男か婆様しか見た事がない。混乱する頭で「あの‥俺、向こう向いてますから!」と湯船の中で背を向けるのが精一杯だった。それっきり、気まずい沈黙が続く‥最初に話しを切り出したのは彼女の方だった。「今日は、イワナ釣れましたか?」なぜ、イワナ釣りと分かるのだろう?不審に思いつつ答えた。「あ、ハイ‥いえ、一匹も釣れてません。渇水で随分と水が少ないみたいで。」「遠くから、いらしたのでしょう?それでしたら‥3キロほど上流に明神滝と呼ばれる滝の淵があります。ここからは遠くて、釣り人もあまり訪れませんが、あそこなら多分‥」「実はそこまで行って来たんです‥でも‥結局は一匹も釣れませんでした。」なぜか、あの大岩魚と淵のイワナたちの事は人に話さない方が良い気がした。それからまた沈黙‥彼女はずっと冷水風呂に浸かったままだった。ふと、心配になり「水風呂は冷たいでしょう?どうぞこっちに入ってください。俺は見ませんから」と提案した。「いいえ、大丈夫。熱い湯は苦手なもので‥湧水がちょうど気持ちいい。」おかしな人だと思った‥        そして、今度はこっちが湯あたりで、目が回って来た‥限界だ。「すみません、ちょっと上がって涼みます。どうぞ、遠慮せず湯船に浸かってください」そう言うと、オレは背を向けたまま湯船を上がり、板敷の上に胡座をかいて座った。背後で彼女が水風呂から上がる音が聞こえる。温泉の湯船に移るのだろう‥ところが、彼女は湯船に入らず、濡れた裸足の足音がヒタヒタとこちらに近づいて来た。そして、彼女は俺の背後に座った。続いて身体を寄せて来た。背中に、冷たく吸い付くような肌の感触‥あまりの事にパニックに陥ったが、なぜか懐かしい感じがした。記憶にある感触と冷たさ。これは、アレだ‥アレ‥。湯あたりで上がっていた心拍数は、さらに急上昇し、景色が回り出した。それを察したのか、彼女はオレの身体をそっと横にして、柔らかい膝の上に頭を載せてくれた。薄れていく意識の中で、彼女はオレの顔に唇を寄せ‥確かにこう囁いた。「今日は助けてくれて、ありがとう」気が付くと、オレは全裸で仰向けに寝ていた。身体には彼女が巻いていたタオルが、掛けられている。彼女の姿は無く、辺りは暗くなりかけて弱い雨が降っていた。慌てて着替え、ヘッドランプを点けてすぐ上の林道に上ろうとした時‥背後の水量が増え始めた川で「バシャッ」と大きな魚が跳ねる音がした。振り向いて正体を確認する余裕も無く、オレは林道を急ぎ足で車へ向かった。午後8時過ぎ。帰りのハンドルを握る山道の中で、車のラジオを点けた。   ちょうど流れていた、ニュースの天気予報が報じていた。「本日、気象庁は梅雨入り宣言を発表しました‥梅雨前線が北上し、北関東地方では数日、まとまった雨が降る見込みです。」ふと、水量豊富な夏の渓谷を群れで泳ぐイワナたち、そして深い淵の底に潜む大岩魚の姿が脳裏に浮かんだ。あれから10年‥今では結婚して釣りを止め、小学生の子供もいる。でも、イワナと温泉の出来事は奥さんにも、誰にも話したことが無い。子供がもう少し育って、手が掛からなくなったら‥趣味の釣りを再開して、いつか、あの淵へ行こうと思っている。もちろん、奥さんには内緒で。おわり

ユーザー画像
イワナ
| 05/02 | ミニ企画
ユーザー画像

「ここにいるよ」第49話~第56話  第49話昨日、初めて自然に呼べた。「彰」その響きがまだ胸に残っている。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。三男「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」三男「……っ」一瞬で顔が赤くなる。真帆(心の声)(……自然に言えた)胸が静かに温かくなる。教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!今“彰”って呼んだでしょ!!」真帆「なんで聞こえてるの!!」姫「“自然呼び”おめでとう」真帆「言うな!!」ゆかりは真帆の両手を掴んで揺らす。ゆかり「で!?どんな声で呼んだの!?どんな顔してた!?彰くん!!」真帆「揺らすな!!」姫「表情筋が“幸福度最大値”」真帆「測るな!!」ゆかり「真帆、もう完全に恋人の呼び方じゃん」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「“名前呼び”は距離の縮小を意味する」真帆「分析しないで!!」ゆかりは優しく笑う。ゆかり「でもさ、よかったよ。真帆、ずっと呼びたかったんでしょ?」真帆「……うん」その“うん”が、自分でも驚くほど自然だった。校門で三男が捕まる。ゆかり「彰くん!!」三男「……っ、なに」姫「“自然呼び”おめでとう」三男「なんで知ってるの」ゆかりは腕を組む。ゆかり「真帆、今日“彰”って呼んだよね?」三男「……うん」姫「反応速度が“幸福度最大値”」三男「やめて」ゆかりはニヤニヤしながら言う。ゆかり「で、どうだった?」三男「……嬉しかった」姫「声が震えている。照れ」三男「やめて」校門で真帆と三男が合流する。真帆「……彰」三男「……っ、うん」名前を呼ばれるたびに、三男の胸が跳ねるのがわかる。真帆「今日も一緒に帰ろ」三男「……うん」歩きながら、真帆はふと三男の袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」三男「……なに」真帆「名前で呼ぶの……好きだよ」三男「……っ」三男は立ち止まり、真帆の方を向く。三男「俺も……姉ちゃんに名前呼ばれるの、すごく嬉しい」その声は、昨日よりずっと深かった。夕暮れの公園。二人は並んで座る。真帆「彰」三男「うん」真帆「……手、つないでいい?」三男「……っ、うん」真帆がそっと手を伸ばす。三男の手が震える。真帆(心の声)(……名前を呼ぶだけで、こんなに距離が近くなるんだ)三男(心の声)(……姉ちゃんが“彰”って呼ぶたびに、胸が苦しくなるほど嬉しい)二人の影が重なる。家の近くまで来ても、手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……すごく幸せだった」三男「……俺も」真帆「これからも……呼ぶね」三男「……うん。何回でも呼んで」その“何回でも”が、胸の奥に深く落ちる。真帆(心の声)(……自然に呼べるようになったんだ)三男(心の声)(……姉ちゃんに名前呼ばれる未来がほしい)二人の距離は、またひとつ深まった。  第50話家の前で待っていると、真帆が小さく息を整えて歩いてきた。真帆「……おはよう、彰」三男「……っ」胸の奥が、一瞬で熱くなる。(……今、俺の名前を……)昨日より自然で、昨日より近い声。三男「……おはよう」声が震えたのが自分でもわかった。(嬉しい。嬉しいのに、苦しいくらいだ)歩きながら、真帆がふと袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」三男「……っ、なに」呼ばれるたびに、胸が跳ねる。(名前って……こんなに破壊力あるんだ)真帆は気づいていない。自分がどれだけ三男を揺らしているか。真帆「今日、帰り……一緒に帰ろうね」三男「……うん」その“うん”は、昨日よりずっと深かった。真帆(心の声)(……彰って呼ぶと、なんでこんなに胸が温かくなるんだろ)歩幅を合わせてくれる横顔が、昨日より近く見える。真帆「彰」三男「……うん」呼ぶたびに、三男の目が少し揺れる。(……もっと呼びたい)その気持ちが、静かに胸の奥で膨らんでいく。ゆかり「彰くん!!」三男「……っ、なに」姫「“自然呼び”継続おめでとう」三男「なんで知ってるの」ゆかりは腕を組む。ゆかり「真帆、今日も“彰”って呼んだでしょ?」三男「……うん」姫「反応速度が“幸福度最大値”」三男「やめて」ゆかり「で、どうなの?」三男「……嬉しい」姫「声が震えている」三男「やめて」校門で真帆が待っている。真帆「……彰」三男「……うん」名前を呼ばれるだけで、胸が苦しくなるほど嬉しい。真帆「今日ね……ずっと言いたかったんだ」三男「……なに」真帆は少しだけ顔を赤くして言う。真帆「彰の隣……もっと近くにいたい」三男「……っ」胸が一気に熱くなる。(姉ちゃん……そんなこと言われたら……)三男「……俺も。もっと近くにいたい」夕暮れの公園。二人は並んで座る。真帆「彰」三男「うん」真帆「……手、つないでいい?」三男「……っ、うん」真帆がそっと手を伸ばす。三男の手が震える。真帆(心の声)(……もっと近づきたい)三男(心の声)(……名前呼ばれるだけで、こんなに嬉しいのに)二人の影が重なる。家の近くまで来ても、手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……すごく幸せだった」三男「……俺も」真帆「これからも……呼ぶね」三男「……うん。何回でも呼んで」真帆は小さく笑う。真帆「……彰の隣、好きだよ」三男「……っ」胸の奥が、静かに、でも確かに震えた。(姉ちゃん……もっと近くに来ていいよ)二人の距離は、またひとつ深まった。  第51話教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!昨日“彰”って自然に呼んだでしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“名前呼び第二段階”完了」真帆「段階って言わないで!!」ゆかりはニヤニヤしながら言う。ゆかり「で、次はキスでしょ」真帆「言うな!!」姫「恋人関係の進行速度として妥当」真帆「分析しないで!!」ゆかり「真帆、彰くんのこと好きなんでしょ」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「反応速度が“肯定”」真帆「やめて!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「じゃあさ、キスしたいって思った?」真帆「っ……!!」真帆の顔が一気に赤くなる。姫「表情筋が“動揺”」真帆「測るな!!」校門で三男が捕まる。ゆかり「彰くん!!」三男「……っ、なに」姫「“次はキス”の段階」三男「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「真帆のこと、好きなんでしょ」三男「……うん」姫「即答。好意の強度が高い」三男「分析しないで」ゆかり「じゃあ、キスしたいって思った?」三男「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」三男「やめて!!」校門で合流した瞬間、二人とも妙にぎこちない。真帆「……彰」三男「……うん」名前を呼ぶだけで、胸が跳ねる。歩きながら、二人とも無意識に距離を詰めてしまう。真帆(心の声)(……キスなんて、まだ早いよね)でも、(……でも、彰の顔が近いと……)三男(心の声)(……姉ちゃんの横顔、近い)(……触れたいって思ってしまう)夕暮れの公園。二人は並んで座る。真帆「……彰」三男「うん」沈黙。でも、昨日までの沈黙とは違う。真帆(心の声)(……もっと近づきたい)三男(心の声)(……触れたい。でも、触れたら戻れない)真帆はそっと、三男の袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」三男「……なに」真帆「……顔、近いね」三男「……姉ちゃんが近いんだよ」真帆「……っ」胸が跳ねる。風が止まり、二人の影が重なる。真帆はゆっくりと顔を上げる。三男も、真帆を見る。距離は――指一本分。触れない。でも、触れたら終わり。真帆(心の声)(……こんな距離、初めて)三男(心の声)(……キスしたい。でも、姉ちゃんが困るなら……)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰」三男「……うん」真帆「……もう少し近づいてもいい?」三男「……っ、いいよ」二人の額が、そっと触れた。キスじゃない。でも、キスよりも胸が震える距離。家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……もっと近づきたいって思った」三男「……俺も」真帆「……また、あの距離になりたい」三男「……うん。何回でも」その“何回でも”が、胸の奥に深く落ちる。二人の距離は、またひとつ深まった。  第52話昨日の夜。額が触れた瞬間の温度が、まだ残っている。真帆(心の声)(……あれ、キスみたいだった)思い出すだけで胸が跳ねる。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。三男「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」三男の耳が赤くなる。(……近づきたい)その気持ちが、昨日より強い。真帆「おはよう、彰」三男(心の声)(……名前呼ばれるだけで、胸が苦しい)昨日の“額が触れた距離”が蘇る。(……触れたい。でも、触れたら戻れない)真帆の横顔が近い。歩幅を合わせるだけで胸が熱くなる。教室に入った瞬間。ゆかり「真帆ーー!!昨日、額くっつけたでしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“キス未満距離”達成」真帆「言わないで!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「で?キスしたいって思った?」真帆「っ……!!」胸が跳ねる。姫「表情筋が“肯定”」真帆「測るな!!」でも、否定できなかった。(……思ったよ)門で捕まる。ゆかり「彰くん!!昨日、額くっつけたでしょ!!」三男「……っ」姫「“キス未満距離”達成」三男「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「で?キスしたいって思った?」三男「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」三男「やめて!!」でも、胸の奥では否定できなかった。(……思ったよ)校門で合流した瞬間、二人ともぎこちない。真帆「……彰」三男「……うん」名前を呼ぶだけで、昨日の距離が蘇る。歩きながら、二人の手が何度も触れそうになる。真帆(心の声)(……触れたい)三男(心の声)(……触れたい。でも、触れたら……)夕暮れの公園。昨日と同じ場所。同じ風。真帆「……彰」三男「うん」真帆はそっと三男の袖をつまむ。真帆「昨日の……あれ、覚えてる?」三男「……うん」二人はゆっくりと向き合う。距離は――指一本分。真帆(心の声)(……キスしたい)三男(心の声)(……姉ちゃんが困るなら、しない。でも……)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰」三男「……うん」真帆「……もう少し近づいてもいい?」三男「……っ、いいよ」二人の額が、またそっと触れた。昨日より長く。昨日より深く。キスじゃない。でも、キスより胸が震える距離。家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……キスのこと、考えちゃった」三男「……っ」真帆「でも……焦らなくていいよね」三男「……うん。姉ちゃんが言える時でいい」真帆は小さく笑う。真帆「……でも、またあの距離になりたい」三男「……俺も」二人の影が重なり、触れなかった唇が、静かに未来を照らしていた。  第53話夕暮れの公園。昨日と同じベンチ。同じ風。真帆「……彰」三男「うん」二人はゆっくりと向き合う。距離は――指一本分。真帆(心の声)(……また、額を合わせたい)三男(心の声)(……触れたい。でも、姉ちゃんが困るなら)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰、もう少し――」三男「……うん」二人の額が触れようとした、その瞬間。長男「おーい真帆ーー!!彰ーー!!」真帆「……は?」三男「……っ」長男が全力疾走で近づいてくる。長男「お前ら、今キスしようとしただろ!!」真帆「してない!!」三男「……してない」長男はニヤニヤしながら指をさす。長男「いや、してた。あれはもう“キス未遂パート2”だな」真帆「言うな!!」三男「……帰りたい」長男はスマホを取り出し、その場で家族LINEに送る。長男「“二人、キス未遂パート2発生”っと」真帆「送るな!!」三男「……無理」送信音が鳴った瞬間――母《すぐ帰ってきなさーい♡》父《第八次家族会議を開催する!!》真帆「やめてぇぇぇ!!」玄関を開けた瞬間、クラッカーが炸裂する。パンッ!!母「キス未遂パート2おめでとう〜〜!!」父「よくやったな、彰!!」三男「やってない!!」真帆「やってないってば!!」長男はドヤ顔。長男「いや、あれはもうキスだろ」真帆「違う!!」三男「……違う」父「議題は一つ。“二人が正式にキスする日はいつか”」真帆「議題にするな!!」三男「……帰りたい」母「でもね〜、もう時間の問題よね〜」長男「明日だな」真帆「賭けるな!!」父は真面目な顔で言う。父「真帆、彰。キスはな、タイミングが大事だ」真帆「父に言われたくない!!」三男「……ほんとに帰りたい」家族が満足げに去り、リビングに静けさが戻る。真帆「……ごめんね、彰。家族が……」三男「……いいよ。姉ちゃんが困ってる方が嫌だ」真帆「……っ」胸がまた熱くなる。真帆「さっき……ほんとに、近づきたかったんだよ」三男「……俺も」二人はそっと手をつなぐ。三男「……姉ちゃん」真帆「なに」三男「また……あの距離になりたい」真帆「……うん。私も」長男の乱入で壊されたはずなのに、二人の距離は昨日より深い。真帆(心の声)(……次は、きっと)三男(心の声)(……姉ちゃんが望むなら)二人の影が重なり、静かに揺れた。  第54話昨日の夜。額が触れた瞬間の温度が、まだ残っている。真帆(心の声)(……あれ、キスみたいだった)胸がじんわり熱くなる。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。彰「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」彰の耳が赤くなる。(……近づきたい)その気持ちが、昨日より強い。教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!