G06のカメラの露出傾向の調査と比較
「みんなに相談!」でG06のカメラが暗く写る、という話が出たので、確かにアンダー目で写ることが多いよなとは思ったのですが、露出なんてメーカーやモデルごとのクセも大きいし、白飛びさえしなければ後からどうにでもなるので、今まであまり気にしたことがありませんでした(^-^*)
なのでこの機会にちょっと調べてみよう、と思った次第です。
やり方は、ほぼ同じ絵柄で複数のカメラで撮影し、その画像をレタッチアプリに読み込ませてヒストグラムを表示させた状態でスクショを撮って、それをアップしています。
画像にはカメラ名と撮影モード、露出条件をテキスト挿入し、カレンダーには個人情報が書き込まれていたので(後で気づいた(^_^;)マスクしています。
で、アイキャッチ画像は、ノーマルカメラのオートモードの画像です。
うん、確かに暗い(笑)
ヒストグラムを見ても、かなりアンダー目なのが分かります。
まあ、かなりムチャな弄り方をしても容易には飛ばないので、こういう露出は嫌いではありませんが(^-^*)
次に、プロフォトモードで+1の露出補正をした画像です。
まあこれがベストな露出でしょうね。
ヒストグラムでもまだ少し余裕を残していて、画面の見た感じの明るさもokですね。
さらに+2の画像を。
これは見るからに明るすぎ、です。
ヒストグラムからも派手に白飛びしていることが分かります。
この白飛びは後処理でもどうにもならないので、これをオートで量産されたらネットに「このカメラのAEは○×だぞ!」って書き込むレベルです(笑)
では、私のG06にはHD Cameraという社外アプリをインストールしているので、それも見てみましょう。
ノーマルカメラの+1とほぼ同等の露出になりました。ただしファイルサイズはノーマルカメラの2.62MBに対してHD Cameraは7.83MBと約3倍の大きさです。
これはノイズ処理などがHD Cameraの方が丁寧なためで、私的にはファイルサイズがこのくらい大きくなってもちゃんとノイズを丁寧に処理してくれる方を好みます。
大きなファイルのサイズを小さくするのはJPEGの圧縮率を上げるなりすればどうにでもなりますが(画質は落ちる)、画質が落ちた画像を高画質化することは不可能ですから。
それではG06以外のカメラも見てみます。
まずはiPhone 14proから。
同じ画角にはならなかったのですが、見た目はノーマルカメラの+1とほぼ同等の明るさかと。
露出値的には、ノーマルカメラの+1よりは若干暗めの露出です。
ただヒストグラムでは輝度いっぱいに使い切っていて、弄る余地はほとんどない画像です。
Android機では、撮った写真をセピア調にしたりサイケな色使いにしたりするフィルターがgoogle純正のギャラリーの機能として組み込まれているのですが、iPhoneではこの手の調整は撮影時に行うようになっています。
つまり「撮ってしまったらもう弄れないぞ」ってことですかね?
弄り方によっては飛びまくる画像ですもんね。
旧機種、G04も見てみます。
まあこれも見た目的にはノーマルカメラの+1とほぼ同等、露出値はiPhoneに近い値です。
一眼カメラも見てみます。
EOS M5のプログラムオートで撮った画像がこれです。
これは見た目的にはノーマルカメラのオートと同じような暗い絵になりました。
露出値はF値が違うので計算がちょっと面倒なのですが、やはりノーマルカメラのオートに近い値になっています。
正確には、ノーマルカメラの+1の露出値よりほぼ1段アンダーの露出、ですが。
あぁそうか。この露出に慣れてるからG06の露出にはたいして違和感を感じなかったのか(笑)
あとひとつ、iPhoneで不思議なのは、この画像、ノーマルカメラのオート(一番暗い画像)より、さらに2段近く暗いはずの露出値なんですよね。
…これ、撮影後にソフト的に増感してるな?
さらにファイルサイズは同じ1200万画素でありながら、たった1.7MBです。
かなり無理してギリの画像を吐き出しているわけで、これマジに弄れないです(^-^*)
ま、弄りたければRAWで撮りたまえ、ってことなんでしょうけど。
ということで、結論は「G06のカメラは約1段アンダー目の露出傾向」ということになる、とお思いでしょ?
ところがですね、下の画像もノーマルカメラのオートモードで撮った画像です。
普通にベスト露出です。
黒潰れもほとんどしてないので、ヒストグラムを見る限り、最もバランスが良い露出です。
(HD CameraもiPhoneもM5も黒潰れしてる)
最初のオートと比べて何をしたのかというと、カレンダーの左上の隅あたりをタップしてAFをそこに合わせただけです。
あーそうか。
これ普通の一眼カメラと同じ動作ですよ。
AFで合焦すると同時にAEが露出を決めてAFロックと同時にAEロックされる、というのがデフォの動作ですから。
考えてみれば一眼カメラでは(ほとんどのコンデジでも)AFを動作させずにシャッターを切ることは普通できないですから、シャッターボタンをいきなり全押ししてもAFが動作しAFロック=AEロックという過程は起きているわけです。
露出を決めずにいきなりシャッターを切ることができるのはスマホ特有なのかも。
ま、カメラアプリのソフト的に、合焦ポイントを指定されずにいきなりシャッターボタンが押されても、適当な箇所にAFをとりあえず合わせて、そのポイントでAEも動作させれば済む話なので、その直前の画面の露出値(当然、バッテリー節約のために暗めの表示がされている)で撮ってしまうなんてことをすれば、「暗い画像」を量産するのも当然か。
ま、そのあたりは改良を期待したいところですが、とりあえずはドアンダー写真は「AFポイントをタップして指定する」ことで大部分回避できると思われます。
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投稿を表示詳しい解説ありがとうございます。
私はデジカメを持っていないので、カメラの基本操作『AF/AEポイントをタップ』をしないでスマホで撮影してしまう事が多いですよ(苦笑)
G06の標準カメラアプリが正常に動作しているのを知って安心しました、これからは正しい使い方で撮影しようと思います。
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投稿を表示先ずはAF/AEポイントをタップすることは基本ですね。
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投稿を表示いつも詳しい検証投稿ありがとうございます。🙇
一瞬だけカメラにハマりかけて瞬時に才能がないと実感してしまったど素人ですので、ジンベエ親分さんの提供していただいている情報を全て理解できている訳では有りませんが、硬い頭をほぐしながら拝見していています。
私なりに投稿頂いた内容を参考にして、色々操作して少しでも使えるようになりたいと思ってますのでこれからもよろしくお願いします。🙇
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