TORQUEと秋 2
深まる森の記憶
連絡を終えて一歩を踏み出したものの、沢底から尾根道へ戻る登りは、想像以上に足腰にこたえた。先ほどの転落で打った右足の鈍い痛みが、冷えた山の空気の中でじわりと疼き始める。日暮れまでの時間も刻一刻と迫り、周囲の木立が落とす影は次第に長さを増し、秋の夕暮れの冷たさを帯びてきた。
そんな不安を打ち消すように、ポケットの中で再びTORQUEが小さく震えた。画面を確認すると、先ほど無事を伝えた仲間からの返信だった。「そっちは大丈夫か? すぐ合流地点に向かう」という文字とともに、現在地を共有するGPSのピンが正確に表示されている。どんよりとした谷の底で、そのデジタルな光は、どんな焚き火よりも心強い道しるべのように感じられた。
足元では、赤や黄色の落ち葉が風に舞い、季節の移ろいの早さを静かに物語っている。傷だらけになったスマートフォンは、ただ頑丈なだけではない。人間の弱さや過ちを受け止め、再び前を向くための確かな繋がりを、この過酷な自然の真ん中で守り抜いてくれたのだ。
見上げれば、夕闇に染まり始める空のグラデーションの向こうに、一番星が静かに瞬き始めている。私たちは傷を抱えながらも、確実に秋の深まりゆく山を越えていく。

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投稿を表示秋分の日を超えたので、ますます日が短くなります。
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投稿を表示明日、TORQUEと一緒に山に入ります。
雨ならTORQUEと一緒に引き返します😺👍️💦
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投稿を表示秋は確実に深まっていますね😃
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投稿を表示過酷な自然環境に立ち向かう👍
TORQUE最強👍🥂