昨日また“額くっつけた”でしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“キス未遂パート2”確認済み」真帆「言わないで!!」ゆかりはニヤニヤしながら言う。ゆかり「で、次はキスでしょ」真帆「言うな!!」姫「恋人関係の進行速度として妥当」真帆「分析しないで!!」ゆかり「真帆、彰くんのこと好きなんでしょ」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「反応速度が“肯定”」真帆「やめて!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「じゃあさ、キスしたいって思った?」真帆「っ……!!」真帆の顔が一気に赤くなる。姫「表情筋が“動揺”」真帆「測るな!!」でも、否定できなかった。(……思ったよ)校門で彰が捕まる。ゆかり「彰くん!!昨日また額くっつけたでしょ!!」彰「……っ」姫「“キス未遂パート2”達成」彰「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「で?キスしたいって思った?」彰「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」彰「やめて!!」でも、胸の奥では否定できなかった。(……思ったよ)校門で合流した瞬間、二人ともぎこちない。真帆「……彰」彰「……うん」名前を呼ぶだけで、昨日の距離が蘇る。歩きながら、二人の手が何度も触れそうになる。真帆(心の声)(……触れたい)彰(心の声)(……触れたい。でも、触れたら……)夕暮れの公園。昨日と同じ場所。同じ風。真帆「……彰」彰「うん」真帆はそっと彰の袖をつまむ。真帆「昨日の……あれ、覚えてる?」彰「……うん」二人はゆっくりと向き合う。距離は――指一本分。真帆(心の声)(……キスしたい)彰(心の声)(……姉ちゃんが困るなら、しない。でも……)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰」彰「……うん」真帆「……もう少し近づいてもいい?」彰「……っ、いいよ」二人の額が、またそっと触れた。昨日より長く。昨日より深く。キスじゃない。でも、キスより胸が震える距離。ゆかり「(あれ完全にキス寸前)」姫「(“キス未遂パート3”確定)」ゆかり「(もうキスしろ)」姫「(同意)」真帆「聞こえてる!!」家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」彰「うん」真帆「今日ね……キスのこと、考えちゃった」彰「……っ」真帆「でも……焦らなくていいよね」彰「……うん。姉ちゃんが言える時でいい」真帆は小さく笑う。真帆「……でも、またあの距離になりたい」彰「……俺も」二人の影が重なり、触れなかった唇が、静かに未来を照らしていた。  第55話家へ向かう道。街灯の光が二人の影を重ねたり離したりする。真帆(心の声)(……彰の横顔、近い)歩幅が自然と揃って、肩が触れそうで触れない。彰「……姉ちゃん」真帆「なに」彰「今日……一緒に帰れて嬉しい」その声が、胸の奥に静かに落ちる。(……もっと近づきたい)彰(心の声)(……姉ちゃんの歩き方が、いつもよりゆっくりだ)まるで、“まだ帰りたくない”と言っているみたいで。彰「……寄ってく?」真帆「……うん」二人は自然と、あのブランコのある公園へ向かった。夕暮れの残り香が漂う公園。二人は並んで座る。真帆「……彰」彰「うん」沈黙。でも、昨日までの沈黙とは違う。真帆(心の声)(……息が近い)彰の呼吸が、自分の胸の奥に触れるように感じる。真帆「ねぇ……彰」彰「……なに」真帆「……顔、近いね」彰「……姉ちゃんが近いんだよ」胸が跳ねる。彰(心の声)(……触れたい。でも、姉ちゃんが困るなら……)真帆の目が揺れている。逃げていない。むしろ――近づいている。彰「……姉ちゃん」真帆「なに」彰「……もう少し、近づいてもいい?」真帆は小さく頷いた。真帆(心の声)(……こんな距離、初めて)彰の顔が近づく。自分も、自然と近づいてしまう。距離は――指一本分。息が触れる。まつげが触れそう。真帆「……彰」彰「……うん」真帆「……こわくないよ」彰「……俺も」二人の額が触れ、そのまま――ほんの少しだけ、唇の距離が縮まる。触れない。でも、触れたみたいに胸が震える。彰(心の声)(……キスしたい。でも、姉ちゃんが“自分から”来てくれるまで待ちたい)真帆の目が揺れている。逃げていない。むしろ――求めている。彰「……姉ちゃん」真帆「……うん」彰「……無理しなくていいよ」真帆「無理してないよ」その声が、胸の奥を決定的に揺らした。二人の距離は、もう後戻りできないほど近い。真帆(心の声)(……あと少し)彰(心の声)(……あと少しで触れてしまう)その瞬間――風がふっと吹いて、真帆の髪が彰の頬に触れた。二人は同時に息を呑む。触れていない。でも、触れたみたいに胸が震えた。家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」彰「うん」真帆「今日ね……こわくなかったよ」彰「……俺も」真帆は小さく笑う。真帆「……また、あの距離になりたい」彰「……俺も」触れなかった唇が、静かに未来を照らしていた。  第56話昨日の夜。唇が触れそうで触れなかった、あの距離。真帆(心の声)(……あと少しだった)思い出すだけで胸が熱くなる。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。彰「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」彰の耳が赤くなる。(……私から近づきたい)その気持ちが、昨日より強い。教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!昨日キス直前まで行ったでしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“キス未遂パート3”確認済み」真帆「言わないで!!」ゆかりは真帆の肩を掴む。ゆかり「もうキスしろ」真帆「言うな!!」姫「“次の段階”に進むべき」真帆「分析しないで!!」ゆかり「真帆、彰くんのこと好きなんでしょ」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「反応速度が“肯定”」真帆「やめて!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「じゃあさ、昨日、自分から近づきたいって思った?」真帆「っ……!!」真帆の顔が一気に赤くなる。姫「表情筋が“肯定”」真帆「測るな!!」でも、否定できなかった。(……思ったよ)校門で彰が捕まる。ゆかり「彰くん!!昨日キス直前だったでしょ!!」彰「……っ」姫「“キス未遂パート3”達成」彰「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「で?真帆のこと、好きなんでしょ」彰「……うん」姫「即答。好意の強度が高い」彰「分析しないで」ゆかり「じゃあ、昨日“自分から近づきたい”って思った?」彰「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」彰「やめて!!」校門で合流した瞬間、二人ともぎこちない。真帆「……彰」彰「……うん」名前を呼ぶだけで、昨日の距離が蘇る。歩きながら、真帆はそっと彰の袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」彰「……なに」真帆「……今日、ちょっと寄っていかない?」彰「……っ、うん」(……私から言った)胸が静かに震える。夕暮れの公園。昨日と同じ場所。同じ風。真帆(心の声)(……今日は、私から近づきたい)真帆はゆっくりと彰の方へ向き直る。真帆「……彰」彰「うん」真帆「昨日の……続き、したい」彰「……っ」彰の呼吸が止まる。真帆はそっと、自分から距離を詰める。額が触れる。昨日より深く。昨日より長く。真帆(心の声)(……キスじゃない。でも、近い)彰(心の声)(……姉ちゃんが自分から……)二人の息が重なる。ゆかり「(あれ完全にキス寸前)」姫「(“キス未遂パート4”確定)」ゆかり「(もうキスしろ。本気で)」姫「(同意)」真帆「聞こえてる!!」家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」彰「うん」真帆「今日ね……自分から近づきたいって思ったの」彰「……っ」真帆「こわくなかったよ」彰「……俺も」真帆は小さく笑う。真帆「……また、あの距離になりたい」彰「……俺も」二人の影が重なり、静かに揺れた。

「ここにいるよ」第49話~第56話  第49話昨日、初めて自然に呼べた。「彰」その響きがまだ胸に残っている。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。三男「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」三男「……っ」一瞬で顔が赤くなる。真帆(心の声)(……自然に言えた)胸が静かに温かくなる。教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!今“彰”って呼んだでしょ!!」真帆「なんで聞こえてるの!!」姫「“自然呼び”おめでとう」真帆「言うな!!」ゆかりは真帆の両手を掴んで揺らす。ゆかり「で!?どんな声で呼んだの!?どんな顔してた!?彰くん!!」真帆「揺らすな!!」姫「表情筋が“幸福度最大値”」真帆「測るな!!」ゆかり「真帆、もう完全に恋人の呼び方じゃん」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「“名前呼び”は距離の縮小を意味する」真帆「分析しないで!!」ゆかりは優しく笑う。ゆかり「でもさ、よかったよ。真帆、ずっと呼びたかったんでしょ?」真帆「……うん」その“うん”が、自分でも驚くほど自然だった。校門で三男が捕まる。ゆかり「彰くん!!」三男「……っ、なに」姫「“自然呼び”おめでとう」三男「なんで知ってるの」ゆかりは腕を組む。ゆかり「真帆、今日“彰”って呼んだよね?」三男「……うん」姫「反応速度が“幸福度最大値”」三男「やめて」ゆかりはニヤニヤしながら言う。ゆかり「で、どうだった?」三男「……嬉しかった」姫「声が震えている。照れ」三男「やめて」校門で真帆と三男が合流する。真帆「……彰」三男「……っ、うん」名前を呼ばれるたびに、三男の胸が跳ねるのがわかる。真帆「今日も一緒に帰ろ」三男「……うん」歩きながら、真帆はふと三男の袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」三男「……なに」真帆「名前で呼ぶの……好きだよ」三男「……っ」三男は立ち止まり、真帆の方を向く。三男「俺も……姉ちゃんに名前呼ばれるの、すごく嬉しい」その声は、昨日よりずっと深かった。夕暮れの公園。二人は並んで座る。真帆「彰」三男「うん」真帆「……手、つないでいい?」三男「……っ、うん」真帆がそっと手を伸ばす。三男の手が震える。真帆(心の声)(……名前を呼ぶだけで、こんなに距離が近くなるんだ)三男(心の声)(……姉ちゃんが“彰”って呼ぶたびに、胸が苦しくなるほど嬉しい)二人の影が重なる。家の近くまで来ても、手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……すごく幸せだった」三男「……俺も」真帆「これからも……呼ぶね」三男「……うん。何回でも呼んで」その“何回でも”が、胸の奥に深く落ちる。真帆(心の声)(……自然に呼べるようになったんだ)三男(心の声)(……姉ちゃんに名前呼ばれる未来がほしい)二人の距離は、またひとつ深まった。  第50話家の前で待っていると、真帆が小さく息を整えて歩いてきた。真帆「……おはよう、彰」三男「……っ」胸の奥が、一瞬で熱くなる。(……今、俺の名前を……)昨日より自然で、昨日より近い声。三男「……おはよう」声が震えたのが自分でもわかった。(嬉しい。嬉しいのに、苦しいくらいだ)歩きながら、真帆がふと袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」三男「……っ、なに」呼ばれるたびに、胸が跳ねる。(名前って……こんなに破壊力あるんだ)真帆は気づいていない。自分がどれだけ三男を揺らしているか。真帆「今日、帰り……一緒に帰ろうね」三男「……うん」その“うん”は、昨日よりずっと深かった。真帆(心の声)(……彰って呼ぶと、なんでこんなに胸が温かくなるんだろ)歩幅を合わせてくれる横顔が、昨日より近く見える。真帆「彰」三男「……うん」呼ぶたびに、三男の目が少し揺れる。(……もっと呼びたい)その気持ちが、静かに胸の奥で膨らんでいく。ゆかり「彰くん!!」三男「……っ、なに」姫「“自然呼び”継続おめでとう」三男「なんで知ってるの」ゆかりは腕を組む。ゆかり「真帆、今日も“彰”って呼んだでしょ?」三男「……うん」姫「反応速度が“幸福度最大値”」三男「やめて」ゆかり「で、どうなの?」三男「……嬉しい」姫「声が震えている」三男「やめて」校門で真帆が待っている。真帆「……彰」三男「……うん」名前を呼ばれるだけで、胸が苦しくなるほど嬉しい。真帆「今日ね……ずっと言いたかったんだ」三男「……なに」真帆は少しだけ顔を赤くして言う。真帆「彰の隣……もっと近くにいたい」三男「……っ」胸が一気に熱くなる。(姉ちゃん……そんなこと言われたら……)三男「……俺も。もっと近くにいたい」夕暮れの公園。二人は並んで座る。真帆「彰」三男「うん」真帆「……手、つないでいい?」三男「……っ、うん」真帆がそっと手を伸ばす。三男の手が震える。真帆(心の声)(……もっと近づきたい)三男(心の声)(……名前呼ばれるだけで、こんなに嬉しいのに)二人の影が重なる。家の近くまで来ても、手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……すごく幸せだった」三男「……俺も」真帆「これからも……呼ぶね」三男「……うん。何回でも呼んで」真帆は小さく笑う。真帆「……彰の隣、好きだよ」三男「……っ」胸の奥が、静かに、でも確かに震えた。(姉ちゃん……もっと近くに来ていいよ)二人の距離は、またひとつ深まった。  第51話教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!昨日“彰”って自然に呼んだでしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“名前呼び第二段階”完了」真帆「段階って言わないで!!」ゆかりはニヤニヤしながら言う。ゆかり「で、次はキスでしょ」真帆「言うな!!」姫「恋人関係の進行速度として妥当」真帆「分析しないで!!」ゆかり「真帆、彰くんのこと好きなんでしょ」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「反応速度が“肯定”」真帆「やめて!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「じゃあさ、キスしたいって思った?」真帆「っ……!!」真帆の顔が一気に赤くなる。姫「表情筋が“動揺”」真帆「測るな!!」校門で三男が捕まる。ゆかり「彰くん!!」三男「……っ、なに」姫「“次はキス”の段階」三男「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「真帆のこと、好きなんでしょ」三男「……うん」姫「即答。好意の強度が高い」三男「分析しないで」ゆかり「じゃあ、キスしたいって思った?」三男「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」三男「やめて!!」校門で合流した瞬間、二人とも妙にぎこちない。真帆「……彰」三男「……うん」名前を呼ぶだけで、胸が跳ねる。歩きながら、二人とも無意識に距離を詰めてしまう。真帆(心の声)(……キスなんて、まだ早いよね)でも、(……でも、彰の顔が近いと……)三男(心の声)(……姉ちゃんの横顔、近い)(……触れたいって思ってしまう)夕暮れの公園。二人は並んで座る。真帆「……彰」三男「うん」沈黙。でも、昨日までの沈黙とは違う。真帆(心の声)(……もっと近づきたい)三男(心の声)(……触れたい。でも、触れたら戻れない)真帆はそっと、三男の袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」三男「……なに」真帆「……顔、近いね」三男「……姉ちゃんが近いんだよ」真帆「……っ」胸が跳ねる。風が止まり、二人の影が重なる。真帆はゆっくりと顔を上げる。三男も、真帆を見る。距離は――指一本分。触れない。でも、触れたら終わり。真帆(心の声)(……こんな距離、初めて)三男(心の声)(……キスしたい。でも、姉ちゃんが困るなら……)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰」三男「……うん」真帆「……もう少し近づいてもいい?」三男「……っ、いいよ」二人の額が、そっと触れた。キスじゃない。でも、キスよりも胸が震える距離。家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……もっと近づきたいって思った」三男「……俺も」真帆「……また、あの距離になりたい」三男「……うん。何回でも」その“何回でも”が、胸の奥に深く落ちる。二人の距離は、またひとつ深まった。  第52話昨日の夜。額が触れた瞬間の温度が、まだ残っている。真帆(心の声)(……あれ、キスみたいだった)思い出すだけで胸が跳ねる。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。三男「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」三男の耳が赤くなる。