【 TORQUE文学:湾岸トルクナイト ② 】
【 TORQUE文学:湾岸トルクナイト ① 】より続き。
https://torque.kyocera.co.jp/chats/ocpgpcho7ny1jivn
イエロースカイラインに乗る俺『にせもん』と、白いポルシェを駆る美人お姉様『お嬢』との大阪湾岸線走行の様子は、俺の古くからの友人『むっちゃ』によって、SMSサイト『TORQUE SMILE』にライブ投稿されている。
表向きは花屋「フラワーにしもん」を営んでいる俺だが、裏稼業では非合法な『賭けレース』に出場するマシンの『改造屋』だ。
俺もむっちゃも元々は走り屋だったが、今は年齢的な衰えのせいもあり、自分たちが本気で走ることは滅多に無い。
むっちゃはバイク乗りだったが、数年前に大型バイクを手放してしまった。
俺のほうはと言えば、もぅずいぶん前に手に入れた黄色いスカイラインが今も愛車だ。
裏稼業で改造屋をやっている俺だが、自分の愛車はあくまでも個人的な趣味で所有しているにすぎない。
たまに勘違いした客が、俺の車に乗せて欲しいと言ってくることがある。
つまり、俺の改造の腕がどれほどのものか、俺のスカイラインで確認したいという意味だ。
合法的な改造のプロショップなら、このような宣伝的なマシンを所有している。
いわゆる『ショップのデモカー』と呼ばれているマシンがそれだ。
しかし俺がやっている改造屋は裏稼業なのだ。
表世間では、俺はあくまで『車好きのお花屋さん』だ。
改造屋としての俺の腕を知りたいなら、夜な夜な日本中を転戦しながら行われている、賭けレースでの結果を見れば分かる。
俺の作ったマシンは、いつも上位の成績をおさめているからだ。
実は俺の愛車のスカイラインは、地元ではかなり有名な存在なのだ。
車体の色が黄色と派手だし、走ればかなり大きな音もする。
近所では子供たちにまで『花屋の黄色いにせもん号』などと呼ばれていて、後から自転車で追いかけて来る子供もいるほどだ。
俺が自分の愛車を走らせる事には2つの意味がある。
1つはもともとの車好きの趣味だから、それを説明する必要は無いだろう。
もう1つは、表向きは花屋の俺がこのような車に乗ることで、裏稼業の存在をごまかせるということだ。
車を改造するということは、かなりの場所や設備が必要だが、一般的なカーマニアがプロ並みの設備を所有するのはさすがに無理がある。
だから俺が、一般的なカーマニアの域を遥かに逸脱しているということを、愛車のスカイラインを通して周りにアピールしているのだ。
自動車修理工場並みの設備を備えた俺のガレージには、数年に一度 税務署からの調査が入る。
「こちらの自動車整備のお仕事の収入は、キチンと申告されていますか?」
まぁ、誰が見たって俺のガレージは修理屋さんなのだから、税務署が来てもなんらおかしくはない。
「いえ、これはただの自分の趣味のガレージです。車イジりの。仲間たちの車もここでやってます。」
そう言って、俺の愛車や実際に手をかけている車を見てもらう。
地元では有名な俺の黄色いスカイラインなので、知っている若い税務署員もたまにいたりする。
「趣味にしてはかなり本格的ですね。相当な費用が掛かっていると思われますが…」
バイクや車などにはまるで興味が無い、中年女性の税務署員などが言う定番のセリフだ。
「ハハハッ、そうですよね。カミさんにはいつも怒られてますよ。イイ加減にしてっ!、てね。」
実際には仲間の車好きのマシンも、俺のガレージで整備したりするから、これは本当の話なのだ。
設備にしたって長い期間をかけて、ほどんどが本業の花屋の収入から購入したものだ。
裏稼業の客たちからいただく報酬は、全て現金でのやり取りに限らせてもらっている。
だから俺が、税務署のお咎めなど受ける理由はどこにも無い。
まぁ、そんなこんなの事情もあり、俺は今も定期的に愛車のスカイラインを走らせている。
俺は酒が好きだから、仕事が終われば晩酌はほぼ毎日だ。
アルコールが入れば車の運転はできない。
だから愛車を深夜の高速道路で走らせるのは、今では週に1度くらいだろうか。
そんな時だった。
後からTORQUE SMILEの会員達から『お嬢』と呼ばれるようになった、白いポルシェの美人お姉様と遭遇したのは。
俺がいつも愛車を走らせているは、湾岸5号線の中島本線料金所から4号線の出島ICまでの16Kmの区間だ。
それまで俺の後ろを付かず離れず着いてきたお嬢は、出島IC手前で俺の前に出た。
あきらかに俺が、出島ICを自分のコースの終点に決めているのを知っている。
TORQUE SMILEに投稿した俺の記事を、普段から読んでいる者に違いない。
それが証拠に、お嬢は俺の横に並んだ時に、自分のブルーのTORQUE G07を俺の向かって見せていた。
ニヤリと笑った自分の笑顔と共に。
その日から数え今夜で4回目になる。
俺のスカイラインとお嬢のポルシェのランデブー走行は。
【 TORQUE文学:湾岸トルクナイト ③ 】へ続く。
https://torque.kyocera.co.jp/chats/8at0cllioj6ofu8m
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示よく出来たストーリーですね
90年代が蘇ります。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示く、詳しい💥😀✨💦🍺⁉️
かなり勉強されたのですね📖😀✨👍
実際は某雑誌に投稿されて、本物のレーシングカー(ナンバーなし)とか、どっかのデモカーとかが来る事態に😀💥🍺💦
勿論そんな事があれば🚨🚓🚓💨
が沢山来ます‼️
そして決戦場所はサーキットに🚗🚗🚗💨
そんな私は今は愛車のキャリィ🛻で田舎道をゴルフ行きの高級車をカモって遊んでます💥😀🍺👍✨
早くその「にせもん」に会いたい‼️絶対に馬が会うと思います💥😀🍺🍺🍺🍺