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　22時間にも及ぶ耐振動試験をクリアしたTORQUE 5GとDAYTONA・スマートフォンホルダー3。その高い耐久性は、スマホをナビとして使いたいライダーには魅力的に映ったと思います。しかし、試験はあくまでも試験。実際にバイクに装着し、走ってみなければ真の耐久性は分かりません！

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SSTR（サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー）とは？

　試験をクリアしたことで、次は「実走行での耐久性を確認したい」と考えた我々TORQUE STYLE編集部。しかし、ただバイクに装着して走るだけではつまらない……と思っていたところに朗報が！

　日本中のライダーから注目を集めるラリーツーリングイベント「SSTR」が、今年も5月下旬に開催。そこでTORQUE 5Gユーザーであり、SUZUKI GSX1100S KATANAに乗るAさんがSSTRに参加するという情報をキャッチ。なんと撮影に協力してくれるとのこと。そこで承諾を得て、同行取材を敢行することにしました。

　さて、SSTRですが、正式名称は「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー」。名前に「ラリー」とありますが、レースではなくあくまでもツーリングイベント。ただ、いくつかのルールがあります。

【スタートは日本列島の東海岸】

　スタートは日の出とともに。場所は日本列島の太平洋側であればどこでもよい。つまり、太平洋から上がる日の出を見てからスタートするということ。

【ゴールは石川県千里浜】

　ゴールは石川県にある千里浜なぎさドライブウェイの特設会場。日没までにゴールゲートをくぐればOK。ちなみに千里浜なぎさドライブウェイは、全長約8kmの砂浜ドライブウェイ。自動車をはじめ、バスやバイクが砂浜を合法的に走ることができる観光スポットです。

【ルートは自由】

　ゴールこそ決まっているが、スタート地点は各自自由なため、当然ルートも人それぞれ。下道を延々と走るライダーもいれば、高速道路を使うライダーも多くいます。

ただし、途中でいくつかの「道の駅」や「SA/PA」に寄らなければなりません。道の駅は2ポイント、SA/PAは1ポイント、あらかじめ指定された道の駅は3ポイントなど、スマホでチェックインすることでポイントが付与されます。そして、ゴールまでに計15ポイント以上を獲得しなければならないのです。

　基本的なルールは、以上の3点。SSTRは「優劣をつけるものではなく、それぞれのライダーが自身の旅のテーマに沿い、無事にゴールゲートを通過し、全国から集ったライダー同士で交流を深めることを主な目的とした自己完結型のラリー」（公式HPより）なのです。

　ちなみに第1回SSTRは2013年10月、参加台数は130台。今年はなんと開催期間9日間で、参加合計台数は約1万2000台!! まさに日本を代表するツーリングイベントに成長しています。

TORQUE 5GをDAYTONA・スマートフォンホルダー3にセット！

　早速、Aさんの愛車SUZUKI GSX1100S KATANA（以下、KATANA）にスマートフォンホルダー3を装着。

　KATANAは、ライダーなら誰もが知るスズキの名車。初めて登場したのは1982年だが、その斬新なスタイリングは今も多くのライダーを虜にしている。Aさんも1990年に新車で購入してから乗り続けているそうです。

　KATANAはセパレートハンドルなので、ハンドルバーに取りつけることはできません。そこで、突き出したフロントフォークにアルミ製アダプターを装着。そのアダプターにスマートフォンホルダー3を取り付けています。

　下から見るとわかりやすい。スマートフォンホルダー3のステーは90度に曲げられるため、工夫次第では、Aさんのようにトップブリッジ近くにマウントして、ハンドル周りをスッキリさせることもできます。

　スマートフォンホルダー3を車体にセットしたら、TORQUE 5Gを装着。

ロックを外すと手前側のアームがフリーになるので、簡単に装着できます。装着したら、ロックをかけるのを忘れずに！

静岡県・熱海で日の出を見て、いざ石川県・千里浜へ!!

　いよいよSSTR当日。Aさんがスタート地点に選んだのは、静岡県熱海にある某公園。日の出時刻は4時32分。

　公園に到着後、しばらくして太陽が頭を出す……いや、残念ながら雲に隠れてはっきりとは見えなかったのですが、東の水平線が赤くなり、太陽が上ったことは明らか。

　決意のポーズを決め、颯爽とKATANAで出発するAさん！

　ちなみに石川県千里浜の日没時間は19時2分。時間は十分あるが、チェックポイントをクリアしなければいけないし、あまりのんびりしすぎると時間はあっいう間に過ぎてしまいます。急ぎつつも、慌てずに！

　さあ、Aさんの長い1日が、いよいよスタートを切りました！（後編につづく）

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