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ジンベエ親分
2023/11/11 23:02

G06の各種カメラの画像を比較してみる

さて、TORQUE G06にカメラアプリを2つもインストールしてしまって(しかも両方とも課金までしている)、せいぜいこれで遊ばなきゃ状態の今日この頃です(笑)

 

で、ここはそれぞれのカメラアプリの特徴を見極めなければ。
プリインストールされているノーマルカメラアプリは本当にタ〇なのか?
またよく見極めずに課金しちゃったと半ば後悔している"HD Camera"はマジに使い道が限られる半端アプリなのか?

 

てことで、前回のレリーズタイムラグの調査に引き続き、いろんな状況下で試して遊んでいるのでした。

 

今回試したのは、とある家具店の店内にある照明器具コーナー。

蛍光灯やLED、白熱電球と様々な照明で照らされている、いわばカメラにとって非常に過酷な状況です(笑)

ここで露出の出し方とオートホワイトバランスの精度を見てみようというわけです。

 

本当は厳密に露出傾向を見るには、きっちり同じ画角で撮らないとダメなのですが、大勢の人がいる店内、そんな都合の良い撮影ができるわけがなく、微妙に画角(要するに立ち位置)が違います。

なのであくまで傾向ということで。

 

撮影はすべてオートで、AFは一番奥の壁際の照明あたりをタップして決めています。

 

アイキャッチ画像はノーマル画像ですが、表示サイズが違ってしまうので下にもう1枚同じのを載せます。

次に"HD Camera"の画像、最後に"Camera FV-5"の画像です。

 

ノーマルカメラの画像

 

HD Cameraの画像

 

Camera FV-5の画像

 

画像の見た目的にはFV-5の画像が最も明るく、次いでHD Camera、ノーマルカメラが最も暗く写っています。

ただね、これ私的には一番好みなのはノーマルカメラの絵ですね。他のカメラでは明るく写し過ぎて、それぞれの照明の色合いとかが分からなくなってしまってます。

特にFV-5で撮った時は反射的に露出補正しかけましたもん(笑)

 

で、それぞれの露出値から露光量を計算すると、実はノーマルカメラとHD Cameraはほとんど同じ露光量になるんですよね。

前も思ったけど、やはりHD Cameraは撮影後にソフト的に増感している可能性があるなぁ。

そして計算上の露光量では、FV-5は他の2つに比べて半段ほど明るく撮っていることになります。

確かに半段ほどアンダーに露出補正したくなる明るさですね。

 

それでもホワイトバランスが転びやすい状況なのに、どのカメラもちゃんと補正してます。

使い始めの時はノーマルカメラのオートホワイトバランスはタ〇だと思ってましたが、数を撮ると転んでしまうのはけっこう稀、ということが分かってきました。

 

ただねぇ…解像感はねぇ…

 

画像真ん中あたりの値札を拡大してみます。

上からノーマルカメラ、HD Camera、Camera FV-5の順です。

 

ノーマル画像の拡大

 

HD Cameraの拡大

 

Camera FV-5の拡大

 

やはり酷いぞノーマルカメラ(笑)

そしてやはりさすがの解像感のHD Cameraです。

ただしHD Cameraはやはり手ブレ補正が効いていないようで、何枚か手ブレ写真を撮ってしまいました。

FV-5は、まあこの程度解像してくれていればとりあえず文句はないかな、ってところです。

そもそもレンズがそこそこのしか入ってなさそうだし。

 

でもこれで、ソフト的にもう少し頑張ればノーマルカメラでももっと高画質で撮れるようになるはず、ということは確信しました。

シャープネスのピクセル数が大きすぎるのではないか?だからやたら太いエッジが悪目立ちする割に細かいところはまるで解像感が出てこないのでは。

そもそも画像サイズがHD Cameraと比べて小さすぎる。このあたりは画質と画像サイズは正比例すると考えてまず違いないので、ノーマルカメラは各々の電球をきちんと描写する程度にアンダー目に撮っているのに電球をすっぱり白飛びさせているFV-5と画像サイズがほぼ同じだもの。