(……近づきたい)その気持ちが、昨日より強い。真帆「おはよう、彰」三男(心の声)(……名前呼ばれるだけで、胸が苦しい)昨日の“額が触れた距離”が蘇る。(……触れたい。でも、触れたら戻れない)真帆の横顔が近い。歩幅を合わせるだけで胸が熱くなる。教室に入った瞬間。ゆかり「真帆ーー!!昨日、額くっつけたでしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“キス未満距離”達成」真帆「言わないで!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「で?キスしたいって思った?」真帆「っ……!!」胸が跳ねる。姫「表情筋が“肯定”」真帆「測るな!!」でも、否定できなかった。(……思ったよ)門で捕まる。ゆかり「彰くん!!昨日、額くっつけたでしょ!!」三男「……っ」姫「“キス未満距離”達成」三男「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「で?キスしたいって思った?」三男「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」三男「やめて!!」でも、胸の奥では否定できなかった。(……思ったよ)校門で合流した瞬間、二人ともぎこちない。真帆「……彰」三男「……うん」名前を呼ぶだけで、昨日の距離が蘇る。歩きながら、二人の手が何度も触れそうになる。真帆(心の声)(……触れたい)三男(心の声)(……触れたい。でも、触れたら……)夕暮れの公園。昨日と同じ場所。同じ風。真帆「……彰」三男「うん」真帆はそっと三男の袖をつまむ。真帆「昨日の……あれ、覚えてる?」三男「……うん」二人はゆっくりと向き合う。距離は――指一本分。真帆(心の声)(……キスしたい)三男(心の声)(……姉ちゃんが困るなら、しない。でも……)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰」三男「……うん」真帆「……もう少し近づいてもいい?」三男「……っ、いいよ」二人の額が、またそっと触れた。昨日より長く。昨日より深く。キスじゃない。でも、キスより胸が震える距離。家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……キスのこと、考えちゃった」三男「……っ」真帆「でも……焦らなくていいよね」三男「……うん。姉ちゃんが言える時でいい」真帆は小さく笑う。真帆「……でも、またあの距離になりたい」三男「……俺も」二人の影が重なり、触れなかった唇が、静かに未来を照らしていた。  第53話夕暮れの公園。昨日と同じベンチ。同じ風。真帆「……彰」三男「うん」二人はゆっくりと向き合う。距離は――指一本分。真帆(心の声)(……また、額を合わせたい)三男(心の声)(……触れたい。でも、姉ちゃんが困るなら)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰、もう少し――」三男「……うん」二人の額が触れようとした、その瞬間。長男「おーい真帆ーー!!彰ーー!!」真帆「……は?」三男「……っ」長男が全力疾走で近づいてくる。長男「お前ら、今キスしようとしただろ!!」真帆「してない!!」三男「……してない」長男はニヤニヤしながら指をさす。長男「いや、してた。あれはもう“キス未遂パート2”だな」真帆「言うな!!」三男「……帰りたい」長男はスマホを取り出し、その場で家族LINEに送る。長男「“二人、キス未遂パート2発生”っと」真帆「送るな!!」三男「……無理」送信音が鳴った瞬間――母《すぐ帰ってきなさーい♡》父《第八次家族会議を開催する!!》真帆「やめてぇぇぇ!!」玄関を開けた瞬間、クラッカーが炸裂する。パンッ!!母「キス未遂パート2おめでとう〜〜!!」父「よくやったな、彰!!」三男「やってない!!」真帆「やってないってば!!」長男はドヤ顔。長男「いや、あれはもうキスだろ」真帆「違う!!」三男「……違う」父「議題は一つ。“二人が正式にキスする日はいつか”」真帆「議題にするな!!」三男「……帰りたい」母「でもね〜、もう時間の問題よね〜」長男「明日だな」真帆「賭けるな!!」父は真面目な顔で言う。父「真帆、彰。キスはな、タイミングが大事だ」真帆「父に言われたくない!!」三男「……ほんとに帰りたい」家族が満足げに去り、リビングに静けさが戻る。真帆「……ごめんね、彰。家族が……」三男「……いいよ。姉ちゃんが困ってる方が嫌だ」真帆「……っ」胸がまた熱くなる。真帆「さっき……ほんとに、近づきたかったんだよ」三男「……俺も」二人はそっと手をつなぐ。三男「……姉ちゃん」真帆「なに」三男「また……あの距離になりたい」真帆「……うん。私も」長男の乱入で壊されたはずなのに、二人の距離は昨日より深い。真帆(心の声)(……次は、きっと)三男(心の声)(……姉ちゃんが望むなら)二人の影が重なり、静かに揺れた。  第54話昨日の夜。額が触れた瞬間の温度が、まだ残っている。真帆(心の声)(……あれ、キスみたいだった)胸がじんわり熱くなる。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。彰「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」彰の耳が赤くなる。(……近づきたい)その気持ちが、昨日より強い。教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!昨日また“額くっつけた”でしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“キス未遂パート2”確認済み」真帆「言わないで!!」ゆかりはニヤニヤしながら言う。ゆかり「で、次はキスでしょ」真帆「言うな!!」姫「恋人関係の進行速度として妥当」真帆「分析しないで!!」ゆかり「真帆、彰くんのこと好きなんでしょ」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「反応速度が“肯定”」真帆「やめて!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「じゃあさ、キスしたいって思った?」真帆「っ……!!」真帆の顔が一気に赤くなる。姫「表情筋が“動揺”」真帆「測るな!!」でも、否定できなかった。(……思ったよ)校門で彰が捕まる。ゆかり「彰くん!!昨日また額くっつけたでしょ!!」彰「……っ」姫「“キス未遂パート2”達成」彰「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「で?キスしたいって思った?」彰「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」彰「やめて!!」でも、胸の奥では否定できなかった。(……思ったよ)校門で合流した瞬間、二人ともぎこちない。真帆「……彰」彰「……うん」名前を呼ぶだけで、昨日の距離が蘇る。歩きながら、二人の手が何度も触れそうになる。真帆(心の声)(……触れたい)彰(心の声)(……触れたい。でも、触れたら……)夕暮れの公園。昨日と同じ場所。同じ風。真帆「……彰」彰「うん」真帆はそっと彰の袖をつまむ。真帆「昨日の……あれ、覚えてる?」彰「……うん」二人はゆっくりと向き合う。距離は――指一本分。真帆(心の声)(……キスしたい)彰(心の声)(……姉ちゃんが困るなら、しない。でも……)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰」彰「……うん」真帆「……もう少し近づいてもいい?」彰「……っ、いいよ」二人の額が、またそっと触れた。昨日より長く。昨日より深く。キスじゃない。でも、キスより胸が震える距離。ゆかり「(あれ完全にキス寸前)」姫「(“キス未遂パート3”確定)」ゆかり「(もうキスしろ)」姫「(同意)」真帆「聞こえてる!!」家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」彰「うん」真帆「今日ね……キスのこと、考えちゃった」彰「……っ」真帆「でも……焦らなくていいよね」彰「……うん。姉ちゃんが言える時でいい」真帆は小さく笑う。真帆「……でも、またあの距離になりたい」彰「……俺も」二人の影が重なり、触れなかった唇が、静かに未来を照らしていた。  第55話家へ向かう道。街灯の光が二人の影を重ねたり離したりする。真帆(心の声)(……彰の横顔、近い)歩幅が自然と揃って、肩が触れそうで触れない。彰「……姉ちゃん」真帆「なに」彰「今日……一緒に帰れて嬉しい」その声が、胸の奥に静かに落ちる。(……もっと近づきたい)彰(心の声)(……姉ちゃんの歩き方が、いつもよりゆっくりだ)まるで、“まだ帰りたくない”と言っているみたいで。彰「……寄ってく?」真帆「……うん」二人は自然と、あのブランコのある公園へ向かった。夕暮れの残り香が漂う公園。二人は並んで座る。真帆「……彰」彰「うん」沈黙。でも、昨日までの沈黙とは違う。真帆(心の声)(……息が近い)彰の呼吸が、自分の胸の奥に触れるように感じる。真帆「ねぇ……彰」彰「……なに」真帆「……顔、近いね」彰「……姉ちゃんが近いんだよ」胸が跳ねる。彰(心の声)(……触れたい。でも、姉ちゃんが困るなら……)真帆の目が揺れている。逃げていない。むしろ――近づいている。彰「……姉ちゃん」真帆「なに」彰「……もう少し、近づいてもいい?」真帆は小さく頷いた。真帆(心の声)(……こんな距離、初めて)彰の顔が近づく。自分も、自然と近づいてしまう。距離は――指一本分。息が触れる。まつげが触れそう。真帆「……彰」彰「……うん」真帆「……こわくないよ」彰「……俺も」二人の額が触れ、そのまま――ほんの少しだけ、唇の距離が縮まる。触れない。でも、触れたみたいに胸が震える。彰(心の声)(……キスしたい。でも、姉ちゃんが“自分から”来てくれるまで待ちたい)真帆の目が揺れている。逃げていない。むしろ――求めている。彰「……姉ちゃん」真帆「……うん」彰「……無理しなくていいよ」真帆「無理してないよ」その声が、胸の奥を決定的に揺らした。二人の距離は、もう後戻りできないほど近い。真帆(心の声)(……あと少し)彰(心の声)(……あと少しで触れてしまう)その瞬間――風がふっと吹いて、真帆の髪が彰の頬に触れた。二人は同時に息を呑む。触れていない。でも、触れたみたいに胸が震えた。家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」彰「うん」真帆「今日ね……こわくなかったよ」彰「……俺も」真帆は小さく笑う。真帆「……また、あの距離になりたい」彰「……俺も」触れなかった唇が、静かに未来を照らしていた。  第56話昨日の夜。唇が触れそうで触れなかった、あの距離。真帆(心の声)(……あと少しだった)思い出すだけで胸が熱くなる。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。彰「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」彰の耳が赤くなる。(……私から近づきたい)その気持ちが、昨日より強い。教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!昨日キス直前まで行ったでしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“キス未遂パート3”確認済み」真帆「言わないで!!」ゆかりは真帆の肩を掴む。ゆかり「もうキスしろ」真帆「言うな!!」姫「“次の段階”に進むべき」真帆「分析しないで!!」ゆかり「真帆、彰くんのこと好きなんでしょ」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「反応速度が“肯定”」真帆「やめて!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「じゃあさ、昨日、自分から近づきたいって思った?」真帆「っ……!!」真帆の顔が一気に赤くなる。姫「表情筋が“肯定”」真帆「測るな!!」でも、否定できなかった。(……思ったよ)校門で彰が捕まる。ゆかり「彰くん!!昨日キス直前だったでしょ!!」彰「……っ」姫「“キス未遂パート3”達成」彰「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「で?真帆のこと、好きなんでしょ」彰「……うん」姫「即答。好意の強度が高い」彰「分析しないで」ゆかり「じゃあ、昨日“自分から近づきたい”って思った?」彰「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」彰「やめて!!」校門で合流した瞬間、二人ともぎこちない。真帆「……彰」彰「……うん」名前を呼ぶだけで、昨日の距離が蘇る。歩きながら、真帆はそっと彰の袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」彰「……なに」真帆「……今日、ちょっと寄っていかない?」彰「……っ、うん」(……私から言った)胸が静かに震える。夕暮れの公園。昨日と同じ場所。同じ風。真帆(心の声)(……今日は、私から近づきたい)真帆はゆっくりと彰の方へ向き直る。真帆「……彰」彰「うん」真帆「昨日の……続き、したい」彰「……っ」彰の呼吸が止まる。真帆はそっと、自分から距離を詰める。額が触れる。昨日より深く。昨日より長く。真帆(心の声)(……キスじゃない。でも、近い)彰(心の声)(……姉ちゃんが自分から……)二人の息が重なる。ゆかり「(あれ完全にキス寸前)」姫「(“キス未遂パート4”確定)」ゆかり「(もうキスしろ。本気で)」姫「(同意)」真帆「聞こえてる!!」家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」彰「うん」真帆「今日ね……自分から近づきたいって思ったの」彰「……っ」真帆「こわくなかったよ」彰「……俺も」真帆は小さく笑う。真帆「……また、あの距離になりたい」彰「……俺も」二人の影が重なり、静かに揺れた。

コメント 2 12
mw_me
| 05/03 | My TORQUE, My Life

「ここにいるよ」第49話~第56話  第49話昨日、初めて自然に呼べた。「彰」その響きがまだ胸に残っている。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。三男「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」三男「……っ」一瞬で顔が赤くなる。真帆(心の声)(……自然に言えた)胸が静かに温かくなる。教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!今“彰”って呼んだでしょ!!」真帆「なんで聞こえてるの!!」姫「“自然呼び”おめでとう」真帆「言うな!!」ゆかりは真帆の両手を掴んで揺らす。ゆかり「で!?どんな声で呼んだの!?どんな顔してた!?彰くん!!」真帆「揺らすな!!」姫「表情筋が“幸福度最大値”」真帆「測るな!!」ゆかり「真帆、もう完全に恋人の呼び方じゃん」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「“名前呼び”は距離の縮小を意味する」真帆「分析しないで!!」ゆかりは優しく笑う。ゆかり「でもさ、よかったよ。真帆、ずっと呼びたかったんでしょ?」真帆「……うん」その“うん”が、自分でも驚くほど自然だった。校門で三男が捕まる。ゆかり「彰くん!!」三男「……っ、なに」姫「“自然呼び”おめでとう」三男「なんで知ってるの」ゆかりは腕を組む。ゆかり「真帆、今日“彰”って呼んだよね?」三男「……うん」姫「反応速度が“幸福度最大値”」三男「やめて」ゆかりはニヤニヤしながら言う。ゆかり「で、どうだった?」三男「……嬉しかった」姫「声が震えている。照れ」三男「やめて」校門で真帆と三男が合流する。真帆「……彰」三男「……っ、うん」名前を呼ばれるたびに、三男の胸が跳ねるのがわかる。真帆「今日も一緒に帰ろ」三男「……うん」歩きながら、真帆はふと三男の袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」三男「……なに」真帆「名前で呼ぶの……好きだよ」三男「……っ」三男は立ち止まり、真帆の方を向く。三男「俺も……姉ちゃんに名前呼ばれるの、すごく嬉しい」その声は、昨日よりずっと深かった。夕暮れの公園。二人は並んで座る。真帆「彰」三男「うん」真帆「……手、つないでいい?」三男「……っ、うん」真帆がそっと手を伸ばす。三男の手が震える。真帆(心の声)(……名前を呼ぶだけで、こんなに距離が近くなるんだ)三男(心の声)(……姉ちゃんが“彰”って呼ぶたびに、胸が苦しくなるほど嬉しい)二人の影が重なる。家の近くまで来ても、手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……すごく幸せだった」三男「……俺も」真帆「これからも……呼ぶね」三男「……うん。何回でも呼んで」その“何回でも”が、胸の奥に深く落ちる。真帆(心の声)(……自然に呼べるようになったんだ)三男(心の声)(……姉ちゃんに名前呼ばれる未来がほしい)二人の距離は、またひとつ深まった。  第50話家の前で待っていると、真帆が小さく息を整えて歩いてきた。真帆「……おはよう、彰」三男「……っ」胸の奥が、一瞬で熱くなる。(……今、俺の名前を……)昨日より自然で、昨日より近い声。三男「……おはよう」声が震えたのが自分でもわかった。(嬉しい。嬉しいのに、苦しいくらいだ)歩きながら、真帆がふと袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」三男「……っ、なに」呼ばれるたびに、胸が跳ねる。