今年から始めた有害駆除の活動ですが、まだまだ農家さんは困っているという話を現場で聞きます。ただ、報酬の面では割に合わず、ボランティア的な気持ちがないと続けるのはムリというのが正直なところです。でも、駆除してことを伝えたとき喜んでもらえると、せっかく狩猟免許とって、駆除隊員に選らばれたので、もうちょっとがんばろうかな、という気持ちになります

自分も若い時、野生生物の保護活動をしていたので、自腹の辛さ、よく分かります。保護活動をして分かった事は、増え過ぎた生物は自然にとっても良い結果にはならない事実。駆除は人の為だけでは無く、自然保護にもなるのですね。
実践していらっしゃるよっすぃ〜様は凄いと思います。色々大変とは思いますが、御身体と猪の牙に気を付けてお過ごし下さい。

僕の活動する地域では、今年は豚コレラ対策のため、有害駆除のイノシシは全頭焼却処分となっています。
体臭は、かなりキツかったので、お肉にしてもおいしくない個体だと思います。
昨年度の狩猟期間でとれた中では40キロくらいのメスが美味しかったです。
クマの脱出口はこちらでは必ずつけること、となってます。

検査して陰性を確認してからジビエに回す地域も多いですが、まだそのやうな対応は採られていないのですね。
焼却処分といっても費用は自治体負担でしょうし、多少なりとも経済を回さなければ駆除頭数もなかなか増えないでしょうし、いろいろ難しいですね。

上の世代の先輩猟師によれば、イノシシ、シカは以前いなかったのに急に増え始めた、とのことです。現状では、まだまだ駆除が追い付いてないように感じます。
農家の方は生活がかかってますから大変だと思います。