『渓魚が誘う季節 〜渓流の女王と源流の王者〜』序章
文︰mw_me 絵:mw_me
加筆︰イワナ
水面に影が落ちた瞬間、渓流の空気は緊張で張り詰める。
山女魚(ヤマメ)は「渓流の女王」と呼ばれるにふさわしい美しい渓流魚だ。
流れの緩む泡の切れ目で、わずかに生まれる水中の隙間(レーン)を見極めて静かに潜む。

ルアーが水面を叩く微かな音、あるいはラインのわずかな違和感すら見逃さない。
スプーンルアーが流芯に負けない自然な泳ぎに移ったその一瞬、瀬を叩いて躍り出るヤマメの姿は気高い。
だがその反面、人間と比べて超能力とも言えるような高い視力で違和感を見抜く。ヤマメは少しでも違和感を感じれば見向きもしない。
釣り人はヤマメの死角から、自然と同化するようにスプーンを送り込む。
一方、岩魚(イワナ)は源流の深い淵、大岩の陰や倒木の隙間に密かに潜んでいる。
ヤマメが「線の釣り」なら、イワナは狙いを定めた「点の釣り」だ。
暗がりの底から餌をじっと見つめ、ここぞという瞬間に一気に襲いかかる。
荒々しく力強い引きはまさに「源流の王者」。

しかし、一度ルアーを見破られたら、二度と姿を見せない狡猾さも併せ持つ。
釣り人は岩陰に身を隠し、時には膝をつき、針の穴を通すような正確さで、ライナーキャストする。
その瞬間、ロッドを介して手に伝わる「ガツン」という強烈な衝撃。
静かな渓流で繰り広げられる、魚と釣り人のプライドのぶつかり合いだ。
水が清らかであればあるほど、魚たちの感覚は研ぎ澄まされる。
竿先を介した一瞬の攻防に、釣り人は自然との深淵な対話を感じ取っている。
やがて夕暮れが近づき、谷あいに青い影が伸び始める。
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投稿を表示久しぶりの小説‥というか、釣り随筆!?投稿です。
今回、ちょっと変わった試みをしていまして、実は‥mw_meさんが所有するAIを活用した作品なのです。
大元の原文は、彼女がAIで起こしております。
それを元に彼女がwordで完成させ、渓流釣り経験のある自分が、加筆修正を加えております。
AIの活用に関しては、賛否あると思いますが、今回は、自分とmw姉さんの過去のやり取りを学習させたAI‥つまり、自分の釣り体験談を経験値として蓄えたAIが、文章を作成しているのです。
AIが出して来た文を最初に読んだ時は衝撃でした。恐らくは、自分もこう書くであろうイワナとヤマメ釣りの情景が、自分の経験とシンクロして、的確に書かれていたのですから。
AIの活用にあたって大切なのは、AIを知るという事‥活用する、教える、課題を与える先生次第で、AIの伸び代は変わって来るのかと思います。
仕事でも趣味でも、使う人次第で、新しい可能性を見いだせる‥と感じています。
今回は、序章、ヤマメの章、イワナの章、終章と四部構成になります。イラストは今までと毛色を変えた水彩画調ですね。
久しぶりにmw_meさんとの二人三脚‥
楽しみながら進めています。