(名前って……こんなに破壊力あるんだ)真帆は気づいていない。自分がどれだけ三男を揺らしているか。真帆「今日、帰り……一緒に帰ろうね」三男「……うん」その“うん”は、昨日よりずっと深かった。真帆(心の声)(……彰って呼ぶと、なんでこんなに胸が温かくなるんだろ)歩幅を合わせてくれる横顔が、昨日より近く見える。真帆「彰」三男「……うん」呼ぶたびに、三男の目が少し揺れる。(……もっと呼びたい)その気持ちが、静かに胸の奥で膨らんでいく。ゆかり「彰くん!!」三男「……っ、なに」姫「“自然呼び”継続おめでとう」三男「なんで知ってるの」ゆかりは腕を組む。ゆかり「真帆、今日も“彰”って呼んだでしょ?」三男「……うん」姫「反応速度が“幸福度最大値”」三男「やめて」ゆかり「で、どうなの?」三男「……嬉しい」姫「声が震えている」三男「やめて」校門で真帆が待っている。真帆「……彰」三男「……うん」名前を呼ばれるだけで、胸が苦しくなるほど嬉しい。真帆「今日ね……ずっと言いたかったんだ」三男「……なに」真帆は少しだけ顔を赤くして言う。真帆「彰の隣……もっと近くにいたい」三男「……っ」胸が一気に熱くなる。(姉ちゃん……そんなこと言われたら……)三男「……俺も。もっと近くにいたい」夕暮れの公園。二人は並んで座る。真帆「彰」三男「うん」真帆「……手、つないでいい?」三男「……っ、うん」真帆がそっと手を伸ばす。三男の手が震える。真帆(心の声)(……もっと近づきたい)三男(心の声)(……名前呼ばれるだけで、こんなに嬉しいのに)二人の影が重なる。家の近くまで来ても、手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……すごく幸せだった」三男「……俺も」真帆「これからも……呼ぶね」三男「……うん。何回でも呼んで」真帆は小さく笑う。真帆「……彰の隣、好きだよ」三男「……っ」胸の奥が、静かに、でも確かに震えた。(姉ちゃん……もっと近くに来ていいよ)二人の距離は、またひとつ深まった。  第51話教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!昨日“彰”って自然に呼んだでしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“名前呼び第二段階”完了」真帆「段階って言わないで!!」ゆかりはニヤニヤしながら言う。ゆかり「で、次はキスでしょ」真帆「言うな!!」姫「恋人関係の進行速度として妥当」真帆「分析しないで!!」ゆかり「真帆、彰くんのこと好きなんでしょ」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「反応速度が“肯定”」真帆「やめて!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「じゃあさ、キスしたいって思った?」真帆「っ……!!」真帆の顔が一気に赤くなる。姫「表情筋が“動揺”」真帆「測るな!!」校門で三男が捕まる。ゆかり「彰くん!!」三男「……っ、なに」姫「“次はキス”の段階」三男「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「真帆のこと、好きなんでしょ」三男「……うん」姫「即答。好意の強度が高い」三男「分析しないで」ゆかり「じゃあ、キスしたいって思った?」三男「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」三男「やめて!!」校門で合流した瞬間、二人とも妙にぎこちない。真帆「……彰」三男「……うん」名前を呼ぶだけで、胸が跳ねる。歩きながら、二人とも無意識に距離を詰めてしまう。真帆(心の声)(……キスなんて、まだ早いよね)でも、(……でも、彰の顔が近いと……)三男(心の声)(……姉ちゃんの横顔、近い)(……触れたいって思ってしまう)夕暮れの公園。二人は並んで座る。真帆「……彰」三男「うん」沈黙。でも、昨日までの沈黙とは違う。真帆(心の声)(……もっと近づきたい)三男(心の声)(……触れたい。でも、触れたら戻れない)真帆はそっと、三男の袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」三男「……なに」真帆「……顔、近いね」三男「……姉ちゃんが近いんだよ」真帆「……っ」胸が跳ねる。風が止まり、二人の影が重なる。真帆はゆっくりと顔を上げる。三男も、真帆を見る。距離は――指一本分。触れない。でも、触れたら終わり。真帆(心の声)(……こんな距離、初めて)三男(心の声)(……キスしたい。でも、姉ちゃんが困るなら……)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰」三男「……うん」真帆「……もう少し近づいてもいい?」三男「……っ、いいよ」二人の額が、そっと触れた。キスじゃない。でも、キスよりも胸が震える距離。家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……もっと近づきたいって思った」三男「……俺も」真帆「……また、あの距離になりたい」三男「……うん。何回でも」その“何回でも”が、胸の奥に深く落ちる。二人の距離は、またひとつ深まった。  第52話昨日の夜。額が触れた瞬間の温度が、まだ残っている。真帆(心の声)(……あれ、キスみたいだった)思い出すだけで胸が跳ねる。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。三男「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」三男の耳が赤くなる。(……近づきたい)その気持ちが、昨日より強い。真帆「おはよう、彰」三男(心の声)(……名前呼ばれるだけで、胸が苦しい)昨日の“額が触れた距離”が蘇る。(……触れたい。でも、触れたら戻れない)真帆の横顔が近い。歩幅を合わせるだけで胸が熱くなる。教室に入った瞬間。ゆかり「真帆ーー!!昨日、額くっつけたでしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“キス未満距離”達成」真帆「言わないで!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「で?キスしたいって思った?」真帆「っ……!!」胸が跳ねる。姫「表情筋が“肯定”」真帆「測るな!!」でも、否定できなかった。(……思ったよ)門で捕まる。ゆかり「彰くん!!昨日、額くっつけたでしょ!!」三男「……っ」姫「“キス未満距離”達成」三男「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「で?キスしたいって思った?」三男「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」三男「やめて!!」でも、胸の奥では否定できなかった。(……思ったよ)校門で合流した瞬間、二人ともぎこちない。真帆「……彰」三男「……うん」名前を呼ぶだけで、昨日の距離が蘇る。歩きながら、二人の手が何度も触れそうになる。真帆(心の声)(……触れたい)三男(心の声)(……触れたい。でも、触れたら……)夕暮れの公園。昨日と同じ場所。同じ風。真帆「……彰」三男「うん」真帆はそっと三男の袖をつまむ。真帆「昨日の……あれ、覚えてる?」三男「……うん」二人はゆっくりと向き合う。距離は――指一本分。真帆(心の声)(……キスしたい)三男(心の声)(……姉ちゃんが困るなら、しない。でも……)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰」三男「……うん」真帆「……もう少し近づいてもいい?」三男「……っ、いいよ」二人の額が、またそっと触れた。昨日より長く。昨日より深く。キスじゃない。でも、キスより胸が震える距離。家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」三男「うん」真帆「今日ね……キスのこと、考えちゃった」三男「……っ」真帆「でも……焦らなくていいよね」三男「……うん。姉ちゃんが言える時でいい」真帆は小さく笑う。真帆「……でも、またあの距離になりたい」三男「……俺も」二人の影が重なり、触れなかった唇が、静かに未来を照らしていた。  第53話夕暮れの公園。昨日と同じベンチ。同じ風。真帆「……彰」三男「うん」二人はゆっくりと向き合う。距離は――指一本分。真帆(心の声)(……また、額を合わせたい)三男(心の声)(……触れたい。でも、姉ちゃんが困るなら)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰、もう少し――」三男「……うん」二人の額が触れようとした、その瞬間。長男「おーい真帆ーー!!彰ーー!!」真帆「……は?」三男「……っ」長男が全力疾走で近づいてくる。長男「お前ら、今キスしようとしただろ!!」真帆「してない!!」三男「……してない」長男はニヤニヤしながら指をさす。長男「いや、してた。あれはもう“キス未遂パート2”だな」真帆「言うな!!」三男「……帰りたい」長男はスマホを取り出し、その場で家族LINEに送る。長男「“二人、キス未遂パート2発生”っと」真帆「送るな!!」三男「……無理」送信音が鳴った瞬間――母《すぐ帰ってきなさーい♡》父《第八次家族会議を開催する!!》真帆「やめてぇぇぇ!!」玄関を開けた瞬間、クラッカーが炸裂する。パンッ!!母「キス未遂パート2おめでとう〜〜!!」父「よくやったな、彰!!」三男「やってない!!」真帆「やってないってば!!」長男はドヤ顔。長男「いや、あれはもうキスだろ」真帆「違う!!」三男「……違う」父「議題は一つ。“二人が正式にキスする日はいつか”」真帆「議題にするな!!」三男「……帰りたい」母「でもね〜、もう時間の問題よね〜」長男「明日だな」真帆「賭けるな!!」父は真面目な顔で言う。父「真帆、彰。キスはな、タイミングが大事だ」真帆「父に言われたくない!!」三男「……ほんとに帰りたい」家族が満足げに去り、リビングに静けさが戻る。真帆「……ごめんね、彰。家族が……」三男「……いいよ。姉ちゃんが困ってる方が嫌だ」真帆「……っ」胸がまた熱くなる。真帆「さっき……ほんとに、近づきたかったんだよ」三男「……俺も」二人はそっと手をつなぐ。三男「……姉ちゃん」真帆「なに」三男「また……あの距離になりたい」真帆「……うん。私も」長男の乱入で壊されたはずなのに、二人の距離は昨日より深い。真帆(心の声)(……次は、きっと)三男(心の声)(……姉ちゃんが望むなら)二人の影が重なり、静かに揺れた。  第54話昨日の夜。額が触れた瞬間の温度が、まだ残っている。真帆(心の声)(……あれ、キスみたいだった)胸がじんわり熱くなる。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。彰「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」彰の耳が赤くなる。(……近づきたい)その気持ちが、昨日より強い。教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!昨日また“額くっつけた”でしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“キス未遂パート2”確認済み」真帆「言わないで!!」ゆかりはニヤニヤしながら言う。ゆかり「で、次はキスでしょ」真帆「言うな!!」姫「恋人関係の進行速度として妥当」真帆「分析しないで!!」ゆかり「真帆、彰くんのこと好きなんでしょ」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「反応速度が“肯定”」真帆「やめて!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「じゃあさ、キスしたいって思った?」真帆「っ……!!」真帆の顔が一気に赤くなる。姫「表情筋が“動揺”」真帆「測るな!!」でも、否定できなかった。(……思ったよ)校門で彰が捕まる。ゆかり「彰くん!!昨日また額くっつけたでしょ!!」彰「……っ」姫「“キス未遂パート2”達成」彰「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「で?キスしたいって思った?」彰「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」彰「やめて!!」でも、胸の奥では否定できなかった。(……思ったよ)校門で合流した瞬間、二人ともぎこちない。真帆「……彰」彰「……うん」名前を呼ぶだけで、昨日の距離が蘇る。歩きながら、二人の手が何度も触れそうになる。真帆(心の声)(……触れたい)彰(心の声)(……触れたい。でも、触れたら……)夕暮れの公園。昨日と同じ場所。同じ風。真帆「……彰」彰「うん」真帆はそっと彰の袖をつまむ。真帆「昨日の……あれ、覚えてる?」彰「……うん」二人はゆっくりと向き合う。距離は――指一本分。真帆(心の声)(……キスしたい)彰(心の声)(……姉ちゃんが困るなら、しない。でも……)真帆は小さく息を吸う。真帆「……彰」彰「……うん」真帆「……もう少し近づいてもいい?」彰「……っ、いいよ」二人の額が、またそっと触れた。昨日より長く。昨日より深く。キスじゃない。でも、キスより胸が震える距離。ゆかり「(あれ完全にキス寸前)」姫「(“キス未遂パート3”確定)」ゆかり「(もうキスしろ)」姫「(同意)」真帆「聞こえてる!!」家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」彰「うん」真帆「今日ね……キスのこと、考えちゃった」彰「……っ」真帆「でも……焦らなくていいよね」彰「……うん。姉ちゃんが言える時でいい」真帆は小さく笑う。真帆「……でも、またあの距離になりたい」彰「……俺も」二人の影が重なり、触れなかった唇が、静かに未来を照らしていた。  第55話家へ向かう道。街灯の光が二人の影を重ねたり離したりする。真帆(心の声)(……彰の横顔、近い)歩幅が自然と揃って、肩が触れそうで触れない。彰「……姉ちゃん」真帆「なに」彰「今日……一緒に帰れて嬉しい」その声が、胸の奥に静かに落ちる。(……もっと近づきたい)彰(心の声)(……姉ちゃんの歩き方が、いつもよりゆっくりだ)まるで、“まだ帰りたくない”と言っているみたいで。彰「……寄ってく?」真帆「……うん」二人は自然と、あのブランコのある公園へ向かった。夕暮れの残り香が漂う公園。二人は並んで座る。真帆「……彰」彰「うん」沈黙。でも、昨日までの沈黙とは違う。真帆(心の声)(……息が近い)彰の呼吸が、自分の胸の奥に触れるように感じる。真帆「ねぇ……彰」彰「……なに」真帆「……顔、近いね」彰「……姉ちゃんが近いんだよ」胸が跳ねる。彰(心の声)(……触れたい。でも、姉ちゃんが困るなら……)真帆の目が揺れている。逃げていない。むしろ――近づいている。彰「……姉ちゃん」真帆「なに」彰「……もう少し、近づいてもいい?」真帆は小さく頷いた。真帆(心の声)(……こんな距離、初めて)彰の顔が近づく。自分も、自然と近づいてしまう。距離は――指一本分。息が触れる。まつげが触れそう。真帆「……彰」彰「……うん」真帆「……こわくないよ」彰「……俺も」二人の額が触れ、そのまま――ほんの少しだけ、唇の距離が縮まる。触れない。でも、触れたみたいに胸が震える。彰(心の声)(……キスしたい。でも、姉ちゃんが“自分から”来てくれるまで待ちたい)真帆の目が揺れている。逃げていない。むしろ――求めている。彰「……姉ちゃん」真帆「……うん」彰「……無理しなくていいよ」真帆「無理してないよ」その声が、胸の奥を決定的に揺らした。二人の距離は、もう後戻りできないほど近い。真帆(心の声)(……あと少し)彰(心の声)(……あと少しで触れてしまう)その瞬間――風がふっと吹いて、真帆の髪が彰の頬に触れた。二人は同時に息を呑む。触れていない。でも、触れたみたいに胸が震えた。家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」彰「うん」真帆「今日ね……こわくなかったよ」彰「……俺も」真帆は小さく笑う。真帆「……また、あの距離になりたい」彰「……俺も」触れなかった唇が、静かに未来を照らしていた。  第56話昨日の夜。唇が触れそうで触れなかった、あの距離。真帆(心の声)(……あと少しだった)思い出すだけで胸が熱くなる。三男の家の前で足が止まる。ドアが開く。彰「……姉ちゃん、おはよう」真帆「おはよう、彰」彰の耳が赤くなる。(……私から近づきたい)その気持ちが、昨日より強い。教室に入った瞬間、ゆかりが机を叩いて立ち上がる。ゆかり「真帆ーー!!昨日キス直前まで行ったでしょ!!」真帆「なんで知ってるの!!」姫「“キス未遂パート3”確認済み」真帆「言わないで!!」ゆかりは真帆の肩を掴む。ゆかり「もうキスしろ」真帆「言うな!!」姫「“次の段階”に進むべき」真帆「分析しないで!!」ゆかり「真帆、彰くんのこと好きなんでしょ」真帆「……っ」胸が跳ねる。姫「反応速度が“肯定”」真帆「やめて!!」ゆかりは机に身を乗り出す。ゆかり「じゃあさ、昨日、自分から近づきたいって思った?」真帆「っ……!!」真帆の顔が一気に赤くなる。姫「表情筋が“肯定”」真帆「測るな!!」でも、否定できなかった。(……思ったよ)校門で彰が捕まる。ゆかり「彰くん!!昨日キス直前だったでしょ!!」彰「……っ」姫「“キス未遂パート3”達成」彰「やめて」ゆかりは腕を組む。ゆかり「で?真帆のこと、好きなんでしょ」彰「……うん」姫「即答。好意の強度が高い」彰「分析しないで」ゆかり「じゃあ、昨日“自分から近づきたい”って思った?」彰「……っ!!」顔が真っ赤になる。姫「反応速度が“肯定”」彰「やめて!!」校門で合流した瞬間、二人ともぎこちない。真帆「……彰」彰「……うん」名前を呼ぶだけで、昨日の距離が蘇る。歩きながら、真帆はそっと彰の袖をつまむ。真帆「ねぇ、彰」彰「……なに」真帆「……今日、ちょっと寄っていかない?」彰「……っ、うん」(……私から言った)胸が静かに震える。夕暮れの公園。昨日と同じ場所。同じ風。真帆(心の声)(……今日は、私から近づきたい)真帆はゆっくりと彰の方へ向き直る。真帆「……彰」彰「うん」真帆「昨日の……続き、したい」彰「……っ」彰の呼吸が止まる。真帆はそっと、自分から距離を詰める。額が触れる。昨日より深く。昨日より長く。真帆(心の声)(……キスじゃない。でも、近い)彰(心の声)(……姉ちゃんが自分から……)二人の息が重なる。ゆかり「(あれ完全にキス寸前)」姫「(“キス未遂パート4”確定)」ゆかり「(もうキスしろ。本気で)」姫「(同意)」真帆「聞こえてる!!」家の近くまで来ても、二人の手はつないだまま。真帆「……彰」彰「うん」真帆「今日ね……自分から近づきたいって思ったの」彰「……っ」真帆「こわくなかったよ」彰「……俺も」真帆は小さく笑う。真帆「……また、あの距離になりたい」彰「……俺も」二人の影が重なり、静かに揺れた。

