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ジンベエ親分
2023/10/11 22:14

鹿はヤバい!

奈良公園化している稚内のキャンプ場にあった貼り紙です。

いやぁ…観光客に警告するのは大事ですけど、稚内市民も守ってあげてよ、ってこれ見て思いました(笑)

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3 件の返信 (新着順)

唐突な質問ですみません。
車への衝突防止グッズとして、鹿笛というものがあるのですが、効果あるのでしょうか。
以前、三重県の尾鷲方面へ出掛けた際、国道42号線(だったかな)に、やたらと🦌注意の標識が立っており、とても緊張しました。また近々行くのですが鹿笛なるものを導入しようかと思うのですが如何でしょう?


ジンベエ親分
2023/10/13 11:59

この手の動物対策グッズってほとんどがたいして効果がないのでノーマークだったのですが、たろ三郎さんにコメントを頂いたのを契機に調べてみました。

結論から言うと、「気は心、程度の効果はありそう」です。

ジャパンレンタカーが運用する車両に装着しているらしいですが、初年度はエゾシカとの衝突による全損事故がゼロになったものの、その次年度は再び増加して「効果があるんだかないんだかよく分からない」状態なんだそうです。
その初年度のゼロも、前年度の4~5件に対しての数字なので、まあ統計的に有意ではなさそうで、結論的によく分からない状態になっているのも無理はない、と思います。

農研機構がニホンジカで行った実験が興味深いのですが(西日本農研17 , 1-11(2017))、この実験で分かったことをざっくりと説明しますと、

・シカは鹿笛の音を嫌がるわけではない(忌避効果はない)

つまりシカは鹿笛の音に「なんじゃこりゃ?」って興味を持って立ち止まるだけ、ということです。

なので道路脇にいてまさにこれから道を渡ろうという時に音が聞こえたら、「ん?」と立ち止まって道路には出ない、ということはおおいにありそうです。
でも、既に道路を渡り始めているシカが道路の真ん中で立ち止まってしまう、ということも同じくらいありそうです(^-^*)

だいたい、ネコでもサルでもシカでも、動物を轢いちゃう時って、単なる飛び出しというよりは道の真ん中で立ち止まられた時なので、その点では却って逆効果、ということもありそうです。

・採食中など他のことに集中しているシカはほとんど音に反応しない

まあ、「嫌な音」ではないとすれば、これも当然でしょう。

つまり、最悪を考えれば、

道路脇で草を食べていて接近中の音に気づかない
→道路の向こう側に何か見つけて渡ろうと道路に飛び出す
→そこで初めて鹿笛の音に気づいて、ん?なにこの音?って立ち止まる
→ドカーン!

てパターンもあり得るな、と(笑)

まあそんなわけで、鹿笛によってシカとの衝突事故を回避できる場合もあれば関係ない場合、さらには鹿笛があったために事故になってしまう場合がそれぞれあり得て、現実的に「効果があるか否か」は、それぞれのパターンがどれだけの確率で起き得るか、の合算になるわけですから、それを統計的に解析したデータが出てきていない現状では、「気は心、くらいの効果はあるんじゃないかな?」程度の認識でいた方が良さそうですね。

わざわざ詳細に調べていただき、ありがとうございます。お仕事中でしたら、すみませんでした。
気休め程度ってことですね。当地では、野生動物といえタヌキかハクビシンくらいですが、何で立ち止まる!こっち向くな!という場面が時々あります。
行動予想の付かない野生動物。要注意して出掛けます。

2023/10/12 10:57

自分には知らない世界の投稿がたくさんで、とても興味深いです。行政のお仕事とかをされてるんですか?


ジンベエ親分
2023/10/12 11:04

えへへ、職業は秘密にしてるわけじゃないですけど、内緒です(笑)

ドラえもん バッジ画像
2023/10/11 23:00

確かに観光客には警告してもらわないと、常に頭の中にはない事が並んでますね。😳

ただ、稚内市民の方にとっては日常の事で、我々が小さな子供に横断歩道は左右を確認して渡りなさいレベルなのでは…。😅

それはそれで怖い気がします。😰

私が行った時は、クマ出没注意の警告はそこらじゅうにありましたが!😱


ジンベエ親分
2023/10/11 23:36

3年前に来た時は1頭も見なかったのに今年はこれですから、稚内でのシカは少なくとも近年になって急速に増えてきたのでは?と思います。
それだと稚内市民の方も、まだシカとの距離感が不安定なんじゃないですかねぇ。
児童公園で平然と草を食んでいるシカたちを見ていると、地元の人もシカのヤバさを分かってないのでは…って思っちゃいます。