もう少し画像サイズが大きくなっても良いから(それこそ画質をFine , Normalなど選択できるようにすればなおよし)丁寧な画像処理をしてもう少し高画質にしてほしいものです。

 

というわけで、HD Cameraは標準(広角)レンズしか使えない、手ブレ補正が効いていないっぽい、シャッターボタンやズームボタンなどのスマホのハードウエアにリンクできない、などのネガティブポイントがあるものの、可能な限りの高画質で撮りたいときはやはりこれ、って感じです。

そして普通に使うには、FV-5はほぼノーマルカメラを代替えできるかな、という使い勝手と画質ですね。

手ブレ補正も効いてるっぽいですし、シャッターボタンやズームボタンにもリンクしていて、ズームボタンに割り当てる機能のカスタマイズまでできますから。

レンズもスマホに付いているレンズはすべて使えるし。虫眼鏡フォトは撮れませんけど(笑)

 

うーん、でも超広角レンズが使えないHD Cameraはあまり使えないな~。

アンインストしちゃおうかな~。

悩むところです(^^*)

 

 

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3 件の返信 (新着順)
マンボウ バッジ画像
2023/11/12 07:14

『追記』
ノーマルカメラでも、プロフォトモードで画面上中央の「露光」の設定を『中央重点』から『平均』や『スポット』に変更すると他の設定がオートのままでも画像が明るくなりましたよ。

ノーマルカメラの通常オート撮影で写真が暗めに写るのは、このアプリの露光のデフォルト設定が『中央重点』になっているのが原因かも知れませんね。


ジンベエ親分
2023/11/12 10:36

中央重点測光というのは、どんなカメラでも測光方法のデフォルトになっているので、もちろんHD CameraでもFV-5でもデフォの中央重点測光のままで撮影しています。

平均測光やスポット測光は、ユーザーが特殊な構図の時に明確な意図を持って設定するのが普通ですが、たいていの場合はわざわざ測光方式を変えるより露出補正で対応した方が早いので、私は測光方法を変えたことはほとんどありません(^-^*)

で、平均測光やスポット測光で明るくなった、というのは、あくまでその構図でその測光法だとそうなった、というだけの話で、構図によっては逆に暗くなることは普通にあり得ます。
例えば点灯している電球などを指定してスポット測光にすれば、ものすごーく暗くなるはずです。
また今回の構図で平均測光を使えば、特にHD CameraやFV-5ではもっと暗くなるはずですね。

ともあれ、今回の画像に関しては、「その場の雰囲気や情報をどれだけ写真に記録するか」という意味においては、ノーマルカメラの露出が一番正解に近いです。
他の2つは現場の光の具合は再現されていませんし(明るすぎて電球色っぽい光の雰囲気は失われてる)、それぞれの照明器具の照明色や構造も分からなくなっています。

ま、「とりあえず明るくパリッとした露出を提示しておいて、その場の光の雰囲気や照明器具のディティールをちゃんと写したい、という意図があるユーザーはマイナス補正するなり測光法を変えるなりすれば良い」、という考え方か、「可能な限りその場の情報量を画像に留める露出を提示しておいて、とにかくパリッとした写真を撮りたい意図があるユーザーはプラス補正するなり測光法を変えるなり、撮った後で画像編集で明るくすれば良い」という考え方か、メーカーやアプリ開発者の考え方次第で、露出を決めるアルゴリズムも変わる、ということですね。

ただ重要なのは、この例だとHD CameraやFV-5の画像を暗く調整してもノーマルカメラの絵には決してならないんですよ。
というのは、照明器具で真っ白に飛んでしまった部分は、もはや白というデータしか記録されていないので、そこを暗く調整しても均一な灰色になるだけで、傘の中に丸い電球がある、という階調性は二度と取り戻すことができません。