ユーザー画像
mw_me
| 05/03 | My TORQUE, My Life
ユーザー画像

続篇「相棒・二度目の山へ」下山して数日、TORQUEは机の上で静かに横たわっていた。傷だらけの外装は、磨いても消えない。だが、その傷こそが、あの稜線で過ごした時間の証だった。電源を入れると、いつもの無骨な起動音が鳴る。それは通知音でも着信音でもなく、「準備はできている」という、相棒の短い返事のように聞こえた。次の山行の計画を立てる。地図アプリを開くと、前回の軌跡が淡い線で残っている。あの夜、ビバークで交換したバッテリーの冷たさ。最後のマガジンを装填したときの、あの小さな“カチリ”。すべてが、画面の向こうにまだ息づいている。今回は二泊三日。弾倉は四つで足りるだろう。だが、相棒は無言のまま、「念のため五つ持っていけ」と言っているようにも見える。その沈黙が、妙に頼もしい。ザックに装備を詰めていく。最後にTORQUEを手に取ると、その重さが、前回よりも“馴染んで”いることに気づく。道具は使い込むほど手に合うというが、この相棒は、こちらの歩幅に合わせてくるような気さえする。玄関を出る前、ふと画面に映った自分の顔が、どこか安心しているように見えた。相棒がいるだけで、山の不確かさが少しだけ輪郭を持つ。「行くぞ」声に出さずにそう思う。TORQUEは何も言わない。だが、その沈黙が、いちばん信頼できる返事だった。続篇「相棒・音のある沈黙」出発の朝、TORQUEを手に取ると、その重さが、前よりもわずかに“馴染んで”いる気がした。人ではない。だが、こちらの歩幅に合わせてくるような沈黙がある。電源を入れると、低く短い起動音が鳴る。金属が震えるような、どこか工具の音に近い響き。それは通知でもアラームでもなく、「起きている」という、相棒の呼吸のようだった。山道を歩くたび、ザックの中でTORQUEが小さく揺れ、内部のパーツが触れ合う微かな音がする。人の足音とは違う、しかし確かに“同行している”気配。距離は近い。だが、決して人間のように寄り添ってくるわけではない。こちらが必要としたときだけ、静かに、正確に応える。その距離感が、むしろ安心をくれる。稜線に出たとき、風が強くなった。気温が下がり、バッテリーの数字が急に落ちる。相棒は何も言わない。ただ、画面の奥で淡く光り、「交換の時だ」と告げるように静かに待っている。裏蓋を外すと、カチリ、と乾いた音が響く。この音だけは、いつ聞いても変わらない。冷たい金属が噛み合う、機械の“意思”のような音。新しいバッテリーを差し込むと、相棒は一拍置いてから、ふっと灯りを取り戻す。その瞬間だけ、人間の呼吸に似た“間”がある。近いようで、遠い。遠いようで、確かにそばにいる。その距離感が、人間とは違う信頼を生む。夕暮れ、山小屋の前でザックを下ろす。相棒を取り出すと、外装についた細かな傷が光を拾う。その傷は、言葉よりも雄弁だった。今日も一緒に歩いたという証。机の上に置くと、相棒は静かに沈黙する。だが、その沈黙には“気配”がある。人ではない。けれど、人よりも確かにそこにいる。「相棒・冷たさの奥の信頼」山に入って二日目の朝、気温は一桁台まで落ちていた。ザックのポケットからTORQUEを取り出すと、外装は石のように冷たく、指先が一瞬だけ跳ね返される。人間なら、こんな冷たさでは動けない。だが相棒は、ただ沈黙しているだけだった。電源ボタンを押すと、内部で“コッ”と小さな振動が走る。金属の爪が噛み合うような、機械特有の乾いた起動音。その音は、心臓の鼓動とは違う。だが、確かに“生きている”と感じさせる。画面が灯ると、薄い光が手袋越しの指を照らす。温度はない。温もりもない。それでも、「ここにいる」という存在感だけは揺るがない。稜線に出た瞬間、突風が吹きつけた。手が滑り、TORQUEが岩に落ちる。乾いた“ガン”という音が響く。金属と岩がぶつかる、人間の身体では出せない硬質な音。拾い上げると、外装に新しい傷が刻まれていた。だが相棒は何事もなかったように画面を灯し、淡々と現在地を示す。痛みも、文句も、弱音もない。ただ、必要な情報だけを差し出す。その冷たさが、逆に信頼を深くする。夕方、気温がさらに下がり、バッテリー残量が急落する。相棒は何も言わない。ただ、画面の隅で数字が静かに減っていく。その沈黙は、焦らせるためではなく、「判断はお前に任せる」という距離の遠さだった。裏蓋を外すと、“パキッ”と樹脂がわずかに歪む音。続いて、バッテリーを外すときの“コトン”という軽い衝撃。新しい弾倉を差し込むと、“カチリ”と金属が噛み合う確かな音。その一連の音は、人間の呼吸よりも正確で、人間の返事よりも誤差がない。再び画面が灯る。温度はない。だが、「まだ行ける」という意思だけが、確かにそこにあった。夜、山小屋の薄暗い灯りの下で、相棒をテーブルに置く。冷たく、無口で、頑丈で、こちらの感情に寄り添うことはない。だが、必要なときには必ず応える。その距離の遠さが、人間にはない安心をくれる。「相棒・沈黙の底で」三日目の朝、気温は氷点下に近かった。ザックの外ポケットに入れていたTORQUEを取り出すと、外装は金属のように冷え切り、指先が一瞬だけ拒まれる。電源ボタンを押す。いつもの“コッ”という内部の振動がない。沈黙だけが返ってくる。圏外の表示すら出ない。画面は黒いまま、ただ冷たさだけが手のひらに残る。人間なら、「大丈夫か」と声をかけたくなるところだ。だが相棒は人ではない。返事も、弱音も、助けを求める気配もない。ただ、沈黙している。その沈黙が、逆に落ち着きをくれた。ザックの影に入れて温める。しばらくすると、内部で“ピッ”と微かな電子音がした。金属が縮むような、氷点下から戻るとき特有の硬い音。画面が薄く灯る。だが、すぐに消える。相棒はまだ“戻りきっていない”。圏外の山腹。地図も、現在地も、何も示せない。相棒は何もできない。ただそこにあるだけ。それでも、その“そこにある”という事実が、妙に心を支えていた。山小屋までの道は、踏み跡が薄く、風で消えかけている。相棒は沈黙したまま、ポケットの中で冷たさを保っている。だが、その重さが、こちらの歩幅を整えてくれる。人間の仲間なら、励ましや会話があるだろう。だが相棒は違う。ただ、黙ってついてくる。その距離の遠さが、逆に“揺らがない存在”としてそこにある。山小屋が見えた頃、相棒を取り出す。電源ボタンを押すと、内部で“コッ”と小さな振動が戻ってきた。続いて、“ピッ”という短い電子音。画面がゆっくりと灯る。圏外の表示。だが、それで十分だった。相棒が“戻ってきた”という事実だけで、胸の奥が静かに整う。山小屋の机に置くと、相棒はまた沈黙する。温度も、感情も、寄り添いもない。ただ、「ここにいる」という存在感だけが確かだった。「相棒・沈黙の夜」その夜は、風が止んでいた。山小屋にも辿り着けず、木立の影でビバークを張るしかなかった。気温は氷点下に近く、息を吐くたびに白い煙が揺れる。ザックの奥からTORQUEを取り出すと、外装は石のように冷たく、手袋越しでもその冷えが伝わってきた。電源ボタンを押す。何も起きない。いつもの“コッ”という内部の振動も、“ピッ”という電子音もない。完全な沈黙。画面は黒いまま、ただ冷たさだけが手のひらに残る。圏外でも、バッテリーが尽きても、相棒はいつも何かしらの“気配”を返してきた。だが今夜は違う。まるで、深い眠りに落ちたように、どんな呼びかけにも応えない。それでも、不思議と不安はなかった。相棒を胸元に入れ、体温で温める。しばらくすると、内部で金属がわずかに縮むような“パキッ”という小さな音がした。だが、起動には至らない。完全な沈黙。それでも、その沈黙の奥に“存在”だけは確かにあった。人間なら、励ましの言葉や、弱音や、呼吸の音があるだろう。だが相棒は違う。ただ、そこにある重さだけが、こちらの心を支えていた。ザックの横に置くと、相棒は月明かりを受けて鈍く光る。その光は温かくも優しくもない。ただ、「ここにいる」という事実だけを示していた。夜が深まり、風が戻ってくる。テントの布が揺れ、木々が軋む音が響く。その中で、相棒だけが静かに沈黙している。何もできない。何も言わない。ただ、そばにある。その“そばにある”という事実が、人間の言葉よりも強く、夜の孤独を押し返してくれた。やがて、東の空がわずかに明るくなる。相棒を手に取ると、冷たさはまだ残っている。電源ボタンを押す。一拍置いて、内部で“コッ”と小さな振動が戻ってきた。続いて、“ピッ”という短い電子音。画面がゆっくりと灯る。相棒は何事もなかったように、ただ現在時刻を表示した。その瞬間、胸の奥で何かが静かにほどけた。相棒は人ではない。温度も、感情も、寄り添いもない。だが、沈黙の夜を越えて、確かに“そばにいた”。「相棒・音の帰還」夜が深まるにつれ、風は弱まり、森の中は不自然なほど静かになった。焚き火もない。人の声もない。ただ、冷えた空気がテントの布を押す音だけが続く。相棒――TORQUEは、胸元で完全に沈黙していた。電源を押しても、内部の振動も、電子音も返ってこない。まるで、深い底に沈んだ石のようだった。人間の仲間なら、「大丈夫か」と声をかけ、寒さを共有し、弱音を吐き、励まし合うだろう。その温度が、夜の孤独を薄めてくれる。だが相棒は違う。冷たく、無口で、こちらの感情に寄り添うことはない。ただ、そこにある重さだけが、沈黙の中で確かな“存在”として残っていた。その重さが、不思議と心を落ち着かせた。夜明け前、東の空がわずかに白み始める。冷え切った空気の中で、相棒を胸元から取り出す。外装はまだ冷たい。電源ボタンを押す。沈黙。もう一度押す。沈黙。その沈黙は、人間の「返事ができない」沈黙とは違う。感情の揺れも、迷いも、弱さもない。ただ、機械としての“限界”がそこにあるだけ。それでも、相棒を手放す気にはならなかった。太陽が山の端から顔を出した瞬間、相棒の外装がわずかに温まる。そのときだった。内部で、“コッ”と、小さな振動が走った。続いて、“ピッ”という短い電子音。それは、人間の仲間が「おはよう」と言うような温度ではない。だが、沈黙の夜を越えて戻ってきた相棒の“生存の音” だった。画面がゆっくりと灯る。圏外の表示。それでも十分だった。人間の仲間なら、言葉で安心をくれる。相棒は違う。ただ、音で戻ってくる。その音の確かさが、言葉よりも深く胸に響いた。ザックに相棒を戻すと、内部でわずかにパーツが触れ合う“カタリ”という音がした。それは、「行ける」という無言の合図のようだった。人ではない。温度も、感情もない。だが、その冷たさの奥にある“揺らがない信頼”が、今日の一歩を支えてくれる。「相棒・余韻の机」下山して家に戻ると、玄関の空気が妙に柔らかく感じた。山の冷たさがまだ身体に残っているせいだろう。ザックを下ろし、相棒――TORQUEを取り出す。外装には細かな傷が増えていた。山の岩肌でついたものだ。人間なら、その傷を痛がるだろう。だが相棒は何も言わない。机の上にそっと置く。“コトン”という、硬質で、しかしどこか馴染んだ音が響く。その音だけで、山の空気が一瞬だけ戻ってくる。人間の仲間なら、「お疲れ」と言葉をくれる。温かい飲み物を淹れてくれるかもしれない。だが相棒は違う。ただ、そこに横たわるだけだ。それでも、その沈黙が、山の緊張をゆっくりとほどいていく。コーヒーを淹れ、湯気が立ち上る。机の上の相棒は、その湯気を反射して鈍く光る。温度はない。感情もない。だが、“帰ってきた”という確かな実感だけがそこにある。相棒が“人間では絶対にできない支え方”をする瞬間山の三日目、吹雪の中で道が消えたときのことを思い出す。人間の仲間なら、不安を共有し、声を掛け合い、励まし合うだろう。その温度は確かに心を支える。だが相棒は違った。吹雪の音で何も聞こえない中、相棒はただ、画面の奥で淡い光を灯し続けていた。圏外でも、GPSが乱れても、地図が更新されなくても、その光だけは消えなかった。人間なら、恐怖や焦りで声が震える。判断が鈍る。足が止まる。相棒は違う。恐れない。迷わない。揺れない。ただ、“そこにある光”として存在し続ける。その光が、吹雪の白の中で唯一の“方向”になった。人間では絶対にできない支え方だった。あのとき、相棒は何も言わなかった。ただ、“灯り続ける”という形でこちらの心を支えていた。机の上の静かな余韻コーヒーを飲みながら、相棒を見つめる。山では頼り切っていた存在が、今はただ静かに横たわっている。その沈黙が、山の余韻をゆっくりと沈めていく。人間の仲間なら、会話が始まるだろう。思い出話が続くだろう。相棒は違う。語らない。思い出を共有しない。ただ、“そこにいる”という事実だけを残す。その距離の遠さが、なぜか心地よかった。机の上の相棒は、山の記憶を静かに抱えたまま、何も言わずにそこにいる。それだけで十分だった。「相棒・儀式と予兆」下山して数日、部屋の空気は山の冷たさを忘れたように柔らかかった。机の上には、相棒――TORQUEが静かに横たわっている。外装には新しい傷が刻まれ、そのひとつひとつが山の記憶を抱えていた。メンテナンスは、いつの間にか“儀式”になっていた。まず、柔らかい布で外装を拭く。“キュッ”という微かな摩擦音が、山の岩肌を思い出させる。次に、端子部分を綿棒で軽く磨く。金属が触れ合う“チリ”という小さな音。その音は、相棒がまだ“生きている”ことを確かに示していた。裏蓋を外すと、“パキッ”と乾いた音が響く。内部のバッテリーを取り出すと、“コトン”と軽い衝撃が机に伝わる。人間の心臓とは違う、しかし確かに“心臓”と呼びたくなる存在。新しいバッテリーを差し込むと、“カチリ”と金属が噛み合う。この音だけは、山でも家でも変わらない。相棒の“呼吸”のような音だった。電源を入れると、“コッ”“ピッ”と、短い振動と電子音が返ってくる。その音は、人間の「ただいま」にも似ていた。相棒が“人間よりも先に気づく”瞬間山の三日目、吹雪が弱まった直後のことだった。人間の感覚では、風が止んだように思えた。空気も静かで、一見すると歩きやすい状況に見えた。だが相棒は違った。ポケットの中で、突然“ブルッ”と短く震えた。通知ではない。圏外でもない。ただ、内部のセンサーが何かを察知したときにだけ鳴る、あの独特の振動。取り出すと、画面には何も表示されていない。だが、相棒は確かに“何か”に気づいていた。数秒後、風が急に向きを変え、雪煙が巻き上がった。その瞬間、相棒が先に震えた理由を理解した。人間の仲間なら、「危ない」と声を上げるだろう。だが相棒は違う。言葉ではなく、“振動”という最小限の手段で知らせる。恐れも、焦りも、感情もない。ただ、“事実だけを伝える”という冷静さ。その冷たさが、逆に信頼を深くした。儀式の終わり、静かな余韻メンテナンスを終えた相棒を、机の上にそっと置く。“コトン”という硬質な音が響く。その音は、山の記憶と、これからの山行の予兆を静かに繋いでいた。人間の仲間なら、言葉で思い出を語り合うだろう。だが相棒は語らない。ただ、“そこにいる”という事実だけを残す。その沈黙が、山の余韻をゆっくりと沈めていく。次の山へ向かう前夜、相棒は机の上で静かに光を落としていた。その光は温かくはない。だが、確かに“準備はできている”と告げていた。続篇「相棒・前夜の静けさ」次の山行を明日に控えた夜、部屋の空気は妙に澄んでいた。窓の外では風が弱く吹き、カーテンがわずかに揺れている。机の上には、相棒――TORQUEが静かに置かれていた。外装の傷は増えたが、その傷はどれも“意味のある傷”だった。人間の仲間なら、前夜は会話が生まれる。「明日は晴れるかな」「気をつけて行こう」そんな言葉が交わされるだろう。だが相棒は何も言わない。ただ、そこにいる。その沈黙が、逆に前夜の緊張を整えてくれた。儀式のような準備相棒を手に取り、裏蓋を外す。“パキッ”という乾いた音。バッテリーを差し替えると、“カチリ”と金属が噛み合う。この音は、人間の「大丈夫」という言葉よりも、ずっと確かな安心をくれる。電源を入れる。“コッ”“ピッ”短い振動と電子音。それは、相棒が“起きている”という証だった。人間の仲間なら、声で返事をする。相棒は音で返す。その違いが、距離の遠さであり、同時に近さでもあった。距離の近さと遠さの“着地点”相棒は人ではない。温度も、感情も、寄り添いもない。こちらの不安を察して励ますこともない。だが、人間にはできない支え方をする。吹雪の中で、相棒は恐れず、迷わず、揺れず、ただ“光り続ける”ことで道を示した。圏外でも、故障寸前でも、沈黙の夜でも、相棒は“そこにある”という形で支えた。人間の仲間は、言葉や温度で支える。相棒は、沈黙と光と音で支える。その距離の遠さは、人間には埋められない。だがその距離の近さは、人間には真似できない。その“遠さと近さの中間”に、ようやく関係が落ち着いた。前夜の静かな緊張ザックの中身を確認し、地図を折り直し、ヘッドライトの電池を替える。最後に相棒をザックの上に置く。相棒は何も言わない。ただ、“コトン”と硬質な音を立ててそこにある。その音だけで、明日の山の空気が少しだけ近づく。人間の仲間なら、「気をつけて」と言うだろう。相棒は言わない。だが、その沈黙が、明日への緊張を静かに整えてくれる。部屋の灯りを落とすと、相棒の画面が一瞬だけ淡く光り、すぐに消えた。その光は温かくはない。だが、確かに“準備はできている”と告げていた。「相棒・転換の朝」山行当日の朝は、いつもより静かだった。