夕方の川沿いを歩いていると、風が少しだけ冷たくなった。
足元の水面に、沈みかけた陽が揺れている。
ふと、対岸にひとりの少年が立っていた。釣竿を持ったまま、こちらを見ている。
目が合った気がして軽く会釈すると、少年も同じように頭を下げた。
その瞬間、風が止まり、川の音だけが残った。
まるで世界が一拍だけ静かになったようだった。
気づけば少年の姿はもうなかった。
ただ、さっきより少しだけ明るい夕焼けが、川面に広がっていた。
2件のコメント
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投稿を表示個人的には、この雰囲気は
好きです。
この少年はカワウソでしょう!
鬼太郎を思い出します。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示ダメだ!私の頭には逢魔が刻と言う文字しか浮かばない。
幻想的な文章が台無しだぁ。
少年は河童に……