そんなわけで、今回の例ではノーマルカメラの画質が正解、というわけです。

マンボウ バッジ画像
2023/11/12 04:23

G06のカタログスペックだとメインカメラの有効画素数が……

>約6,400万画素(記録画素数 約1,600万画素)

になっているけど……もしかすると、この記録画素数が解像度に影響しているのかも知れませんね。

メインカメラに6400万画素あるなら標準搭載のカメラアプリでももっと綺麗に写せても良さそうなところですけど、アプリの内部処理で画素数を落とす時に画質が劣化しているような気もします。

他のカメラアプリはその辺の内部処理が上手いのかな?


ジンベエ親分
2023/11/12 09:56

G06のセンサーはクアッドピクセルセンサーと言って、ものすごーく平たく言うと「4つの画素を画像の1ピクセルに記録する」というものなので、6400万画素のクアッドピクセルセンサー→画像サイズは1600万画素、というので合ってます。
私は16:9のアスペクト比で撮ることが多いので、その場合は1200万画素、というのも合ってます。
要するにセンサーの形は4:3なのを、16:9で撮る場合は上下を単純に切っている、ということですね。

で、ハード的には6400万の画素があるわけで、当然それを6400万画素の画像として出力することは可能ではあるのですが、その場合は同じ6400万の画素を一般的なベイヤー配列にしたセンサーよりも画質は落ちるので、わざわざクアッドピクセル配列にするメリットはないに等しいです。

つまりクアッドピクセルセンサーの6400万画素は、1600万画素の画像を出力する、というのがスタンダードなのです。

で、ハード的に「1個の画素はRGBの色成分のどれかひとつしか受光できない」のが原理なので、一般的なベイヤー配列でもクアッドピクセルでも、画像の1ピクセルが100,150,28といううなRGB併せた色を持つのはソフトウエア的に演算で出しているわけですが、その画像をRAW画像とすれば、ノーマルカメラでもHD CameraでもFV-5でも、同じRAW画像を基にさらにシャープネスをかけたり彩度を調整したりして、最終的なJPEG画像として出力しているわけです。

つまり、ここで挙げた3つのカメラアプリでの画質の比較というのは、それぞれのソフトウエアがRAW画像に対して行っている「画像の最終調整の差」ということになります。

長く分かりにくいかもしれませんが、つまり6400万→1600万画素の変換は、スマホ内部でハードウエア的に行われているはずで、どのアプリも1600万画素のデータを受け取っているはず、ということになります。

そしてその先の調整次第で、HD Cameraの解像感はソフトウエア次第で出せるはず、というわけです。

私もハードウエア的なことはそんなに詳しいわけではないのですが、こんな説明で分かりますでしょうか?(^_^;

マンボウ バッジ画像
2023/11/13 00:27

何となくですが分かりました、ハード的には全てのアプリで同一のデータを受け取っているのですね。

だとすると標準カメラアプリの画質劣化は酷いですね、露光の明るさは私も標準カメラの若干暗めの画像が好みですけど、解像度の点で今後のアップデートでの改善を期待したいですよ。

ジンベエ親分
2023/11/13 01:52

劣化、というよりは、そもそもハードウエアから受け取る画像はあんなもので、それをソフトウエアでどこまで補完して仕上げるか、に近いです。

ホワイトバランスを適用して全体の色合いの調整、明るさの調整などやることは多いのですが、ノーマルカメラは他は一定以上のレベルで仕上げてきているのに、解像感の調整は目を覆いたくなるレベルでしか仕上げてきていない、って感じです(^-^*)

ソフトウエアのバージョンアップで良くなることを期待するのみ、ですかね(^-^*)

コォ バッジ画像
2023/11/11 23:09

いつもながら
素晴らしい考察でいらっしゃいまする…🎊