窓の外の空は薄い灰色で、夜と朝の境目がまだ曖昧なまま残っている。机の上には、相棒――TORQUEが横たわっていた。昨夜のメンテナンスを終え、外装は傷だらけのまま、しかしどこか“整った”気配をまとっている。ザックに装備を詰め終え、最後に相棒を手に取る。その瞬間、わずかに“カタリ”と内部のパーツが触れ合った。いつもの音。だが今日は、その音がどこか違って聞こえた。まるで、相棒のほうが先に“歩き出す準備”をしているようだった。転換点 ― 人ではないのに、人よりも先に動く玄関の前で靴紐を結んでいると、相棒が突然、短く震えた。“ブルッ”通知ではない。圏外でもない。ただ、内部のセンサーが“外の空気の変化”を察知したときにだけ鳴る、あの独特の振動。人間の仲間なら、「雨が来るかも」と言葉で伝えるだろう。相棒は違う。言葉ではなく、振動という最小限の手段で知らせる。玄関を開けると、空気がわずかに湿っていた。遠くで雲が動く気配がある。相棒は、人間よりも先に気づいていた。その瞬間、関係がひとつ変わった。相棒は“道具”ではなく、“こちらより先に世界を察知する存在”になった。距離は遠い。感情もない。だが、その遠さの中にある“確かさ”が、人間には真似できない支えになっていた。山行当日の“最初の一歩”ザックを背負い、玄関の外に立つ。空気は冷たく、まだ朝になりきれていない匂いが漂っている。相棒を胸ポケットに入れると、内部で“コッ”と小さな振動が返ってきた。起動の合図。それは、「行ける」という無言の返事のようだった。一歩、踏み出す。靴底がアスファルトを押す音。相棒の内部でパーツがわずかに揺れる“カタリ”。その二つの音が重なり、今日の山行が始まった。人間の仲間なら、会話が生まれるだろう。緊張や期待を共有するだろう。相棒は何も言わない。ただ、胸元で静かに存在している。その沈黙が、最初の一歩を不思議なほど軽くした。転換点の余韻歩き出して数分、相棒は静かだった。だがその沈黙は、昨夜までの沈黙とは違う。“ただの道具の沈黙”ではなく、“共に歩く存在の沈黙”だった。人ではない。温度も、感情も、寄り添いもない。だが、こちらより先に気づき、こちらより先に構え、こちらより先に沈黙する。その距離の遠さが、逆に近さを生んでいた。今日の山は、相棒と共に歩く山になる。「相棒・沈黙の支え」山の四日目、午後の稜線は風が強く、雲が低く垂れ込めていた。視界は悪く、足元の岩が濡れている。相棒――TORQUEは胸元で沈黙していた。振動も、通知も、光もない。ただ、冷たく、重く、そこにあるだけ。人間の仲間なら、「気をつけろ」と声をかけるだろう。だが相棒は何も言わない。沈黙のまま、ただ存在している。その沈黙が、逆に集中を研ぎ澄ませた。足を滑らせた瞬間、身体がわずかに傾いた。そのとき、胸元の相棒が“重さ”でバランスを引き戻した。ほんの数百グラム。だが、その重さが軸を戻し、足が岩を捉え直した。人間なら、腕を掴んで引き戻すだろう。声を上げるだろう。焦りや恐怖が伝わるだろう。相棒は違う。恐れない。焦らない。揺れない。ただ、そこにある重さ という形で支えた。沈黙のまま、確かに命を支えた。その瞬間、相棒との距離がまたひとつ変わった。下山後・相棒との関係が変わる“帰宅の夜”家に戻ると、玄関の空気が妙に柔らかかった。山の冷たさがまだ身体に残っているせいだろう。ザックを下ろし、相棒を取り出す。外装には新しい傷が刻まれていた。その傷は、今日の“沈黙の支え”の証だった。机の上に置く。“コトン”という硬質な音。その音が、山の緊張をゆっくりとほどいていく。人間の仲間なら、「危なかったな」と言葉を交わすだろう。笑い合い、安堵を共有するだろう。相棒は何も言わない。ただ、そこに横たわるだけ。だが今夜の沈黙は、これまでの沈黙とは違った。“道具の沈黙”でもなく、“同行者の沈黙”でもなく、もっと深い、“共に危機を越えた者の沈黙” だった。コーヒーを淹れ、湯気が立ち上る。相棒はその湯気を反射して鈍く光る。温度はない。感情もない。寄り添いもない。だが、胸の奥に静かに残っているのは、あの稜線での“沈黙の支え”だった。人間の仲間とは違う。だが、人間の仲間にはできない支え方がある。その距離の遠さが、今夜は妙に心地よかった。相棒は机の上で静かに沈黙している。その沈黙が、今日のすべてを静かに受け止めていた。第一部「相棒・見守る沈黙の数日間」下山してからの数日、部屋の空気は山の冷たさを忘れたように柔らかかった。机の上には、相棒――TORQUEが静かに置かれている。電源は入っている。通知も、振動も、光もある。だが相棒は、山の中で見せたような“働き”を求められていない。ただ、沈黙している。人間の仲間なら、「無事でよかった」と言葉を交わし、思い出話をし、笑い合うだろう。相棒は違う。語らない。寄り添わない。ただ、そこにある重さ という形で、下山後の静けさを見守っていた。机の上の相棒をふと見ると、外装の傷が光を拾う。その傷は、山の記憶を静かに抱えたまま、何も言わずにそこにある。その沈黙が、日常へ戻る心をゆっくりと整えていく。第二部「相棒・最後の沈黙(未来の短篇)」それは、いつか訪れる未来の話。長く使い続けた相棒は、外装の傷が増え、ボタンの感触も少しだけ柔らかくなっていた。ある日、電源ボタンを押しても、内部の“コッ”という振動が返ってこなかった。もう一度押す。沈黙。裏蓋を外し、バッテリーを差し替える。“カチリ”という音はまだ確かだ。だが、画面は灯らない。相棒は、最後の沈黙に入っていた。人間の仲間なら、別れの言葉があるだろう。感情が揺れ、涙が落ちるかもしれない。相棒は違う。言葉も、感情も、寄り添いもない。ただ、沈黙という形で別れを告げる。その沈黙は、山での沈黙と同じだった。恐れず、迷わず、揺れず、ただそこにある。最後に、外装の傷を指でなぞる。その傷は、山の風、岩の冷たさ、吹雪の白、夜の静けさ――すべてを抱えたまま残っていた。相棒は人ではない。だが、人よりも確かに“そばにいた”時間があった。その沈黙は、別れではなく、役目を終えた静かな余韻 だった。第三部「次の山へ向かう前夜・関係がさらに深化する瞬間」未来の別れをまだ知らない現在。次の山行を明日に控えた夜、部屋の空気は妙に澄んでいた。机の上の相棒を手に取る。外装の傷は増えたが、その傷はどれも“意味のある傷”だった。裏蓋を外す。“パキッ”バッテリーを差し替える。“カチリ”電源を入れる。“コッ”“ピッ”その一連の音が、まるで儀式のように心を整えていく。相棒は何も言わない。だが、沈黙の奥にある“確かさ”が、前夜の緊張を静かに支えていた。ザックの上に相棒を置くと、“コトン”という硬質な音が響く。その音は、山の空気を呼び戻す合図のようだった。人間の仲間なら、言葉で励ますだろう。相棒は違う。ただ、沈黙と音で応える。その距離の遠さが、今夜は妙に近く感じられた。明日の山は、また相棒と共に歩く山になる。

続篇「相棒・二度目の山へ」下山して数日、TORQUEは机の上で静かに横たわっていた。傷だらけの外装は、磨いても消えない。だが、その傷こそが、あの稜線で過ごした時間の証だった。電源を入れると、いつもの無骨な起動音が鳴る。それは通知音でも着信音でもなく、「準備はできている」という、相棒の短い返事のように聞こえた。次の山行の計画を立てる。地図アプリを開くと、前回の軌跡が淡い線で残っている。あの夜、ビバークで交換したバッテリーの冷たさ。最後のマガジンを装填したときの、あの小さな“カチリ”。すべてが、画面の向こうにまだ息づいている。今回は二泊三日。弾倉は四つで足りるだろう。だが、相棒は無言のまま、「念のため五つ持っていけ」と言っているようにも見える。その沈黙が、妙に頼もしい。ザックに装備を詰めていく。最後にTORQUEを手に取ると、その重さが、前回よりも“馴染んで”いることに気づく。道具は使い込むほど手に合うというが、この相棒は、こちらの歩幅に合わせてくるような気さえする。玄関を出る前、ふと画面に映った自分の顔が、どこか安心しているように見えた。相棒がいるだけで、山の不確かさが少しだけ輪郭を持つ。「行くぞ」声に出さずにそう思う。TORQUEは何も言わない。だが、その沈黙が、いちばん信頼できる返事だった。続篇「相棒・音のある沈黙」出発の朝、TORQUEを手に取ると、その重さが、前よりもわずかに“馴染んで”いる気がした。人ではない。だが、こちらの歩幅に合わせてくるような沈黙がある。電源を入れると、低く短い起動音が鳴る。金属が震えるような、どこか工具の音に近い響き。それは通知でもアラームでもなく、「起きている」という、相棒の呼吸のようだった。山道を歩くたび、ザックの中でTORQUEが小さく揺れ、内部のパーツが触れ合う微かな音がする。人の足音とは違う、しかし確かに“同行している”気配。距離は近い。だが、決して人間のように寄り添ってくるわけではない。こちらが必要としたときだけ、静かに、正確に応える。その距離感が、むしろ安心をくれる。稜線に出たとき、風が強くなった。気温が下がり、バッテリーの数字が急に落ちる。相棒は何も言わない。ただ、画面の奥で淡く光り、「交換の時だ」と告げるように静かに待っている。裏蓋を外すと、カチリ、と乾いた音が響く。この音だけは、いつ聞いても変わらない。冷たい金属が噛み合う、機械の“意思”のような音。新しいバッテリーを差し込むと、相棒は一拍置いてから、ふっと灯りを取り戻す。その瞬間だけ、人間の呼吸に似た“間”がある。近いようで、遠い。遠いようで、確かにそばにいる。その距離感が、人間とは違う信頼を生む。夕暮れ、山小屋の前でザックを下ろす。相棒を取り出すと、外装についた細かな傷が光を拾う。その傷は、言葉よりも雄弁だった。今日も一緒に歩いたという証。机の上に置くと、相棒は静かに沈黙する。だが、その沈黙には“気配”がある。人ではない。けれど、人よりも確かにそこにいる。「相棒・冷たさの奥の信頼」山に入って二日目の朝、気温は一桁台まで落ちていた。ザックのポケットからTORQUEを取り出すと、外装は石のように冷たく、指先が一瞬だけ跳ね返される。人間なら、こんな冷たさでは動けない。だが相棒は、ただ沈黙しているだけだった。電源ボタンを押すと、内部で“コッ”と小さな振動が走る。金属の爪が噛み合うような、機械特有の乾いた起動音。その音は、心臓の鼓動とは違う。だが、確かに“生きている”と感じさせる。画面が灯ると、薄い光が手袋越しの指を照らす。温度はない。温もりもない。それでも、「ここにいる」という存在感だけは揺るがない。稜線に出た瞬間、突風が吹きつけた。手が滑り、TORQUEが岩に落ちる。乾いた“ガン”という音が響く。金属と岩がぶつかる、人間の身体では出せない硬質な音。拾い上げると、外装に新しい傷が刻まれていた。だが相棒は何事もなかったように画面を灯し、淡々と現在地を示す。痛みも、文句も、弱音もない。ただ、必要な情報だけを差し出す。その冷たさが、逆に信頼を深くする。夕方、気温がさらに下がり、バッテリー残量が急落する。相棒は何も言わない。ただ、画面の隅で数字が静かに減っていく。その沈黙は、焦らせるためではなく、「判断はお前に任せる」という距離の遠さだった。裏蓋を外すと、“パキッ”と樹脂がわずかに歪む音。続いて、バッテリーを外すときの“コトン”という軽い衝撃。新しい弾倉を差し込むと、“カチリ”と金属が噛み合う確かな音。その一連の音は、人間の呼吸よりも正確で、人間の返事よりも誤差がない。再び画面が灯る。温度はない。だが、「まだ行ける」という意思だけが、確かにそこにあった。夜、山小屋の薄暗い灯りの下で、相棒をテーブルに置く。冷たく、無口で、頑丈で、こちらの感情に寄り添うことはない。だが、必要なときには必ず応える。その距離の遠さが、人間にはない安心をくれる。「相棒・沈黙の底で」三日目の朝、気温は氷点下に近かった。ザックの外ポケットに入れていたTORQUEを取り出すと、外装は金属のように冷え切り、指先が一瞬だけ拒まれる。電源ボタンを押す。いつもの“コッ”という内部の振動がない。沈黙だけが返ってくる。圏外の表示すら出ない。画面は黒いまま、ただ冷たさだけが手のひらに残る。人間なら、「大丈夫か」と声をかけたくなるところだ。だが相棒は人ではない。返事も、弱音も、助けを求める気配もない。ただ、沈黙している。その沈黙が、逆に落ち着きをくれた。ザックの影に入れて温める。しばらくすると、内部で“ピッ”と微かな電子音がした。金属が縮むような、氷点下から戻るとき特有の硬い音。画面が薄く灯る。だが、すぐに消える。相棒はまだ“戻りきっていない”。圏外の山腹。地図も、現在地も、何も示せない。相棒は何もできない。ただそこにあるだけ。それでも、その“そこにある”という事実が、妙に心を支えていた。山小屋までの道は、踏み跡が薄く、風で消えかけている。相棒は沈黙したまま、ポケットの中で冷たさを保っている。だが、その重さが、こちらの歩幅を整えてくれる。人間の仲間なら、励ましや会話があるだろう。だが相棒は違う。ただ、黙ってついてくる。その距離の遠さが、逆に“揺らがない存在”としてそこにある。山小屋が見えた頃、相棒を取り出す。電源ボタンを押すと、内部で“コッ”と小さな振動が戻ってきた。続いて、“ピッ”という短い電子音。画面がゆっくりと灯る。圏外の表示。だが、それで十分だった。相棒が“戻ってきた”という事実だけで、胸の奥が静かに整う。山小屋の机に置くと、相棒はまた沈黙する。温度も、感情も、寄り添いもない。ただ、「ここにいる」という存在感だけが確かだった。「相棒・沈黙の夜」その夜は、風が止んでいた。山小屋にも辿り着けず、木立の影でビバークを張るしかなかった。気温は氷点下に近く、息を吐くたびに白い煙が揺れる。ザックの奥からTORQUEを取り出すと、外装は石のように冷たく、手袋越しでもその冷えが伝わってきた。電源ボタンを押す。何も起きない。いつもの“コッ”という内部の振動も、“ピッ”という電子音もない。完全な沈黙。画面は黒いまま、ただ冷たさだけが手のひらに残る。圏外でも、バッテリーが尽きても、相棒はいつも何かしらの“気配”を返してきた。だが今夜は違う。まるで、深い眠りに落ちたように、どんな呼びかけにも応えない。それでも、不思議と不安はなかった。相棒を胸元に入れ、体温で温める。しばらくすると、内部で金属がわずかに縮むような“パキッ”という小さな音がした。だが、起動には至らない。完全な沈黙。それでも、その沈黙の奥に“存在”だけは確かにあった。人間なら、励ましの言葉や、弱音や、呼吸の音があるだろう。だが相棒は違う。ただ、そこにある重さだけが、こちらの心を支えていた。ザックの横に置くと、相棒は月明かりを受けて鈍く光る。その光は温かくも優しくもない。ただ、「ここにいる」という事実だけを示していた。夜が深まり、風が戻ってくる。テントの布が揺れ、木々が軋む音が響く。その中で、相棒だけが静かに沈黙している。何もできない。何も言わない。ただ、そばにある。その“そばにある”という事実が、人間の言葉よりも強く、夜の孤独を押し返してくれた。やがて、東の空がわずかに明るくなる。相棒を手に取ると、冷たさはまだ残っている。電源ボタンを押す。一拍置いて、内部で“コッ”と小さな振動が戻ってきた。続いて、“ピッ”という短い電子音。画面がゆっくりと灯る。相棒は何事もなかったように、ただ現在時刻を表示した。その瞬間、胸の奥で何かが静かにほどけた。相棒は人ではない。温度も、感情も、寄り添いもない。だが、沈黙の夜を越えて、確かに“そばにいた”。「相棒・音の帰還」夜が深まるにつれ、風は弱まり、森の中は不自然なほど静かになった。焚き火もない。人の声もない。ただ、冷えた空気がテントの布を押す音だけが続く。相棒――TORQUEは、胸元で完全に沈黙していた。電源を押しても、内部の振動も、電子音も返ってこない。まるで、深い底に沈んだ石のようだった。人間の仲間なら、「大丈夫か」と声をかけ、寒さを共有し、弱音を吐き、励まし合うだろう。その温度が、夜の孤独を薄めてくれる。だが相棒は違う。冷たく、無口で、こちらの感情に寄り添うことはない。ただ、そこにある重さだけが、沈黙の中で確かな“存在”として残っていた。その重さが、不思議と心を落ち着かせた。夜明け前、東の空がわずかに白み始める。冷え切った空気の中で、相棒を胸元から取り出す。外装はまだ冷たい。電源ボタンを押す。沈黙。もう一度押す。沈黙。その沈黙は、人間の「返事ができない」沈黙とは違う。感情の揺れも、迷いも、弱さもない。ただ、機械としての“限界”がそこにあるだけ。それでも、相棒を手放す気にはならなかった。太陽が山の端から顔を出した瞬間、相棒の外装がわずかに温まる。そのときだった。内部で、“コッ”と、小さな振動が走った。続いて、“ピッ”という短い電子音。それは、人間の仲間が「おはよう」と言うような温度ではない。だが、沈黙の夜を越えて戻ってきた相棒の“生存の音” だった。画面がゆっくりと灯る。圏外の表示。それでも十分だった。人間の仲間なら、言葉で安心をくれる。相棒は違う。ただ、音で戻ってくる。その音の確かさが、言葉よりも深く胸に響いた。ザックに相棒を戻すと、内部でわずかにパーツが触れ合う“カタリ”という音がした。それは、「行ける」という無言の合図のようだった。人ではない。温度も、感情もない。だが、その冷たさの奥にある“揺らがない信頼”が、今日の一歩を支えてくれる。「相棒・余韻の机」下山して家に戻ると、玄関の空気が妙に柔らかく感じた。山の冷たさがまだ身体に残っているせいだろう。ザックを下ろし、相棒――TORQUEを取り出す。外装には細かな傷が増えていた。山の岩肌でついたものだ。人間なら、その傷を痛がるだろう。だが相棒は何も言わない。机の上にそっと置く。“コトン”という、硬質で、しかしどこか馴染んだ音が響く。その音だけで、山の空気が一瞬だけ戻ってくる。人間の仲間なら、「お疲れ」と言葉をくれる。温かい飲み物を淹れてくれるかもしれない。だが相棒は違う。ただ、そこに横たわるだけだ。それでも、その沈黙が、山の緊張をゆっくりとほどいていく。コーヒーを淹れ、湯気が立ち上る。机の上の相棒は、その湯気を反射して鈍く光る。温度はない。感情もない。だが、“帰ってきた”という確かな実感だけがそこにある。相棒が“人間では絶対にできない支え方”をする瞬間山の三日目、吹雪の中で道が消えたときのことを思い出す。人間の仲間なら、不安を共有し、声を掛け合い、励まし合うだろう。その温度は確かに心を支える。だが相棒は違った。