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<高高度気球NX-ZERO続報!#2>
2026初投稿です、高高度気球NX-ZEROのプロマネのぴいぴいさんです!
今はNX-ZEROのシステム、性能などの全てをまとめた「取り扱い説明書」を概ね完成させて、「2025年度の進捗報告」を公開しました。後者はなんと約20ページで130MBという大作になってます(!?)
また、打ち上げに関する交渉や詳細を詰めているところです。
さて!(毎回唐突な始まり)
3月にG07が発表されましたね!!
曲線のような見た目がまた戻ってきてより一層近未来感を感じます!そこで今回は「なぜTORQUEを選ばせていただいたか」に焦点を合わせてお話してみたいと思います
まず地球の高高度では主に「大気圧の減少」、「極低温」、「爆風」、「オゾン濃度の上昇」、「放射線量等の宇宙線の増加」等が発生します。
「大気圧の減少」と「爆風」について
実は大気圧は地表の1%ほどまで減少するので、「爆風(50m/s級)」は意外と影響がなかったりします!
ですが、「大気圧の減少」そもそもがかなり厄介です汗
10cm四方の人体について、地表では体内から1t膨らもうとし、大気圧で1t押しつけられています(人間は意外と力持ちですね!)。
その外側からの1tを1%の10kgまで落とすと、、力のバランスが崩れます。
1000kg-10kg=990kgの力で膨らもうとします!!Σ(・・)
となると、高高度で耐える機器にはそれなりの耐久性が必要なことがお分かりになるかと思います。
そのことから、機体には小さな空気穴が開いています(当然のことながら数tの力に耐えるほどご立派な装備ではないので!)
※なおTORQUEでもこんな環境を想定していないため、打ち上げ自体が実験になりますw
「極低温」について
上空では-60〜-50℃で気温が左右しています、これがかなり厄介と思われそうですが、機体は発泡スチロールで製作されています。これにより内外の温度差を30℃ほどになるため、-30〜-20℃を見込んでいます。-20℃はTORQUEがギリギリ生きれる範囲です!なお、外部のメインアンテナは露出しているので、上空では余剰電力を使って保温します。そこは1人で頑張っていただきます( ̄。 ̄)
また、気圧が地表の1%であるため、空気からの熱伝導も1%と言えます。そのため意外と冷えすぎずの環境が続きます。
こうなると太陽さんの存在が心配になってきます。というのも空気に熱を逃すことができなくなるためです!!
というわけで機体は人工衛星のような銀色のシートで覆われています(熱の電動の一つ、反射ですね)
上空では熱しやすく冷めにくい環境も想定の一つに入れています(試算だと意外と4.2倍程度しか冷えにくかったり?)
「オゾン濃度の上昇」について
今回はオゾン層の最も濃度が濃い部分より少し上に飛び出します。
実はオゾンには紫外線分解の際に周囲の熱を奪う効果があります!!
そのせいで上空30kmあたりが最も冷えています( ˙-˙ )
また、オゾンは人体に有害で、精密機器を放置すると機器不良を起こします^^;
ですが今回は数十分お邪魔する程度なので意外と問題ありません、ついでで機体表面の殺菌をしてもらいましょう。
「放射線量等の宇宙線の増加」
でました、コイツが1番厄介です。
機械にあたれば故障リスクやデータの破損が起こり、人体にあたれば癌の発症リスクが格段と上がる…など。
で す が 、 結論から申し上げますと意外と影響ないんです!
具体的な予想値ですと、3時間程度のフライトで10μSv程度を予想しています(日本の地表では5〜6μSv/日)。
それでも、今回はペイロードの一部がスイカをはじめとする種ということもあり、一応今後の発育に注視をして影響があったのかなかったのかを計測してみたいと思っています。
以上が高高度気球にかかる自然の猛威です。
そう考えると地球はいかに人間に最適化されているのかよく分かりますね、自分自身も計算したり書いている間にそう思えてきます(^^)
最初は「なぜTORQUEを選ばせていただいたか」について書きたかったつもりが段々と脱線してしまいました、申し訳ないです。
それではまた#3等でお会いできればと思います(ちゃんと書くやつですからご安心を!!!)
最後までご一読ありがとうございました!!m(_ _)m
☆高高度気球NX-ZEROについて
▽TORQUE STYLE事務局さまからのニュース#1
https://torque.kyocera.co.jp/announcements/i1utjbjx152vnpp4
▽TORQUE STYLE事務局さまからのニュース#2
https://torque.kyocera.co.jp/announcements/uj4e8dzanmnzdctu
<高高度気球NX-ZERO続報!#2>
2026初投稿です、高高度気球NX-ZEROのプロマネのぴいぴいさんです!
