こんにちは🌞🌸☕

前編・中編と書き進めてきました『少女終末旅行』も、今回が最後となりました。

前回投稿した中編には、ほとんどコメントはいただけませんでした…😭🌷

ですが、後編を書かないわけにはいきませんので、今回も公開しまーす🌷

前編では少女二人が旅をするのに乗っている『ケッテンクラート』について主に書きました🚙

中編では作品の中で登場する人物と謎の生物を紹介しました😽

今回の後編ではいよいよ旅の結末を書こうと思いますが、この作品を読んだり観たりする予定のかたは、ネタバレになってしまいますのでココから先は読み進まないほうが良いと思います💦

二人を乗せて旅をしている『ケッテンクラート』は、途中で壊れて修理不能になります（前編参照）。

それでも二人は、階層世界の最上階を目指し、徒歩で旅を続けます。

廃墟のようなってしまった世界を管理しているコンピューターに「自分を停止して欲しい…」と頼まれたりもします。

私には詳しい事は分かりませんがぁ…最近よく聞く「AI」なんかも、意思を持つようになるのかな？

階層世界の最上階を目指し、荷物を背負った二人は徒歩で暗闇の中、階段を上り続けます。

………。。。

水も食物も燃料も全てを使い果たし、ようやく辿り着いた階層世界の最上階には…。

………。。。

「　…えっ…最上階には…何も…無い…の…？　」

今まで上空を見上げれば、必ず上層界の地盤が見えていましたが、最上階の上には何も無い…。

これは当然と言えば当然で、普通に考えれば当たり前の事なのですが。

石板のようなものが、ポツンと一つだけありますが…😰

私はSF作品のマニアではありません。「終末世界」を描いた作品を数多く知っているわけではありませんが、こんな結末は割と多いのかもしれませんね(~_~;)

そして…。

何も無かった最上階で、二人の少女うちの一人「チト」が、泣きながら言い放つセリフ、

「…ねぇ、私たちこれで正しかったのかな」。

「わかんないよ。どうするのがよかったのかも。どうしてこんな世界に二人っきりなのかも…」

とこたえる、もう一人の少女「ユーリ」…。

ですが…。

上空を遮るものが何も無い最上階ですから、星空が素晴らしく綺麗に見えます。

「　生きるのは最高だったよね…うん。 」

結局は二人は「旅」を通して「生きること」は最高だったんだと結論づけます。

「 　とりあえず食べて…少し寝て…それから考えよう。」

少女二人が並んで眠りにつく最後のシーン。ここが私は一番好きかも。

最上界に辿り着つくという旅の目的を果たした少女二人は、今はとりあえず眠ることにして、この物語はラストを迎えます。

ここまで来るうちに全ての資源を使い果たしておりますから、もぅ二人に未来はありません。

一般常識で考えれば、このままこの何も無い最上界で、最後を迎えるしかありません。

ですが、少女二人はパニックに陥ることもなく、穏やかな寝顔で物語は終わります。

この作品はとても人気があったようで、ネット上にはこの作品のラストシーンを考察したブログや動画がたくさんありました。

それだけ奥が深いというか、あえて読者の解釈にまかせていると言うかぁ…ｳｰﾑ

なんかチョッとこの感じってぇ…。

自分が納得できる解釈で自己満足してるのが一番良い『新世紀エヴァンゲリオン』チックな盛り上がりを狙っていると感じるのは、私だけかなぁ…？

…まぁ…いろいろと「語れる作品」なのは間違い無いけど(＠_＠;)

『公式アンソロジーコミック』として２冊、漫画コミックの最終話後の展開を予測した、二次作品もたくさんあるようです。

やはりそれだけ、読み手の想像力をかき立てるのに成功しているのでしょう(ΦωΦ)

ちなみに、『少女終末旅行』を書かれた「つくみず」先生の次の作品に『シメジ シミュレーション』というのがあるみたいです。

その漫画のヒロインが、これまた中高生くらいの年齢の少女二人…ムムムッ！

そして、『少女終末旅行』の二人「チトとユーリ」が、『シメジ シュミレーション』の中に登場しているようです。

あれっ『ヌコ』も…？。

漫画の中で「ユーリ」が抱かえているのは、謎の生物『ヌコ』の現代版としての「猫」ちゃん？

この2つの漫画の世界は、何らかの理由で繋がっているのでしょうか？？？

この事についても、たくさんのかたが考察とされているようですね。

「その作品の世界観にドップリ浸かれる漫画が好きっ！」というかたには、「つくみず」先生の２作品はとても楽しめそうです。

私としては、個人的に好きな漫画『路傍のフジイ』と同じで「少女終末旅行」も、読んだ者同士がお互いに感想を語り合えるタイプの作品だと思います。

…。

でもねぇ…えぇっとぉ…たぶんなんですがぁ…(~_~;)

三回に分けて投稿したこの作品の紹介記事は、会員様にはあまり好まれなかったかもしれません…😭✨🌿

最後まで読んで下さった皆様(が、もしいたら…)。

どうもありがとうございました🥰❤️🌷😸❤️🌷