私は幼少時、奈良公園でシカに顔面を蹴り飛ばされたらしいのですが(記憶にはないが、顔面に傷跡は残ってます)、その時の様子は、奈良公園の芝生広場に子鹿がいて、それを見た私が喜んでハイハイで子鹿に近寄って行ったら(まだ立っての歩行はできないほどの幼少期)、どこからか親シカが飛んできていきなり私の顔面を蹴り飛ばしたらしいです。

なので児童公園に好き勝手にシカが入り込んでいることを許しているのは、ちょっと怖いなぁ、と思うんですよねぇ…

ドラえもん バッジ画像
2023/10/12 00:04

近年急速に増えているのはなんとかしないとまずいですね。🤔

温暖化の影響で、山間部の状況が悪化して来ていて鹿たちの食料が無くなって来ているんですかね。

私が北海道へ行ったのはかなり昔で“ZX10”に乗っている時だったので30年程(?)前でしたが、地元の方がクマの食料が山に少なくなっていてふもとに度々降りて来てるので気をつける様に言われたのを思い出しました。

その時は、野生のクマが見れるかなぐらいの軽い気持ちでいましたが、もし遭遇していたらシャレにならない事になっていたかも。😱

ジンベエ親分
2023/10/12 00:55

北海道でクマには遭遇したくないです((((;゚Д゚))))

温暖化の影響というより、人口が減少に転じて中山間地から人間が撤退するようになると(つまり山奥の過疎の村が廃村になっていくと)、それまで一定の緊張感を保ちながらも野生動物の生息域拡大の障壁がなくなるので、彼らはどんどん平野部に生息域を拡大していく、という現象が20-30年前から進行しています。

で、エゾシカに限れば、道央や道東では20年前くらいからシカがやたら増えて困っている、という話は聞こえていました。
ただ、彼の地ではシカは徹底的に害獣扱いされて(農業被害が深刻なので)狩猟圧である程度コントロールされていたのですが(それでも増加に歯止めはかけられていない)、それに対応してシカは農業が盛んではなくさほど迫害されない道北に生息域を延ばしてきた、ってことじゃないですかね。

まったく同じことが本州以下のニホンジカやイノシシでも起きていますが(^-^)
シカもイノシシもどんどん平野部に降りてきてます。
そりゃ山の中より平野部の方がエサが豊富で暮らしやすいですもん(^-^
)

本州以下ではシカもイノシシも甚大な農業被害をもたらすので、躍起になって狩猟圧をかけようとしていますけど、いかんせんハンターの老齢化が顕著で、効果的な圧はかけることができていないのが現状のようです。
やつらの繁殖力ったら…(;゚ロ゚)

ジンベエ親分
2023/10/12 01:05

ちなみにシカやイノシシは何でも食べるので、雑草だらけの雑木林でも盛々増えますが、クマはおわゆる「どんぐり」が主食なので、生息できる環境はシカやイノシシほど自由度が高いわけではありません。

どんぐりってつまりミズナラとかブナの木の実なので、広葉樹の自然林でないと生息できないわけです。
さらに1頭のクマを養うのに数km四方の面積の自然林が必要なのだとか。
そのあたりはツキノワグマもヒグマも基本的には同じらしいです。

そしてどんぐりって、年によって豊作の年と不作の年の差が激しいので、山のどんぐりが不作の年は、クマがエサを求めて平野部に降りてくるわけです。
(ちなみに今年は不作らしいです)

そして平野部には、主に人間の活動による栄養価の高いエサがいくらでもあるわけで、一度平野部に降りてきたクマは滅多なことでは山には帰らない、と。

私の住む地方(本州中部)でも、今年既にクマによる人身事故が3件起きています。
そりゃ柿なんて食っちゃったら、バカバカしくてどんぐり生活には戻れないでしょー(笑)

ドラえもん バッジ画像
2023/10/12 01:17

私がクマでも美味い物が有る平野から山へ帰ろうとは思わないですね。

でも、人身事故が増えるのは勘弁してほしいですね。😔