今はNX-ZEROのシステム、性能などの全てをまとめた「取り扱い説明書」を概ね完成させて、「2025年度の進捗報告」を公開しました。後者はなんと約20ページで130MBという大作になってます(!?)
また、打ち上げに関する交渉や詳細を詰めているところです。
さて!(毎回唐突な始まり)
3月にG07が発表されましたね!!
曲線のような見た目がまた戻ってきてより一層近未来感を感じます!そこで今回は「なぜTORQUEを選ばせていただいたか」に焦点を合わせてお話してみたいと思います
まず地球の高高度では主に「大気圧の減少」、「極低温」、「爆風」、「オゾン濃度の上昇」、「放射線量等の宇宙線の増加」等が発生します。
「大気圧の減少」と「爆風」について
実は大気圧は地表の1%ほどまで減少するので、「爆風(50m/s級)」は意外と影響がなかったりします!
ですが、「大気圧の減少」そもそもがかなり厄介です汗
10cm四方の人体について、地表では体内から1t膨らもうとし、大気圧で1t押しつけられています(人間は意外と力持ちですね!)。
その外側からの1tを1%の10kgまで落とすと、、力のバランスが崩れます。
1000kg-10kg=990kgの力で膨らもうとします!!Σ(・・)
となると、高高度で耐える機器にはそれなりの耐久性が必要なことがお分かりになるかと思います。
そのことから、機体には小さな空気穴が開いています(当然のことながら数tの力に耐えるほどご立派な装備ではないので!)
※なおTORQUEでもこんな環境を想定していないため、打ち上げ自体が実験になりますw
「極低温」について
上空では-60〜-50℃で気温が左右しています、これがかなり厄介と思われそうですが、機体は発泡スチロールで製作されています。これにより内外の温度差を30℃ほどになるため、-30〜-20℃を見込んでいます。-20℃はTORQUEがギリギリ生きれる範囲です!なお、外部のメインアンテナは露出しているので、上空では余剰電力を使って保温します。そこは1人で頑張っていただきます( ̄。 ̄)
また、気圧が地表の1%であるため、空気からの熱伝導も1%と言えます。そのため意外と冷えすぎずの環境が続きます。
こうなると太陽さんの存在が心配になってきます。というのも空気に熱を逃すことができなくなるためです!!
というわけで機体は人工衛星のような銀色のシートで覆われています(熱の電動の一つ、反射ですね)
上空では熱しやすく冷めにくい環境も想定の一つに入れています(試算だと意外と4.2倍程度しか冷えにくかったり?)
「オゾン濃度の上昇」について
今回はオゾン層の最も濃度が濃い部分より少し上に飛び出します。
実はオゾンには紫外線分解の際に周囲の熱を奪う効果があります!!
そのせいで上空30kmあたりが最も冷えています( ˙-˙ )
また、オゾンは人体に有害で、精密機器を放置すると機器不良を起こします^^;
ですが今回は数十分お邪魔する程度なので意外と問題ありません、ついでで機体表面の殺菌をしてもらいましょう。
「放射線量等の宇宙線の増加」
でました、コイツが1番厄介です。
機械にあたれば故障リスクやデータの破損が起こり、人体にあたれば癌の発症リスクが格段と上がる…など。
で す が 、 結論から申し上げますと意外と影響ないんです!
具体的な予想値ですと、3時間程度のフライトで10μSv程度を予想しています(日本の地表では5〜6μSv/日)。
それでも、今回はペイロードの一部がスイカをはじめとする種ということもあり、一応今後の発育に注視をして影響があったのかなかったのかを計測してみたいと思っています。
以上が高高度気球にかかる自然の猛威です。
そう考えると地球はいかに人間に最適化されているのかよく分かりますね、自分自身も計算したり書いている間にそう思えてきます(^^)
最初は「なぜTORQUEを選ばせていただいたか」について書きたかったつもりが段々と脱線してしまいました、申し訳ないです。
それではまた#3等でお会いできればと思います(ちゃんと書くやつですからご安心を!!!)
最後までご一読ありがとうございました!!m(_ _)m
☆高高度気球NX-ZEROについて
▽TORQUE STYLE事務局さまからのニュース#1
https://torque.kyocera.co.jp/announcements/i1utjbjx152vnpp4
▽TORQUE STYLE事務局さまからのニュース#2
https://torque.kyocera.co.jp/announcements/uj4e8dzanmnzdctu
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24
ぴいぴいさん
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24時間前
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