TORQUEトーク

2026/09/26 18:15

TORQUEと秋  5


季節の深まりとともに

週末を迎えた街の公園では、銀杏並木が一斉に黄金色のドレスを纏い、冷たい秋風に揺られてカサカサと乾いた音を立てていた。あの山行から数週間が経ち、右足の鈍い痛みもすっかり消えて、日常のペースを取り戻している。けれど、季節はさらに歩みを進め、朝晩の冷え込みは冬の足音をかすかに感じさせるほどになっていた。

ベンチに腰掛け、コーヒーを片手にポケットからTORQUEを取り出す。相変わらずゴツゴツとした無骨な手触りと、バンパーに刻まれたあの日の傷跡が指先に心地よい。ただの通信機器という枠を超えて、あの秋の森の匂いや、冷たい沢の水、そして仲間と交わした言葉のすべてを記憶している小さな聖域のようだった。

画面をタップすると、週末に計画している新しいルートの地図が広がる。今度はもう少し深い山、初雪が舞うかもしれない標高の高い場所だ。周囲の人は「そんな頑丈すぎるスマホ、街中では持て余すだろう」と笑うかもしれない。しかし、この傷だらけの相棒を知る自分には、これ以上の選択肢など考えられなかった。

ふと空を見上げると、季節外れの温かな木漏れ日が黄金色の葉の隙間から柔らかく降り注いでいた。私たちはそれぞれの場所で、それぞれの季節を生きている。ポケットの中で静かに息をするタフな温もりを感じながら、次の冒険へと向かう胸の高鳴りを、そっと確かめるのだった。


2件のコメント (新着順)
KKB
2026/09/27 19:36

傷まみれのフレーム👍
深みのあるTORQUE👍
ほっとひと時🍻🍺🥂🥃🦸

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退会したユーザー
2026/09/26 20:05

ゴツいですが何か❓️
そうです。TORQUEを使う人にしか分からない感覚というものがあるのです😺👍️
そして女性が細い指でTORQUEを使ってるのを見ると興奮‥
いや💦、この人は自分を持ってる‼️と思うのである💥😺👍️💦