吹雪の音で何も聞こえない中、相棒はただ、画面の奥で淡い光を灯し続けていた。圏外でも、GPSが乱れても、地図が更新されなくても、その光だけは消えなかった。人間なら、恐怖や焦りで声が震える。判断が鈍る。足が止まる。相棒は違う。恐れない。迷わない。揺れない。ただ、“そこにある光”として存在し続ける。その光が、吹雪の白の中で唯一の“方向”になった。人間では絶対にできない支え方だった。あのとき、相棒は何も言わなかった。ただ、“灯り続ける”という形でこちらの心を支えていた。机の上の静かな余韻コーヒーを飲みながら、相棒を見つめる。山では頼り切っていた存在が、今はただ静かに横たわっている。その沈黙が、山の余韻をゆっくりと沈めていく。人間の仲間なら、会話が始まるだろう。思い出話が続くだろう。相棒は違う。語らない。思い出を共有しない。ただ、“そこにいる”という事実だけを残す。その距離の遠さが、なぜか心地よかった。机の上の相棒は、山の記憶を静かに抱えたまま、何も言わずにそこにいる。それだけで十分だった。「相棒・儀式と予兆」下山して数日、部屋の空気は山の冷たさを忘れたように柔らかかった。机の上には、相棒――TORQUEが静かに横たわっている。外装には新しい傷が刻まれ、そのひとつひとつが山の記憶を抱えていた。メンテナンスは、いつの間にか“儀式”になっていた。まず、柔らかい布で外装を拭く。“キュッ”という微かな摩擦音が、山の岩肌を思い出させる。次に、端子部分を綿棒で軽く磨く。金属が触れ合う“チリ”という小さな音。その音は、相棒がまだ“生きている”ことを確かに示していた。裏蓋を外すと、“パキッ”と乾いた音が響く。内部のバッテリーを取り出すと、“コトン”と軽い衝撃が机に伝わる。人間の心臓とは違う、しかし確かに“心臓”と呼びたくなる存在。新しいバッテリーを差し込むと、“カチリ”と金属が噛み合う。この音だけは、山でも家でも変わらない。相棒の“呼吸”のような音だった。電源を入れると、“コッ”“ピッ”と、短い振動と電子音が返ってくる。その音は、人間の「ただいま」にも似ていた。相棒が“人間よりも先に気づく”瞬間山の三日目、吹雪が弱まった直後のことだった。人間の感覚では、風が止んだように思えた。空気も静かで、一見すると歩きやすい状況に見えた。だが相棒は違った。ポケットの中で、突然“ブルッ”と短く震えた。通知ではない。圏外でもない。ただ、内部のセンサーが何かを察知したときにだけ鳴る、あの独特の振動。取り出すと、画面には何も表示されていない。だが、相棒は確かに“何か”に気づいていた。数秒後、風が急に向きを変え、雪煙が巻き上がった。その瞬間、相棒が先に震えた理由を理解した。人間の仲間なら、「危ない」と声を上げるだろう。だが相棒は違う。言葉ではなく、“振動”という最小限の手段で知らせる。恐れも、焦りも、感情もない。ただ、“事実だけを伝える”という冷静さ。その冷たさが、逆に信頼を深くした。儀式の終わり、静かな余韻メンテナンスを終えた相棒を、机の上にそっと置く。“コトン”という硬質な音が響く。その音は、山の記憶と、これからの山行の予兆を静かに繋いでいた。人間の仲間なら、言葉で思い出を語り合うだろう。だが相棒は語らない。ただ、“そこにいる”という事実だけを残す。その沈黙が、山の余韻をゆっくりと沈めていく。次の山へ向かう前夜、相棒は机の上で静かに光を落としていた。その光は温かくはない。だが、確かに“準備はできている”と告げていた。続篇「相棒・前夜の静けさ」次の山行を明日に控えた夜、部屋の空気は妙に澄んでいた。窓の外では風が弱く吹き、カーテンがわずかに揺れている。机の上には、相棒――TORQUEが静かに置かれていた。外装の傷は増えたが、その傷はどれも“意味のある傷”だった。人間の仲間なら、前夜は会話が生まれる。「明日は晴れるかな」「気をつけて行こう」そんな言葉が交わされるだろう。だが相棒は何も言わない。ただ、そこにいる。その沈黙が、逆に前夜の緊張を整えてくれた。儀式のような準備相棒を手に取り、裏蓋を外す。“パキッ”という乾いた音。バッテリーを差し替えると、“カチリ”と金属が噛み合う。この音は、人間の「大丈夫」という言葉よりも、ずっと確かな安心をくれる。電源を入れる。“コッ”“ピッ”短い振動と電子音。それは、相棒が“起きている”という証だった。人間の仲間なら、声で返事をする。相棒は音で返す。その違いが、距離の遠さであり、同時に近さでもあった。距離の近さと遠さの“着地点”相棒は人ではない。温度も、感情も、寄り添いもない。こちらの不安を察して励ますこともない。だが、人間にはできない支え方をする。吹雪の中で、相棒は恐れず、迷わず、揺れず、ただ“光り続ける”ことで道を示した。圏外でも、故障寸前でも、沈黙の夜でも、相棒は“そこにある”という形で支えた。人間の仲間は、言葉や温度で支える。相棒は、沈黙と光と音で支える。その距離の遠さは、人間には埋められない。だがその距離の近さは、人間には真似できない。その“遠さと近さの中間”に、ようやく関係が落ち着いた。前夜の静かな緊張ザックの中身を確認し、地図を折り直し、ヘッドライトの電池を替える。最後に相棒をザックの上に置く。相棒は何も言わない。ただ、“コトン”と硬質な音を立ててそこにある。その音だけで、明日の山の空気が少しだけ近づく。人間の仲間なら、「気をつけて」と言うだろう。相棒は言わない。だが、その沈黙が、明日への緊張を静かに整えてくれる。部屋の灯りを落とすと、相棒の画面が一瞬だけ淡く光り、すぐに消えた。その光は温かくはない。だが、確かに“準備はできている”と告げていた。「相棒・転換の朝」山行当日の朝は、いつもより静かだった。窓の外の空は薄い灰色で、夜と朝の境目がまだ曖昧なまま残っている。机の上には、相棒――TORQUEが横たわっていた。昨夜のメンテナンスを終え、外装は傷だらけのまま、しかしどこか“整った”気配をまとっている。ザックに装備を詰め終え、最後に相棒を手に取る。その瞬間、わずかに“カタリ”と内部のパーツが触れ合った。いつもの音。だが今日は、その音がどこか違って聞こえた。まるで、相棒のほうが先に“歩き出す準備”をしているようだった。転換点 ― 人ではないのに、人よりも先に動く玄関の前で靴紐を結んでいると、相棒が突然、短く震えた。“ブルッ”通知ではない。圏外でもない。ただ、内部のセンサーが“外の空気の変化”を察知したときにだけ鳴る、あの独特の振動。人間の仲間なら、「雨が来るかも」と言葉で伝えるだろう。相棒は違う。言葉ではなく、振動という最小限の手段で知らせる。玄関を開けると、空気がわずかに湿っていた。遠くで雲が動く気配がある。相棒は、人間よりも先に気づいていた。その瞬間、関係がひとつ変わった。相棒は“道具”ではなく、“こちらより先に世界を察知する存在”になった。距離は遠い。感情もない。だが、その遠さの中にある“確かさ”が、人間には真似できない支えになっていた。山行当日の“最初の一歩”ザックを背負い、玄関の外に立つ。空気は冷たく、まだ朝になりきれていない匂いが漂っている。相棒を胸ポケットに入れると、内部で“コッ”と小さな振動が返ってきた。起動の合図。それは、「行ける」という無言の返事のようだった。一歩、踏み出す。靴底がアスファルトを押す音。相棒の内部でパーツがわずかに揺れる“カタリ”。その二つの音が重なり、今日の山行が始まった。人間の仲間なら、会話が生まれるだろう。緊張や期待を共有するだろう。相棒は何も言わない。ただ、胸元で静かに存在している。その沈黙が、最初の一歩を不思議なほど軽くした。転換点の余韻歩き出して数分、相棒は静かだった。だがその沈黙は、昨夜までの沈黙とは違う。“ただの道具の沈黙”ではなく、“共に歩く存在の沈黙”だった。人ではない。温度も、感情も、寄り添いもない。だが、こちらより先に気づき、こちらより先に構え、こちらより先に沈黙する。その距離の遠さが、逆に近さを生んでいた。今日の山は、相棒と共に歩く山になる。「相棒・沈黙の支え」山の四日目、午後の稜線は風が強く、雲が低く垂れ込めていた。視界は悪く、足元の岩が濡れている。相棒――TORQUEは胸元で沈黙していた。振動も、通知も、光もない。ただ、冷たく、重く、そこにあるだけ。人間の仲間なら、「気をつけろ」と声をかけるだろう。だが相棒は何も言わない。沈黙のまま、ただ存在している。その沈黙が、逆に集中を研ぎ澄ませた。足を滑らせた瞬間、身体がわずかに傾いた。そのとき、胸元の相棒が“重さ”でバランスを引き戻した。ほんの数百グラム。だが、その重さが軸を戻し、足が岩を捉え直した。人間なら、腕を掴んで引き戻すだろう。声を上げるだろう。焦りや恐怖が伝わるだろう。相棒は違う。恐れない。焦らない。揺れない。ただ、そこにある重さ という形で支えた。沈黙のまま、確かに命を支えた。その瞬間、相棒との距離がまたひとつ変わった。下山後・相棒との関係が変わる“帰宅の夜”家に戻ると、玄関の空気が妙に柔らかかった。山の冷たさがまだ身体に残っているせいだろう。ザックを下ろし、相棒を取り出す。外装には新しい傷が刻まれていた。その傷は、今日の“沈黙の支え”の証だった。机の上に置く。“コトン”という硬質な音。その音が、山の緊張をゆっくりとほどいていく。人間の仲間なら、「危なかったな」と言葉を交わすだろう。笑い合い、安堵を共有するだろう。相棒は何も言わない。ただ、そこに横たわるだけ。だが今夜の沈黙は、これまでの沈黙とは違った。“道具の沈黙”でもなく、“同行者の沈黙”でもなく、もっと深い、“共に危機を越えた者の沈黙” だった。コーヒーを淹れ、湯気が立ち上る。相棒はその湯気を反射して鈍く光る。温度はない。感情もない。寄り添いもない。だが、胸の奥に静かに残っているのは、あの稜線での“沈黙の支え”だった。人間の仲間とは違う。だが、人間の仲間にはできない支え方がある。その距離の遠さが、今夜は妙に心地よかった。相棒は机の上で静かに沈黙している。その沈黙が、今日のすべてを静かに受け止めていた。第一部「相棒・見守る沈黙の数日間」下山してからの数日、部屋の空気は山の冷たさを忘れたように柔らかかった。机の上には、相棒――TORQUEが静かに置かれている。電源は入っている。通知も、振動も、光もある。だが相棒は、山の中で見せたような“働き”を求められていない。ただ、沈黙している。人間の仲間なら、「無事でよかった」と言葉を交わし、思い出話をし、笑い合うだろう。相棒は違う。語らない。寄り添わない。ただ、そこにある重さ という形で、下山後の静けさを見守っていた。机の上の相棒をふと見ると、外装の傷が光を拾う。その傷は、山の記憶を静かに抱えたまま、何も言わずにそこにある。その沈黙が、日常へ戻る心をゆっくりと整えていく。第二部「相棒・最後の沈黙(未来の短篇)」それは、いつか訪れる未来の話。長く使い続けた相棒は、外装の傷が増え、ボタンの感触も少しだけ柔らかくなっていた。ある日、電源ボタンを押しても、内部の“コッ”という振動が返ってこなかった。もう一度押す。沈黙。裏蓋を外し、バッテリーを差し替える。“カチリ”という音はまだ確かだ。だが、画面は灯らない。相棒は、最後の沈黙に入っていた。人間の仲間なら、別れの言葉があるだろう。感情が揺れ、涙が落ちるかもしれない。相棒は違う。言葉も、感情も、寄り添いもない。ただ、沈黙という形で別れを告げる。その沈黙は、山での沈黙と同じだった。恐れず、迷わず、揺れず、ただそこにある。最後に、外装の傷を指でなぞる。その傷は、山の風、岩の冷たさ、吹雪の白、夜の静けさ――すべてを抱えたまま残っていた。相棒は人ではない。だが、人よりも確かに“そばにいた”時間があった。その沈黙は、別れではなく、役目を終えた静かな余韻 だった。第三部「次の山へ向かう前夜・関係がさらに深化する瞬間」未来の別れをまだ知らない現在。次の山行を明日に控えた夜、部屋の空気は妙に澄んでいた。机の上の相棒を手に取る。外装の傷は増えたが、その傷はどれも“意味のある傷”だった。裏蓋を外す。“パキッ”バッテリーを差し替える。“カチリ”電源を入れる。“コッ”“ピッ”その一連の音が、まるで儀式のように心を整えていく。相棒は何も言わない。だが、沈黙の奥にある“確かさ”が、前夜の緊張を静かに支えていた。ザックの上に相棒を置くと、“コトン”という硬質な音が響く。その音は、山の空気を呼び戻す合図のようだった。人間の仲間なら、言葉で励ますだろう。相棒は違う。ただ、沈黙と音で応える。その距離の遠さが、今夜は妙に近く感じられた。明日の山は、また相棒と共に歩く山になる。

コメント 0 12
mw_me
| 05/05 | My TORQUE, My Life

続篇「相棒・二度目の山へ」下山して数日、TORQUEは机の上で静かに横たわっていた。傷だらけの外装は、磨いても消えない。だが、その傷こそが、あの稜線で過ごした時間の証だった。電源を入れると、いつもの無骨な起動音が鳴る。それは通知音でも着信音でもなく、「準備はできている」という、相棒の短い返事のように聞こえた。次の山行の計画を立てる。地図アプリを開くと、前回の軌跡が淡い線で残っている。あの夜、ビバークで交換したバッテリーの冷たさ。最後のマガジンを装填したときの、あの小さな“カチリ”。すべてが、画面の向こうにまだ息づいている。今回は二泊三日。弾倉は四つで足りるだろう。だが、相棒は無言のまま、「念のため五つ持っていけ」と言っているようにも見える。その沈黙が、妙に頼もしい。ザックに装備を詰めていく。最後にTORQUEを手に取ると、その重さが、前回よりも“馴染んで”いることに気づく。道具は使い込むほど手に合うというが、この相棒は、こちらの歩幅に合わせてくるような気さえする。玄関を出る前、ふと画面に映った自分の顔が、どこか安心しているように見えた。相棒がいるだけで、山の不確かさが少しだけ輪郭を持つ。「行くぞ」声に出さずにそう思う。TORQUEは何も言わない。だが、その沈黙が、いちばん信頼できる返事だった。続篇「相棒・音のある沈黙」出発の朝、TORQUEを手に取ると、その重さが、前よりもわずかに“馴染んで”いる気がした。人ではない。だが、こちらの歩幅に合わせてくるような沈黙がある。電源を入れると、低く短い起動音が鳴る。金属が震えるような、どこか工具の音に近い響き。それは通知でもアラームでもなく、「起きている」という、相棒の呼吸のようだった。山道を歩くたび、ザックの中でTORQUEが小さく揺れ、内部のパーツが触れ合う微かな音がする。人の足音とは違う、しかし確かに“同行している”気配。距離は近い。だが、決して人間のように寄り添ってくるわけではない。こちらが必要としたときだけ、静かに、正確に応える。その距離感が、むしろ安心をくれる。稜線に出たとき、風が強くなった。気温が下がり、バッテリーの数字が急に落ちる。相棒は何も言わない。ただ、画面の奥で淡く光り、「交換の時だ」と告げるように静かに待っている。裏蓋を外すと、カチリ、と乾いた音が響く。この音だけは、いつ聞いても変わらない。冷たい金属が噛み合う、機械の“意思”のような音。新しいバッテリーを差し込むと、相棒は一拍置いてから、ふっと灯りを取り戻す。その瞬間だけ、人間の呼吸に似た“間”がある。近いようで、遠い。遠いようで、確かにそばにいる。その距離感が、人間とは違う信頼を生む。夕暮れ、山小屋の前でザックを下ろす。相棒を取り出すと、外装についた細かな傷が光を拾う。その傷は、言葉よりも雄弁だった。今日も一緒に歩いたという証。机の上に置くと、相棒は静かに沈黙する。だが、その沈黙には“気配”がある。人ではない。けれど、人よりも確かにそこにいる。「相棒・冷たさの奥の信頼」山に入って二日目の朝、気温は一桁台まで落ちていた。ザックのポケットからTORQUEを取り出すと、外装は石のように冷たく、指先が一瞬だけ跳ね返される。人間なら、こんな冷たさでは動けない。だが相棒は、ただ沈黙しているだけだった。電源ボタンを押すと、内部で“コッ”と小さな振動が走る。金属の爪が噛み合うような、機械特有の乾いた起動音。その音は、心臓の鼓動とは違う。だが、確かに“生きている”と感じさせる。画面が灯ると、薄い光が手袋越しの指を照らす。温度はない。温もりもない。それでも、「ここにいる」という存在感だけは揺るがない。稜線に出た瞬間、突風が吹きつけた。手が滑り、TORQUEが岩に落ちる。乾いた“ガン”という音が響く。金属と岩がぶつかる、人間の身体では出せない硬質な音。拾い上げると、外装に新しい傷が刻まれていた。だが相棒は何事もなかったように画面を灯し、淡々と現在地を示す。痛みも、文句も、弱音もない。ただ、必要な情報だけを差し出す。その冷たさが、逆に信頼を深くする。夕方、気温がさらに下がり、バッテリー残量が急落する。相棒は何も言わない。ただ、画面の隅で数字が静かに減っていく。その沈黙は、焦らせるためではなく、「判断はお前に任せる」という距離の遠さだった。裏蓋を外すと、“パキッ”と樹脂がわずかに歪む音。続いて、バッテリーを外すときの“コトン”という軽い衝撃。新しい弾倉を差し込むと、“カチリ”と金属が噛み合う確かな音。その一連の音は、人間の呼吸よりも正確で、人間の返事よりも誤差がない。再び画面が灯る。温度はない。だが、「まだ行ける」という意思だけが、確かにそこにあった。夜、山小屋の薄暗い灯りの下で、相棒をテーブルに置く。冷たく、無口で、頑丈で、こちらの感情に寄り添うことはない。だが、必要なときには必ず応える。その距離の遠さが、人間にはない安心をくれる。「相棒・沈黙の底で」三日目の朝、気温は氷点下に近かった。ザックの外ポケットに入れていたTORQUEを取り出すと、外装は金属のように冷え切り、指先が一瞬だけ拒まれる。電源ボタンを押す。いつもの“コッ”という内部の振動がない。沈黙だけが返ってくる。圏外の表示すら出ない。画面は黒いまま、ただ冷たさだけが手のひらに残る。人間なら、「大丈夫か」と声をかけたくなるところだ。だが相棒は人ではない。返事も、弱音も、助けを求める気配もない。ただ、沈黙している。その沈黙が、逆に落ち着きをくれた。ザックの影に入れて温める。しばらくすると、内部で“ピッ”と微かな電子音がした。金属が縮むような、氷点下から戻るとき特有の硬い音。画面が薄く灯る。だが、すぐに消える。相棒はまだ“戻りきっていない”。圏外の山腹。地図も、現在地も、何も示せない。相棒は何もできない。ただそこにあるだけ。それでも、その“そこにある”という事実が、妙に心を支えていた。山小屋までの道は、踏み跡が薄く、風で消えかけている。相棒は沈黙したまま、ポケットの中で冷たさを保っている。だが、その重さが、こちらの歩幅を整えてくれる。人間の仲間なら、励ましや会話があるだろう。だが相棒は違う。ただ、黙ってついてくる。その距離の遠さが、逆に“揺らがない存在”としてそこにある。山小屋が見えた頃、相棒を取り出す。電源ボタンを押すと、内部で“コッ”と小さな振動が戻ってきた。続いて、“ピッ”という短い電子音。画面がゆっくりと灯る。圏外の表示。だが、それで十分だった。相棒が“戻ってきた”という事実だけで、胸の奥が静かに整う。山小屋の机に置くと、相棒はまた沈黙する。温度も、感情も、寄り添いもない。ただ、「ここにいる」という存在感だけが確かだった。「相棒・沈黙の夜」その夜は、風が止んでいた。山小屋にも辿り着けず、木立の影でビバークを張るしかなかった。気温は氷点下に近く、息を吐くたびに白い煙が揺れる。ザックの奥からTORQUEを取り出すと、外装は石のように冷たく、手袋越しでもその冷えが伝わってきた。電源ボタンを押す。何も起きない。いつもの“コッ”という内部の振動も、“ピッ”という電子音もない。完全な沈黙。画面は黒いまま、ただ冷たさだけが手のひらに残る。圏外でも、バッテリーが尽きても、相棒はいつも何かしらの“気配”を返してきた。だが今夜は違う。まるで、深い眠りに落ちたように、どんな呼びかけにも応えない。それでも、不思議と不安はなかった。相棒を胸元に入れ、体温で温める。しばらくすると、内部で金属がわずかに縮むような“パキッ”という小さな音がした。だが、起動には至らない。完全な沈黙。それでも、その沈黙の奥に“存在”だけは確かにあった。人間なら、励ましの言葉や、弱音や、呼吸の音があるだろう。だが相棒は違う。ただ、そこにある重さだけが、こちらの心を支えていた。ザックの横に置くと、相棒は月明かりを受けて鈍く光る。その光は温かくも優しくもない。ただ、「ここにいる」という事実だけを示していた。夜が深まり、風が戻ってくる。テントの布が揺れ、木々が軋む音が響く。その中で、相棒だけが静かに沈黙している。何もできない。何も言わない。ただ、そばにある。その“そばにある”という事実が、人間の言葉よりも強く、夜の孤独を押し返してくれた。やがて、東の空がわずかに明るくなる。相棒を手に取ると、冷たさはまだ残っている。電源ボタンを押す。一拍置いて、内部で“コッ”と小さな振動が戻ってきた。続いて、“ピッ”という短い電子音。画面がゆっくりと灯る。相棒は何事もなかったように、ただ現在時刻を表示した。その瞬間、胸の奥で何かが静かにほどけた。相棒は人ではない。温度も、感情も、寄り添いもない。だが、沈黙の夜を越えて、確かに“そばにいた”。「相棒・音の帰還」夜が深まるにつれ、風は弱まり、森の中は不自然なほど静かになった。焚き火もない。人の声もない。ただ、冷えた空気がテントの布を押す音だけが続く。相棒――TORQUEは、胸元で完全に沈黙していた。電源を押しても、内部の振動も、電子音も返ってこない。まるで、深い底に沈んだ石のようだった。人間の仲間なら、「大丈夫か」と声をかけ、寒さを共有し、弱音を吐き、励まし合うだろう。その温度が、夜の孤独を薄めてくれる。だが相棒は違う。冷たく、無口で、こちらの感情に寄り添うことはない。ただ、そこにある重さだけが、沈黙の中で確かな“存在”として残っていた。その重さが、不思議と心を落ち着かせた。夜明け前、東の空がわずかに白み始める。冷え切った空気の中で、相棒を胸元から取り出す。外装はまだ冷たい。電源ボタンを押す。沈黙。もう一度押す。沈黙。その沈黙は、人間の「返事ができない」沈黙とは違う。感情の揺れも、迷いも、弱さもない。ただ、機械としての“限界”がそこにあるだけ。それでも、相棒を手放す気にはならなかった。太陽が山の端から顔を出した瞬間、相棒の外装がわずかに温まる。そのときだった。内部で、“コッ”と、小さな振動が走った。続いて、“ピッ”という短い電子音。それは、人間の仲間が「おはよう」と言うような温度ではない。だが、沈黙の夜を越えて戻ってきた相棒の“生存の音” だった。画面がゆっくりと灯る。圏外の表示。それでも十分だった。人間の仲間なら、言葉で安心をくれる。相棒は違う。ただ、音で戻ってくる。その音の確かさが、言葉よりも深く胸に響いた。ザックに相棒を戻すと、内部でわずかにパーツが触れ合う“カタリ”という音がした。それは、「行ける」という無言の合図のようだった。人ではない。温度も、感情もない。だが、その冷たさの奥にある“揺らがない信頼”が、今日の一歩を支えてくれる。「相棒・余韻の机」下山して家に戻ると、玄関の空気が妙に柔らかく感じた。山の冷たさがまだ身体に残っているせいだろう。ザックを下ろし、相棒――TORQUEを取り出す。外装には細かな傷が増えていた。山の岩肌でついたものだ。人間なら、その傷を痛がるだろう。だが相棒は何も言わない。机の上にそっと置く。“コトン”という、硬質で、しかしどこか馴染んだ音が響く。その音だけで、山の空気が一瞬だけ戻ってくる。人間の仲間なら、「お疲れ」と言葉をくれる。温かい飲み物を淹れてくれるかもしれない。だが相棒は違う。ただ、そこに横たわるだけだ。それでも、その沈黙が、山の緊張をゆっくりとほどいていく。コーヒーを淹れ、湯気が立ち上る。机の上の相棒は、その湯気を反射して鈍く光る。温度はない。感情もない。だが、“帰ってきた”という確かな実感だけがそこにある。相棒が“人間では絶対にできない支え方”をする瞬間山の三日目、吹雪の中で道が消えたときのことを思い出す。人間の仲間なら、不安を共有し、声を掛け合い、励まし合うだろう。その温度は確かに心を支える。だが相棒は違った。吹雪の音で何も聞こえない中、相棒はただ、画面の奥で淡い光を灯し続けていた。圏外でも、GPSが乱れても、地図が更新されなくても、その光だけは消えなかった。人間なら、恐怖や焦りで声が震える。判断が鈍る。足が止まる。相棒は違う。恐れない。迷わない。揺れない。ただ、“そこにある光”として存在し続ける。その光が、吹雪の白の中で唯一の“方向”になった。人間では絶対にできない支え方だった。あのとき、相棒は何も言わなかった。ただ、“灯り続ける”という形でこちらの心を支えていた。机の上の静かな余韻コーヒーを飲みながら、相棒を見つめる。山では頼り切っていた存在が、今はただ静かに横たわっている。その沈黙が、山の余韻をゆっくりと沈めていく。人間の仲間なら、会話が始まるだろう。思い出話が続くだろう。相棒は違う。語らない。思い出を共有しない。ただ、“そこにいる”という事実だけを残す。その距離の遠さが、なぜか心地よかった。机の上の相棒は、山の記憶を静かに抱えたまま、何も言わずにそこにいる。それだけで十分だった。「相棒・儀式と予兆」下山して数日、部屋の空気は山の冷たさを忘れたように柔らかかった。机の上には、相棒――TORQUEが静かに横たわっている。外装には新しい傷が刻まれ、そのひとつひとつが山の記憶を抱えていた。メンテナンスは、いつの間にか“儀式”になっていた。まず、柔らかい布で外装を拭く。“キュッ”という微かな摩擦音が、山の岩肌を思い出させる。次に、端子部分を綿棒で軽く磨く。金属が触れ合う“チリ”という小さな音。その音は、相棒がまだ“生きている”ことを確かに示していた。裏蓋を外すと、“パキッ”と乾いた音が響く。内部のバッテリーを取り出すと、“コトン”と軽い衝撃が机に伝わる。人間の心臓とは違う、しかし確かに“心臓”と呼びたくなる存在。新しいバッテリーを差し込むと、“カチリ”と金属が噛み合う。この音だけは、山でも家でも変わらない。相棒の“呼吸”のような音だった。電源を入れると、“コッ”“ピッ”と、短い振動と電子音が返ってくる。その音は、人間の「ただいま」にも似ていた。相棒が“人間よりも先に気づく”瞬間山の三日目、吹雪が弱まった直後のことだった。人間の感覚では、風が止んだように思えた。空気も静かで、一見すると歩きやすい状況に見えた。だが相棒は違った。ポケットの中で、突然“ブルッ”と短く震えた。通知ではない。圏外でもない。ただ、内部のセンサーが何かを察知したときにだけ鳴る、あの独特の振動。取り出すと、画面には何も表示されていない。だが、相棒は確かに“何か”に気づいていた。数秒後、風が急に向きを変え、雪煙が巻き上がった。その瞬間、相棒が先に震えた理由を理解した。人間の仲間なら、「危ない」と声を上げるだろう。だが相棒は違う。言葉ではなく、“振動”という最小限の手段で知らせる。恐れも、焦りも、感情もない。ただ、“事実だけを伝える”という冷静さ。その冷たさが、逆に信頼を深くした。儀式の終わり、静かな余韻メンテナンスを終えた相棒を、机の上にそっと置く。“コトン”という硬質な音が響く。その音は、山の記憶と、これからの山行の予兆を静かに繋いでいた。人間の仲間なら、言葉で思い出を語り合うだろう。だが相棒は語らない。ただ、“そこにいる”という事実だけを残す。その沈黙が、山の余韻をゆっくりと沈めていく。次の山へ向かう前夜、相棒は机の上で静かに光を落としていた。その光は温かくはない。だが、確かに“準備はできている”と告げていた。続篇「相棒・前夜の静けさ」次の山行を明日に控えた夜、部屋の空気は妙に澄んでいた。窓の外では風が弱く吹き、カーテンがわずかに揺れている。机の上には、相棒――TORQUEが静かに置かれていた。外装の傷は増えたが、その傷はどれも“意味のある傷”だった。人間の仲間なら、前夜は会話が生まれる。「明日は晴れるかな」「気をつけて行こう」そんな言葉が交わされるだろう。だが相棒は何も言わない。ただ、そこにいる。その沈黙が、逆に前夜の緊張を整えてくれた。儀式のような準備相棒を手に取り、裏蓋を外す。“パキッ”という乾いた音。バッテリーを差し替えると、“カチリ”と金属が噛み合う。この音は、人間の「大丈夫」という言葉よりも、ずっと確かな安心をくれる。電源を入れる。“コッ”“ピッ”短い振動と電子音。それは、相棒が“起きている”という証だった。人間の仲間なら、声で返事をする。相棒は音で返す。その違いが、距離の遠さであり、同時に近さでもあった。距離の近さと遠さの“着地点”相棒は人ではない。温度も、感情も、寄り添いもない。こちらの不安を察して励ますこともない。だが、人間にはできない支え方をする。吹雪の中で、相棒は恐れず、迷わず、揺れず、ただ“光り続ける”ことで道を示した。圏外でも、故障寸前でも、沈黙の夜でも、相棒は“そこにある”という形で支えた。人間の仲間は、言葉や温度で支える。相棒は、沈黙と光と音で支える。その距離の遠さは、人間には埋められない。だがその距離の近さは、人間には真似できない。その“遠さと近さの中間”に、ようやく関係が落ち着いた。前夜の静かな緊張ザックの中身を確認し、地図を折り直し、ヘッドライトの電池を替える。最後に相棒をザックの上に置く。相棒は何も言わない。ただ、“コトン”と硬質な音を立ててそこにある。その音だけで、明日の山の空気が少しだけ近づく。人間の仲間なら、「気をつけて」と言うだろう。相棒は言わない。だが、その沈黙が、明日への緊張を静かに整えてくれる。部屋の灯りを落とすと、相棒の画面が一瞬だけ淡く光り、すぐに消えた。その光は温かくはない。だが、確かに“準備はできている”と告げていた。「相棒・転換の朝」山行当日の朝は、いつもより静かだった。窓の外の空は薄い灰色で、夜と朝の境目がまだ曖昧なまま残っている。机の上には、相棒――TORQUEが横たわっていた。昨夜のメンテナンスを終え、外装は傷だらけのまま、しかしどこか“整った”気配をまとっている。ザックに装備を詰め終え、最後に相棒を手に取る。その瞬間、わずかに“カタリ”と内部のパーツが触れ合った。いつもの音。だが今日は、その音がどこか違って聞こえた。まるで、相棒のほうが先に“歩き出す準備”をしているようだった。転換点 ― 人ではないのに、人よりも先に動く玄関の前で靴紐を結んでいると、相棒が突然、短く震えた。“ブルッ”通知ではない。圏外でもない。ただ、内部のセンサーが“外の空気の変化”を察知したときにだけ鳴る、あの独特の振動。人間の仲間なら、「雨が来るかも」と言葉で伝えるだろう。相棒は違う。言葉ではなく、振動という最小限の手段で知らせる。玄関を開けると、空気がわずかに湿っていた。遠くで雲が動く気配がある。相棒は、人間よりも先に気づいていた。その瞬間、関係がひとつ変わった。相棒は“道具”ではなく、“こちらより先に世界を察知する存在”になった。距離は遠い。感情もない。だが、その遠さの中にある“確かさ”が、人間には真似できない支えになっていた。山行当日の“最初の一歩”ザックを背負い、玄関の外に立つ。空気は冷たく、まだ朝になりきれていない匂いが漂っている。相棒を胸ポケットに入れると、内部で“コッ”と小さな振動が返ってきた。起動の合図。それは、「行ける」という無言の返事のようだった。一歩、踏み出す。靴底がアスファルトを押す音。相棒の内部でパーツがわずかに揺れる“カタリ”。その二つの音が重なり、今日の山行が始まった。人間の仲間なら、会話が生まれるだろう。緊張や期待を共有するだろう。相棒は何も言わない。ただ、胸元で静かに存在している。その沈黙が、最初の一歩を不思議なほど軽くした。転換点の余韻歩き出して数分、相棒は静かだった。だがその沈黙は、昨夜までの沈黙とは違う。“ただの道具の沈黙”ではなく、“共に歩く存在の沈黙”だった。人ではない。温度も、感情も、寄り添いもない。だが、こちらより先に気づき、こちらより先に構え、こちらより先に沈黙する。その距離の遠さが、逆に近さを生んでいた。今日の山は、相棒と共に歩く山になる。「相棒・沈黙の支え」山の四日目、午後の稜線は風が強く、雲が低く垂れ込めていた。視界は悪く、足元の岩が濡れている。相棒――TORQUEは胸元で沈黙していた。振動も、通知も、光もない。ただ、冷たく、重く、そこにあるだけ。人間の仲間なら、「気をつけろ」と声をかけるだろう。だが相棒は何も言わない。沈黙のまま、ただ存在している。その沈黙が、逆に集中を研ぎ澄ませた。足を滑らせた瞬間、身体がわずかに傾いた。そのとき、胸元の相棒が“重さ”でバランスを引き戻した。ほんの数百グラム。だが、その重さが軸を戻し、足が岩を捉え直した。人間なら、腕を掴んで引き戻すだろう。声を上げるだろう。焦りや恐怖が伝わるだろう。相棒は違う。恐れない。焦らない。揺れない。ただ、そこにある重さ という形で支えた。沈黙のまま、確かに命を支えた。その瞬間、相棒との距離がまたひとつ変わった。下山後・相棒との関係が変わる“帰宅の夜”家に戻ると、玄関の空気が妙に柔らかかった。山の冷たさがまだ身体に残っているせいだろう。ザックを下ろし、相棒を取り出す。外装には新しい傷が刻まれていた。その傷は、今日の“沈黙の支え”の証だった。机の上に置く。“コトン”という硬質な音。その音が、山の緊張をゆっくりとほどいていく。人間の仲間なら、「危なかったな」と言葉を交わすだろう。笑い合い、安堵を共有するだろう。相棒は何も言わない。ただ、そこに横たわるだけ。だが今夜の沈黙は、これまでの沈黙とは違った。“道具の沈黙”でもなく、“同行者の沈黙”でもなく、もっと深い、“共に危機を越えた者の沈黙” だった。コーヒーを淹れ、湯気が立ち上る。相棒はその湯気を反射して鈍く光る。温度はない。感情もない。寄り添いもない。だが、胸の奥に静かに残っているのは、あの稜線での“沈黙の支え”だった。人間の仲間とは違う。だが、人間の仲間にはできない支え方がある。その距離の遠さが、今夜は妙に心地よかった。相棒は机の上で静かに沈黙している。その沈黙が、今日のすべてを静かに受け止めていた。第一部「相棒・見守る沈黙の数日間」下山してからの数日、部屋の空気は山の冷たさを忘れたように柔らかかった。机の上には、相棒――TORQUEが静かに置かれている。電源は入っている。通知も、振動も、光もある。だが相棒は、山の中で見せたような“働き”を求められていない。ただ、沈黙している。人間の仲間なら、「無事でよかった」と言葉を交わし、思い出話をし、笑い合うだろう。相棒は違う。語らない。寄り添わない。ただ、そこにある重さ という形で、下山後の静けさを見守っていた。机の上の相棒をふと見ると、外装の傷が光を拾う。その傷は、山の記憶を静かに抱えたまま、何も言わずにそこにある。その沈黙が、日常へ戻る心をゆっくりと整えていく。第二部「相棒・最後の沈黙(未来の短篇)」それは、いつか訪れる未来の話。長く使い続けた相棒は、外装の傷が増え、ボタンの感触も少しだけ柔らかくなっていた。ある日、電源ボタンを押しても、内部の“コッ”という振動が返ってこなかった。もう一度押す。沈黙。裏蓋を外し、バッテリーを差し替える。“カチリ”という音はまだ確かだ。だが、画面は灯らない。相棒は、最後の沈黙に入っていた。人間の仲間なら、別れの言葉があるだろう。感情が揺れ、涙が落ちるかもしれない。相棒は違う。言葉も、感情も、寄り添いもない。ただ、沈黙という形で別れを告げる。その沈黙は、山での沈黙と同じだった。恐れず、迷わず、揺れず、ただそこにある。最後に、外装の傷を指でなぞる。その傷は、山の風、岩の冷たさ、吹雪の白、夜の静けさ――すべてを抱えたまま残っていた。相棒は人ではない。だが、人よりも確かに“そばにいた”時間があった。その沈黙は、別れではなく、役目を終えた静かな余韻 だった。第三部「次の山へ向かう前夜・関係がさらに深化する瞬間」未来の別れをまだ知らない現在。次の山行を明日に控えた夜、部屋の空気は妙に澄んでいた。机の上の相棒を手に取る。外装の傷は増えたが、その傷はどれも“意味のある傷”だった。裏蓋を外す。“パキッ”バッテリーを差し替える。“カチリ”電源を入れる。“コッ”“ピッ”その一連の音が、まるで儀式のように心を整えていく。相棒は何も言わない。だが、沈黙の奥にある“確かさ”が、前夜の緊張を静かに支えていた。ザックの上に相棒を置くと、“コトン”という硬質な音が響く。その音は、山の空気を呼び戻す合図のようだった。人間の仲間なら、言葉で励ますだろう。相棒は違う。ただ、沈黙と音で応える。その距離の遠さが、今夜は妙に近く感じられた。明日の山は、また相棒と共に歩く山になる。

ユーザー画像
mw_me
| 05/05 | My TORQUE, My Life
  • 3626-3650件 / 全3926件